セプテンバー (EW&Fの曲)
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの楽曲
「セプテンバー」(September)は、アメリカ合衆国のバンドであるアース・ウィンド・アンド・ファイアーの楽曲。1978年11月18日に コロムビア・レコードからシングル盤として発売された。アメリカ合衆国の『ビルボード』誌では、1979年2月10日に週間ランキング最高位の第8位を記録。全英チャート3位[2]。『ビルボード』誌1979年度年間ランキングは第80位。
「セプテンバー」 | ||||||||||||||||
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アース・ウィンド・アンド・ファイアー の シングル | ||||||||||||||||
初出アルバム『ベスト・オブ・EW & F VOL.1』 | ||||||||||||||||
B面 | キャント・ハイド・ラヴ | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | |||||||||||||||
ジャンル | ||||||||||||||||
時間 | ||||||||||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | |||||||||||||||
作詞・作曲 | ||||||||||||||||
プロデュース |
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ゴールドディスク | ||||||||||||||||
後述を参照 | ||||||||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||||||||
後述を参照 | ||||||||||||||||
アース・ウィンド・アンド・ファイアー シングル 年表 | ||||||||||||||||
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「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」(2021年版)において第65位に挙げられている[3]。
解説
編集アース・ウィンド・アンド・ファイアーのメンバーであるモーリス・ホワイトとアル・マッケイおよびアリー・ウィリスの共作。アリーは、同バンドの1979年のアルバム『黙示録』でもソングライターとして関わっている。歌詞は、12月のクリスマスの時に9月のことを思い出す内容になっている[4]。
1999年には、リミックス・ヴァージョンの「セプテンバー'99」も発表された。
2014年に発表されたクリスマス・アルバム『ホリデイ』には、本作を基にした楽曲「ディセンバー」が収録された。モーリス・ホワイトの部分はそのままに、新しいヴォーカリストによって生まれ変わった[5]。
メディアなどでの楽曲使用
編集- 読売ジャイアンツ監督の阿部慎之助の現役時代に打席登場曲に使われており、監督になってからもテーマソングのように用いられている[6]。また、2013年にEW&Fが出したアルバム「フォーエヴァー」のデラックス・エディションに付くスペシャルディスク「自分のお気に入りのEW&Fの一曲」を選曲するEW&Fファンの有名人や音楽家の日本代表として阿部が選ばれ、セプテンバーを選曲し、後日東京ドームでバンドメンバーと対面している[7]。
- 2002年、日本のテレビドラマ『続・平成夫婦茶碗』の主題歌に採用された[要出典]。
- 2003年、GAPのコマーシャルソングとして使用された[8]。
- 2006年、アメリカ映画『バベル』のサウンドトラックで使用された[9]。
- 2021年、サントリー「クラフトボス」のCMソングで使用[要出典]。
- 映画『ナイト ミュージアム』と『ラストベガス』のエンディング、『最強のふたり』のオープニングで使用された[要出典]。
- 2024年に公開された映画『ロボット・ドリームズ』では挿入歌として使用。パブロ・ベルヘル監督が映画制作時に「セプテンバー」という言葉からこの曲を連想し、歌詞も内容に合っていた事から挿入歌としての使用を決めた[10]。
クレジット
編集- アース・ウィンド・アンド・ファイアー
-
- モーリス・ホワイト – リード・ボーカル、バックグラウンド・ボーカル、プロデュース
- フィリップ・ベイリー – リード・ボーカル、バックグラウンド・ボーカル、コンガ
- ヴァーダイン・ホワイト – バックグラウンド・ボーカル、ベース
- ジョニー・グラハム – ギター
- アル・マッケイ – バックグラウンド・ボーカル、エレクトリック・ギター
- ラリー・ダン – キーボード
- ラルフ・ジョンソン – ドラム、パーカッション
- フレッド・ホワイト – ドラム
- ラムリー・マイケル・デイヴィス – トランペット
- マイケル・ハリス – トランペット
- ルイス・サターフィールド – トロンボーン
- アンドリュー・ウールフォーク – ソプラノ・サクソフォーン
- レコーディング・スタッフ
-
- チャールズ・ステップニー – 編曲、プロデュース
チャート成績
編集週間チャート
編集チャート (1978年 - 1979年) | 最高位 |
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オーストラリア (Kent Music Report)[13] | 12 |
ベルギー (Ultratop 50 Flanders)[14] | 19 |
カナダ (Canadian Recording Association)[15] | 12 |
カナダ トップ シングルス (RPM)[16] | 10 |
カナダ ダンス/アーバン (RPM)[17] | 14 |
フィンランド (Suomen virallinen lista)[18] | 13 |
フランス (IFOP)[19] | 6 |
アイルランド (IRMA)[20] | 8 |
日本 (オリコン)[21] | 39 |
オランダ (Dutch Top 40)[22] | 18 |
オランダ (Single Top 100)[23] | 19 |
ニュージーランド (Recorded Music NZ)[24] | 12 |
ノルウェー (VG-lista)[25] | 6 |
スウェーデン (Sverigetopplistan)[26] | 13 |
UK シングルス (OCC)[2] | 3 |
US Billboard Hot 100[27] | 8 |
US Adult Contemporary (Billboard)[28] | 41 |
US Hot Soul Singles (Billboard)[29] | 1 |
US Cash Box Top 100[30] | 6 |
西ドイツ (GfK Entertainment charts)[31] | 20 |
チャート (2011年) | 最高位 |
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日本 (Japan Hot 100)[32] | 34 |
チャート (2020年 - 2021年) | 最高位 |
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US Global 200 (Billboard)[33] | 102 |
認定
編集国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
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オーストラリア (ARIA)[39] | 8× Platinum | 560,000 |
デンマーク (IFPI Danmark)[40] | Platinum | 90,000 |
ドイツ (BVMI)[41] | Platinum | 500,000 |
イタリア (FIMI)[42] | Platinum | 50,000 |
日本 (RIAJ)[43] 着うたフル |
Gold | 100,000* |
メキシコ (AMPROFON)[44] | 3× Platinum+Gold | 210,000 |
イギリス (BPI)[45] | 3× Platinum | 1,800,000 |
アメリカ合衆国 (RIAA)[46] フィジカルリリース |
Gold | 1,000,000^ |
アメリカ合衆国 (RIAA)[47] | 6× Platinum | 6,000,000 |
* 認定のみに基づく売上数 |
カバー
編集- 1996年にブラスプラスがデビューアルバム『La・La・La』の中で、「Party Night(September)」というタイトル・濱田マリによる日本語詞にてカバー。
- 1997年に三井桜子がモーリス・ホワイトのプロデュースとアース・ウィンド・アンド・ファイアーと八神純子のバックによる日本語詞のカバーをリリース。
- 1998年に熱帯JAZZ楽団がカバーを含む『熱帯JAZZ楽団II 〜September〜』をリリース。
- 2000年にダンス☆マンが日本語詞のカバー曲「接吻のテーマ」をリリース。
- 2004年に土岐麻子がソロデビューアルバム『STANDARDS 〜土岐麻子ジャズを歌う〜』でカバー。
- 2007年にSoweluが「キリン カクテル・スパークル」コマーシャルソングとしてカバー。
- 2009年に小泉ニロがアルバム『Bossa@NILO 〜Goodies〜』でカバー。
- 2013年にJAY'EDがカバーアルバム『JAY'EDISCO』でカバー。
- 2017年にEXILE THE SECONDがシングル『SUPER FLY』でカバー。
- 2017年にLittle Glee Monsterがシングル『だから、ひとりじゃない』でカバー。
ビデオゲームでの使用例
編集- 音楽ゲームでも多数使われている。下記列記ゲームはカヴァーヴァージョンも含まれる。
日本国内
編集欧米
編集- 任天堂:「ドンキーコンガ」(ヨーロッパ版)や「Elite Beat Agents」(「押忍!闘え!応援団」の日本国外版)
- ナムコ:「Taiko Drum Master」(「太鼓の達人」のアメリカ版、後に日本国内向けに発売されたバージョンにも収録。)
- コナミ:「Dance Dance Revolution UNIVERSE」(Xbox 360、日本未発売)
- コナミ:「jukebeat」(「jubeat plusの日本国外版」)
脚注
編集- ^ Bailey, Trenton (2022). Do You Remember?: Celebrating Fifty Years of Earth, Wind & Fire. Unviersity Press of Mississippi. p. 62. ISBN 978-1-496-84314-2
- ^ a b "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2024年6月10日閲覧。
- ^ “The 500 Greatest Songs of All Time” (英語). Rolling Stone (2021年9月15日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ "【Earth, Wind & Fire】「セプテンバー」は9月の歌じゃない? イメージと違う楽曲たち". CDJournal リサーチ. シーディージャーナル. 2022年9月30日. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "EW&F初のクリスマス・アルバムをリリース決定。 日本の「雪やこんこ」や、大ヒット曲「セプテンバー」にインスパイアーされた「ディセンバー」を収録! | アース・ウインド & ファイアー". ソニーミュージックオフィシャルサイト. 2 October 2014. 2024年6月10日閲覧。
- ^ 【巨人】4年ぶりV阿部巨人テーマ曲「セプテンバー」 野球人にとって「9月」とはどんな時期か 日刊スポーツ2024年9月29日4時45分
- ^ アース・ウインド&ファイアーの8年ぶりの新作は、 ジャイアンツ・阿部慎之助選手も参加したスペシャル・ディスク付き!株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 2013年8月14日
- ^ CDJournal.com リサーチ
- ^ Babel(2006)-Soundtracks-(IMDb)
- ^ 映画.com
- ^ White, Adam; Bronson, Fred (1993). The Billboard Book of Number One Rhythm & Blues Hits. illboard Books. p. 250. ISBN 9780823082858
- ^ The Best of Earth, Wind & Fire, Vol. 1 (liner notes). American Record Corporation. 23 November 1978.
- ^ a b "Kent Music Report No 288 – 31 December 1979 > National Top 100 Singles for 1979". Kent Music Report. Imgur.comより2024年6月10日閲覧。
- ^ "Ultratop.be – Earth, Wind & Fire – September" (in Dutch). Ultratop 50. 2024年6月10日閲覧。
- ^ “Billboard Hits of the World”. Billboard (Nielsen Business Media, Inc.) 91 (10): 90. (March 10, 1979). ISSN 0006-2510.
- ^ "Top RPM Singles: Issue 0103a". RPM. Library and Archives Canada. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Top RPM Dance/Urban: Issue 4507". RPM. Library and Archives Canada. 2024年6月10日閲覧。
- ^ Pennanen, Timo (2021). “Earth, Wind & Fire” (フィンランド語). Sisältää hitin – 2. laitos Levyt ja esittäjät Suomen musiikkilistoilla 1.1.1960–30.6.2021. Helsinki: Kustannusosakeyhtiö Otava. p. 69
- ^ "Toutes les Chansons N° 1 des Années 70" (フランス語). InfoDisc. 2 March 1979. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "The Irish Charts – Search Results – September". Irish Singles Chart. Retrieved 2024-06-10.
- ^ "アース・ウィンド&ファイアーのシングル売上TOP4作品". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Nederlandse Top 40 – week 4, 1979" (in Dutch). Dutch Top 40 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Dutchcharts.nl – Earth, Wind & Fire – September" (in Dutch). Single Top 100. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Charts.org.nz – Earth, Wind & Fire – September". Top 40 Singles. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Norwegiancharts.com – Earth, Wind & Fire – September". VG-lista. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Swedishcharts.com – Earth, Wind & Fire – September". Singles Top 100. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Billboard Hot 100 (Week of February 10, 1979)". Billboard. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Earth, Wind & Fire Chart History (Adult Contemporary)". Billboard. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Earth, Wind & Fire Chart History (Hot R&B/Hip-Hop Songs)". Billboard. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Cash Box Top 100 1/27/79". tropicalglen.com. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Offiziellecharts.de – Earth, Wind & Fire – September". GfK Entertainment charts. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Billboard Japan Hot 100 | Charts". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2011年9月7日. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Earth, Wind & Fire Chart History (Billboard Global 200)". Billboard. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "1979 Top 200 Singles". RPM. Library and Archives Canada. 2024年6月10日閲覧。
- ^ “Top 100 Singles of 1979”. Record Mirror (London: Spotlight Publications): 30. (January 5, 1980) .
- ^ "Hot 100 Songs - Year-End". Billboard. 2021年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月10日閲覧。
- ^ "Hot R&B/Hip-Hop Songs - Year-End". Billboard. 2021年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月10日閲覧。
- ^ "Cash Box Year-End Charts: Top 100 Pop Singles, December 29, 1979". 2014年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月10日閲覧。
- ^ "ARIA Charts – Accreditations – 2023 Singles" (PDF). Australian Recording Industry Association. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "Danish single certifications – Earth, Wind & Fire – September". IFPI Danmark. 2024年6月10日閲覧。 Click on næste to go to page 7866 if certification from official website
- ^ "Gold-/Platin-Datenbank (Earth, Wind & Fire; 'September')" (German). Bundesverband Musikindustrie. 2024年6月10日閲覧。
- ^ “Italian single certifications – Earth, Wind & Fire – September” (Italian). Federazione Industria Musicale Italiana. 2024年6月10日閲覧。
- ^ 田口幸太郎「GOLD DISC 2013年4月度」『The Record』第643巻2013年6月号、日本レコード協会、東京都港区、2013年6月12日、14頁。
- ^ "Certificaciones – Earth Wind & Fire" (Spanish). Asociación Mexicana de Productores de Fonogramas y Videogramas. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "British single certifications – Earth, Wind & Fire – September". British Phonographic Industry. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "American single certifications – Earth, Wind & Fire – September". Recording Industry Association of America. 2024年6月10日閲覧。
- ^ "American single certifications – Earth, Wind & Fire – September". Recording Industry Association of America. 2024年6月10日閲覧。