セカンド・ハウス (映画)
『セカンド・ハウス』(El campo)は2011年のアルゼンチン・イタリア・フランス合作の心理サスペンス[1]映画。2011年9月のレイキャヴィーク国際映画祭で初上映された[2]。日本では劇場未公開だが、2013年12月15日にWOWOWで放送された[3]。
セカンド・ハウス | |
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El campo | |
監督 | エルナン・ベロン |
脚本 |
エルナン・ベロン バレリア・ラディボ |
製作 |
ジョルジオ・マグリウロ ルシアーノ・ステラ ジョアンナ・ダレッシオ ティエリー・ルヌーヴェル |
出演者 |
ドロレス・フォンシ レオナルド・スバラグリア |
音楽 |
アントニオ・フレッサ ルイージ・シャルドネ |
撮影 | ギレルモ・ニエト |
編集 | ナタリー・クリスティアーニ |
製作会社 |
Bastiana Films Skydancers Cinecittà Luce Bedoble Ciné-Sud Promotion Zona Audiovisual |
配給 |
Primer Plano Film Group Bodega Films Cinecittà Luce |
公開 |
2012年5月3日 2012年6月13日 2012年8月31日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 |
アルゼンチン イタリア フランス |
言語 | スペイン語 |
ストーリー
編集サンチャゴとエリサの夫婦は、都会の喧噪を逃れて田舎のセカンドハウス(別荘)に赤ん坊の娘マティを連れてやって来る。サンチャゴは5年も空き家だった廃屋同然の家を改装することに嬉々としているが、エリサは暗く不気味な家の雰囲気に嫌悪感を抱く。そんなエリサの気持ちを「気のせい」として真剣に取り合わないサンチャゴにエリサは苛立ちを覚えるようになり、管理人の老女オデシアの親切も余計なお節介と感じてしまう。2人目の子供やエリサの仕事復帰のことなど、かねてより考えに違いのあったサンチャゴとエリサの関係は些細なすれ違いの積み重ねにより険悪なものとなって行き、遂には修復不可能なものとなる。そんな精神的に疲れ切ったエリサをオデシアは優しく受け止める。
ある朝、虫の知らせで目が覚めたエリサがオデシアのもとを訪ねると、彼女は家族に見守られる中、既に亡くなっていた。ショックを受けたエリサは涙する。
エリサとサンチャゴは荷物をまとめてセカンドハウスを車で後にする。エリサはかつてオデシアがマティにあげようとしていた子犬(ブエノスアイレスの家がマンションでペットが飼えないことからエリサが断わっていた)を抱きかかえて後部座席にマティと座っている。車を運転するサンチャゴは涙ぐみ、車を路肩に止める。そんなサンチャゴをエリサは冷静に慰める。
キャスト
編集- エリサ - ドロレス・フォンシ
- サンチャゴ - レオナルド・スバラグリア: エリサの夫。
- マティルダ(マティ) - マティルダ・マンサーノ: サンチャゴとエリサの娘。
- オデシア - ポチ・デュカス: 管理人の老女。
- アルベルト - フアン・ビジェガス: オデシアの家族。サンチャゴを猟に誘う。
参考文献
編集- ^ “セカンド・ハウス”. WOWOW. 2013年12月16日閲覧。
- ^ “RIFF kynnir keppnisflokkinn Vitranir 2011” (アイスランド語). Reykjavík International Film Festival. 2013年12月16日閲覧。
- ^ “2013年12月 月間番組表” (PDF). WOWOW. 2013年12月16日閲覧。