スペクトラム・オブ・ザ・シーズ

クルーズ客船

スペクトラム・オブ・ザ・シーズ (MS Spectrum of the Seas)は、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航するクルーズ客船

スペクトラム・オブ・ザ・シーズ
スペクトラム・オブ・ザ・シーズ
(2019年6月)
基本情報
船種 クルーズ客船
クラス カジュアル
船籍 バハマの旗 バハマ ナッソー
所有者 ロイヤル・カリビアン・クルーズ英語版 (RCCL)
運用者 アメリカ合衆国の旗 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル
建造所 マイヤー・ヴェルフト (ドイツ)
母港 ナッソー
信号符字 C6DQ5
IMO番号 9778856
MMSI番号 311000749
経歴
発注 2015年6月12日
進水 2017年11月8日
竣工 2019年4月11日
就航 2019年4月18日
現況 運航中
要目
総トン数 16万9,379 トン[1]
全長 348 m[1]
全幅

41 m (喫水線)[1]

49.24 m (最大)[1]
喫水 8.8 m[1]
デッキ数 18 (旅客利用区画 16)[2]
機関方式 2 × ABBアジポッド XO スラスター (2 × 20.5 MW)
主機関 4 × 4694 馬力 ブルンボル製 FU115 バウスラスター
推進器 ディーゼル・エレクトリック方式
出力 2 × バルチラ製 12V46F (2 × 1万4,400 kW)[1]
最大出力 2 × バルチラ製 16V46F (2 × 1万9,200 kW)[1]
定格出力 2 × キャタピラー製 3516C HD (2 × 2,500 kW)[1]
航海速力 22.0 ノット
搭載人員 5,622 
旅客定員

4,246 人(2人部屋の単身利用)[2]

4,905 人(最大宿泊人数)[2]
その他 日本語版公式サイト
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概要

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クァンタム・ウルトラ・クラスの1番船[注釈 1]。 クァンタム・クラスの3隻と同様、スカイダイビングができるアイフライ、ノーススターのほかにVR技術を駆使したアトラクションが追加されている。

就航は2019年4月、グローバルオデッセイと称してバルセロナを出港、46泊の旅程で上海に入港した。同年6月3日、上海で命名式を挙行[3]

日本には就航間もない2019年6月大阪市天保山客船ターミナル[4]及び神戸市神戸ポートターミナル横浜港大黒ふ頭)へ寄港した。就航初年は上海を母港とし[5]クァンタム・オブ・ザ・シーズに代わるアジアラインのクルーズ客船として運用されていた。

なお、当初の計画では、2020年7月に開業予定の東京国際クルーズターミナルの入港第1船とされていたが[6]新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴う影響[7][注釈 2]により、実現しなかった[9]

姉妹船

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公式サイトではクアンタム・クラスとは別物として扱われているが、総トン数が近似していることからWikipediaでは同一クラスとして扱う。

脚注

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注釈

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  1. ^ 日本語版公式サイトにおいても「クァンタム・クラスをさらに進化」と表現されているが、他の3隻と総トン数がほぼ同じであるためwikipediaにおいては両者を同一クラスとして取り扱う。
    クラスとしてはMSCクルーズのメラヴィリア(en)、僚船でオアシスクラス (en) のシンフォニー・オブ・ザ・シーズ (en) に次ぐクルーズ客船第3(当時)の大きさ(英語)である。
  2. ^ 2020年6月に東京国際クルーズターミナルの開業延期が公式サイト上で正式発表されたことに伴い、当初公開されていた年内の入港予定もすべて削除された[8]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h "Spectrum of the Seas (36874)". DNV GL Vessel Register. Det Norske Veritas. 2019年6月20日閲覧 ノルウェーのセキュリティ企業は現在 Germanischer Lloyd (ドイツ) と合併、社名はDNV GL(英語)
  2. ^ a b c Spectrum of the Seas Fact Sheet (スペクトラム・オブ・ザ・シーズ データシート)” (英語). ロイヤル・カリビアン・インターナショナル. 17 February 2015閲覧。
  3. ^ Spectrum of the Seas Celebrates Inaugural Season in China (スペクトラム・オブ・ザ・シーズ号、就航記念を中国で祝う)” (英語). www.royalcaribbeanpresscenter.com. 2019年6月4日閲覧。
  4. ^ 大阪市_クルーズ客船入港情報(2019年6月)
  5. ^ スペクトラム・オブ・ザ・シーズ、母港の上海に到着で命名式”. 株式会社クルーズマンズ (2019年6月4日). 2019年6月20日閲覧。
  6. ^ 東京国際クルーズターミナルの開業日と第1船が決定”. 東京都 (2018年9月7日). 2019年5月30日閲覧。
  7. ^ 神戸ポートターミナル及び横浜港(大黒ふ頭)、大阪天保山客船ターミナルの寄港計画より
  8. ^ 開業予定の延期について”. 東京国際クルーズターミナル. 2020年6月22日閲覧。
  9. ^ “東京都、東京国際クルーズターミナル開業日を9月10日に決定。商船三井のにっぽん丸が停泊”. トラベルWatch. (2020年8月14日). https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1271041.html 2020年9月5日閲覧。 
  10. ^ オデッセイ・オブ・ザ・シーズ

外部リンク

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