スモーキーヒルチョーク: Smoky Hill Chalk)は、白亜紀後期の化石が豊富な地層である。北アメリカ西部内陸海路に由来する保存状態の良い生物の標本で知られている[1]

スミソニアン博物館に所蔵されたトクソケリス
1876年に発見されたプテラノドンの頭骨化石

スモーキーヒルチョークはアメリカ合衆国カンザス州ネブラスカ州南東部の一部に露頭する。主に産出する化石としてはプレシオサウルスモササウルスといった海生爬虫類、シファクティヌスパキリゾドゥスのような大型魚、ヘスペロルニスなど非飛翔性の海鳥プテラノドンカメが挙げられる。標本の多くは化石収集家チャールズ・H・スターンバーグと彼の息子ジョージが収集している。有名な例ではギリクス・アルクアトゥスを体内に含んだシファクティヌス・アウダクスの骨格がジョージの収集した骨格の一例である。シファクティヌス・アウダクスの別の優れた標本は19世紀後半化石戦争の最中にエドワード・ドリンカー・コープが収集している[2]

出典

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  1. ^ Bottjer, David J.; Etter, Walter; Hagadorn, James W. et al., eds (2002). Exceptional Fossil Preservation: a unique View on the evolution of marine life. Columbia University Press. ISBN 0231102550 
  2. ^ Schwimmer, David R. (2002). King of the Crocodylians: the paleobiology of Deinosuchus. Indiana University Press. ISBN 025334087X