セルクナム族
パタゴニアの先住民族
セルクナム族(セルクナムぞく、Selk'nam)とは、ティエラ・デル・フエゴ諸島を含むチリ及び、アルゼンチン南部のパタゴニア地域において居住していた民族。オナ族、オーナ族 (Ona)とも呼ばれる。
概要
編集南米最後の先住民族(インディオ)の一つで、チョン小語族に属するセルクナム語を使用した。19世紀末にチリ・アルゼンチン両国政府がティエラ・デル・フエゴの探索と領有を進めた結果、絶滅に追い込まれた。
元々南米大陸を先住の地としていたが、マゼラン海峡をカヌーにより縦横断し[1]ティエラ・デル・フエゴ北部に住み着いた[2]と考えられている。
脚注
編集参考文献
編集- Luis Alberto Borrero, Los Selk'nam (Onas), Galerna, Buenos Aires 2007.
- Lucas Bridges, Uttermost Part of the Earth, London 1948.