スペンサー・キーブーム

アメリカの野球選手 (1991 - )

スペンサー・ジョン・キーブームSpencer John Kieboom, 1991年3月16日 - )は、 アメリカ合衆国サウスカロライナ州チャールストン郡マウントプレザント出身の元プロ野球選手捕手一塁手)。右投右打。愛称はブーマーBoomer[1]

スペンサー・キーブーム
Spencer Kieboom
ワシントン・ナショナルズでの現役時代
(2018年7月13日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 サウスカロライナ州チャールストン郡マウントプレザント
生年月日 (1991-03-16) 1991年3月16日(33歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手一塁手
プロ入り 2012年 MLBドラフト5巡目
初出場 2016年10月2日
最終出場 2018年9月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

6歳年下の弟に、同じくプロ野球選手(内野手)のカーター・キーブームがいる[2]

経歴

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2012年MLBドラフト5巡目(全体174位)でワシントン・ナショナルズから指名され[3]、プロ入り。契約後、傘下のA-級オーバーン・ダブルデイズでプロデビュー。41試合に出場して打率.258、20打点を記録した。

2013年は開幕前、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)オランダ代表として出場の予定だったが、トミー・ジョン手術を受けることになったため辞退した[4]。そのため、この年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズで4試合の出場にとどまった。

2014年はA級ヘイガーズタウン・サンズ英語版でプレーし、87試合に出場して打率.309、9本塁打、61打点、2盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。

2015年はA+級ポトマック・ナショナルズでプレーし、71試合に出場して打率.248、2本塁打、26打点、1盗塁を記録した。この年のオフもアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[5]

2016年、マイナーではAA級ハリスバーグ・セネターズでプレーし、94試合に出場して打率.230、5本塁打、31打点を記録した。9月27日にメジャー初昇格を果たすと[6]、10月2日のマイアミ・マーリンズ戦で8回裏に代打で登場してメジャーデビュー(結果は四球)[7]。この年メジャーでの出場はこの1試合のみだった。

2017年3月2日にジョー・ブラントンの加入に伴ってDFAとなり[8]、6日にマイナー契約となった[9]。この年はメジャーでの出場は無く、AA級ハリスバーグとAAA級シラキュース・チーフスでプレーし、2球団合計で66試合に出場して打率.250、5本塁打、25打点を記録した。

2018年は開幕からAAA級シラキュースでプレーしていたが、5月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。5月19日のロサンゼルス・ドジャース戦ではロス・ストリップリングからメジャー初安打を放ち[11]、9月11日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では初本塁打を放った[12]。最終的に52試合に出場して打率.232、2本塁打、13打点を記録した。

2019年レギュラーシーズン終了後の10月21日にマイナー契約となった後、24日にFAとなった[9]。その後、この年をもって現役引退した[13]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2016 WSH 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 ---- 1.000 ---- 1.000
2018 52 143 125 16 29 5 0 2 40 13 0 0 0 1 16 0 1 28 2 .232 .322 .320 .642
MLB:2年 53 144 125 17 29 5 0 2 40 13 0 0 0 1 17 0 1 28 2 .232 .326 .320 .646

年度別守備成績

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捕手(C) 一塁(1B) 三塁(3B)












































2018 WSH 49 297 21 3 2 .991 3 16 11 .041 3 4 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 .---
MLB 49 297 21 3 2 .991 3 16 11 .041 3 4 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 .---

背番号

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  • 64(2016年、2018年)

脚注

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  1. ^ Jamal Collier (2018年8月21日). “Nationals' nicknames for Players' Weekend” (英語). MLB.com. 2018年8月31日閲覧。
  2. ^ “NHSI: Walton (Ga.) infielder Carter Kieboom shows he's willing to wait for his opportunity”. USA Today High School Sports.com. (2016年3月24日). https://usatodayhss.com/2016/nhsi-walton-ga-infielder-carter-kieboom-shows-hes-willing-to-wait-for-his-opportunity 2018年8月31日閲覧。 
  3. ^ James Wagner (2015年2月13日). “An intriguing non-roster invitee: catching prospect Spencer Kieboom” (英語). The Washington Post. 2018年8月31日閲覧。
  4. ^ Bas Nooij to replace Spencer Kieboom on Dutch WBC Roster” (英語). Mister-Baseball.com (2013年2月13日). 2018年8月31日閲覧。
  5. ^ Chelsea Janes (2015年11月19日). “Nationals add three to 40-man roster ahead of Friday’s Rule 5 deadline” (英語). The Washington Post. 2018年8月31日閲覧。
  6. ^ Patrick Reddington (2016年9月27日). “Nationals call catcher Spencer Kieboom up to the majors after Wilson Ramos is injured” (英語). SB Nation. 2018年8月31日閲覧。
  7. ^ Miami Marlins at Washington Nationals Box Score, October 2, 2016” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年8月31日閲覧。
  8. ^ Jeff Todd (2017年3月2日). “Nationals Designate Spencer Kieboom, Announce Joe Blanton Signing” (英語). mlbtraderumors.com. 2018年8月31日閲覧。
  9. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2021年6月5日閲覧。
  10. ^ Jeff Todd (2018年5月11日). “Nationals Place Matt Wieters On DL, Select Contract Of Spencer Kieboom” (英語). MLB Trade Rumors. 2018年8月31日閲覧。
  11. ^ Jamal Collier (2018年5月19日). “Kieboom records first MLB hit in first start” (英語). MLB.com. 2018年8月31日閲覧。
  12. ^ Spencer Kieboom hits first homer in Nats' win”. MLB.com. 2019年2月14日閲覧。
  13. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2021』廣済堂出版、2021年、324頁頁。ISBN 978-4-331-52322-3 

関連項目

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外部リンク

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