BUTTERFLY EFFECT (ポルノグラフィティのアルバム)

ポルノグラフィティのアルバム
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BUTTERFLY EFFECT』(バタフライ エフェクト)は、ポルノグラフィティの11作目のオリジナルアルバムSME Recordsより2017年10月25日にリリースされた[3]

『BUTTERFLY EFFECT』
ポルノグラフィティスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POPロック
時間
レーベル SME Records
プロデュース 田村充義
チャート最高順位
ポルノグラフィティ アルバム 年表
  • BUTTERFLY EFFECT
  • (2017年)
『BUTTERFLY EFFECT』収録のシングル
  1. THE DAY
    リリース: 2016年5月25日
  2. LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ
    リリース: 2016年11月9日
  3. キング&クイーン/Montage
    リリース: 2017年9月6日
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概要

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前作『RHINOCEROS』から2年2か月ぶりのリリース[4]。2016年のヒットシングル「THE DAY」、本作のリードシングル「キング&クイーン」「Montage」など、全14曲が収録されている[5]

2017年夏にポルノグラフィティは『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』『MONSTER baSH』『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER』といった夏フェスに出演[6][7]。その際、自分たちに影響を受けて音楽を始めた若い世代のアーティストと交流を持ち、「自分たちの楽曲は小さな1粒の雨でしかないかもしれないが、それを絶えず生み出し降らせることで、また次の世代の楽曲の一助となってほしい」という思いを抱いたことから、「1匹の蝶の羽ばたきが、巡り巡って違う場所で嵐を引きおこす現象」を意味するバタフライ効果: butterfly effect)という言葉がアルバムタイトルに選ばれた[6][7]

本作のリリース前日(10月24日)には新橋SL広場でサプライズライヴを行い、本作収録の「キング&クイーン」「Working men blues」を披露した[8][9]

2017年11月から2018年4月にかけて、本作を引っ提げたホールツアー『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』が開催された[10]

リリース形態

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初回生産限定盤(2CDDVD)、通常盤(CD)の2形態でのリリース[7]

初回生産限定盤はCD2枚組となっており、DISC 2には初の台湾単独ライヴ『PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan』(2017年3月26日公演)のライヴ音源が収録されている[注釈 1][6]。付属DVDには同ライヴのドキュメント映像に加え、本作収録の既発曲から「LiAR」「真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」「Montage」のMVが収録されている[6]

収録曲

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DISC 1
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.THE DAY新藤晴一新藤晴一江口亮, Porno Graffitti
2.「Working men blues」新藤晴一岡野昭仁江口亮, Porno Graffitti
3.「君の愛読書がケルアックだった件」新藤晴一新藤晴一立崎優介, 田中ユウスケ, Porno Graffitti
4.「I believe」岡野昭仁岡野昭仁立崎優介, 田中ユウスケ, Porno Graffitti
5.LiAR新藤晴一新藤晴一tasuku, Porno Graffitti
6.「Fade away」岡野昭仁岡野昭仁江口亮, Porno Graffitti
7.「クリスマスのHide&Seek」岡野昭仁岡野昭仁江口亮, Porno Graffitti
8.「MICROWAVE」新藤晴一新藤晴一トオミヨウ, Porno Graffitti
9.「夜間飛行」新藤晴一新藤晴一宗本康兵, Porno Graffitti
10.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ岡野昭仁岡野昭仁江口亮, Porno Graffitti
11.「170828-29」新藤晴一新藤晴一tasuku, Porno Graffitti
12.Montage岡野昭仁新藤晴一篤志, Porno Graffitti
13.「スパイス」岡野昭仁岡野昭仁tasuku, Porno Graffitti
14.キング&クイーン岡野昭仁岡野昭仁立崎優介, 近藤隆史, 田中ユウスケ, Porno Graffitti
合計時間:

DISC 2 - SPECIAL LIVE IN TAIWAN 2017.3.26 @Legacy Taipei
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「-OPENING SE-」  
2.「THE DAY」  
3.今宵、月が見えずとも  
4.ヒトリノ夜  
5.「LiAR」  
6.サウダージ  
7.アポロ  
8.ヴォイス  
9.サボテン  
10.黄昏ロマンス  
11.愛が呼ぶほうへ  
12.ANGRY BIRD  
13.  
14.ハネウマライダー  
15.Mugen  
16.オー!リバル  
17.メリッサ  
合計時間:
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「"SPECIAL LIVE IN TAIWAN" DOCUMENTARY」  
2.「LiAR Video Clip  
3.「真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ Video Clip  
4.「Montage Video Clip  

楽曲解説

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  1. THE DAY
    • 43rdシングル。
  2. Working men blues
    Amazonオリジナルドラマシリーズ『チェイス 第1章』主題歌[11]
  3. 君の愛読書がケルアックだった件
    • 新藤がメロディから「キラキラ映画」を連想し、そのテーマ曲をイメージして書かれた曲[13]
    • タイトル内のケルアックとはジャック・ケルアックのこと。
    • 『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』では本楽曲の演奏前に架空の映画「君の愛読書がケルアックだった件」の予告映像が流された[14]。この映像がファンから好評だったため、「君の愛読書がケルアックだった件 THE MOVIE」が改めて制作され、同ツアーの映像作品に収録された[15]
  4. I believe
  5. LiAR
    • 44thシングル(両A面)の1曲目。
  6. Fade away
    • ヘヴィなミディアムチューン[16][17]
  7. クリスマスのHide&Seek
  8. MICROWAVE
    • AメロとBメロは元々別のものであったが歌詞のイメージと合わないとして作り直したという[10]
    • アレンジも複数のパターンがあったが、最終的には打ち込み主体のアレンジとなった[16]
  9. 夜間飛行
    • 2012、13年頃から存在する楽曲で、詞曲を手掛けた新藤曰く「満を持して」の音源化となった[13]
    • 『15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT"』ではオープニングナンバーとして披露された[14]
  10. 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ
    • 44thシングル(両A面)の2曲目。
  11. 170828-29
    • メロディ自体は以前からあったもので、2017年8月28日に「ミサイル」や「戦争」をテーマに歌詞が書かれた[10]。その時点での歌詞には「Jアラート」といったフレーズがあったが、歌入れを行った2017年8月29日に実際に北朝鮮がミサイルを発射したため、歌入れ前にリアルとは距離を置いた歌詞に書き換えられた[10]
    • タイトルは新藤曰く「北海道の上空をミサイルが飛んだことを受けてあたふたと歌詞を書いたわけではなく、実は前の日に書いてたんだよ」ということを強調している[10]
  12. Montage
    • 45thシングル(両A面)の2曲目。
  13. スパイス
  14. キング&クイーン
    • 45thシングル(両A面)の1曲目。
    • 既発曲がアルバムの最終曲に収録されたのは1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』以来で、シングル曲が収録されたのは本作が初めてである。

演奏参加

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収録ライヴ映像作品

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Working men blues
君の愛読書がケルアックだった件
  • 15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018
Fade away
クリスマスのHide&Seek
  • 15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018
MICROWAVE
  • 15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018
夜間飛行
  • 15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018
170828-29
  • 15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018

脚注

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注釈

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  1. ^ ライヴ本編で披露した「ミュージック・アワー」、アンコールで披露した「Song for you」「アゲハ蝶」「ジレンマ」、Wアンコールで披露した「Century Lovers」「ミュージック・アワー」は未収録となっている。
    また、ライヴ映像作品『PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan』には3月25日公演の模様の他、特典映像として26日公演の「Century Lovers」「ミュージック・アワー」のライヴ映像が収録された。
  2. ^ 付属CDにはライヴ音源を収録。

出典

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  1. ^ BUTTERFLY EFFECT<通常盤> - TOWER RECORDS ONLINE.
  2. ^ BUTTERFLY EFFECT(初回生産限定盤)|ポルノグラフィティ”. ORICON NEWS. オリコン. 2017年11月1日閲覧。
  3. ^ “ポルノグラフィティ、10月に11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」発表”. 音楽ナタリー. (2017年9月12日). https://natalie.mu/music/news/248433 2017年10月26日閲覧。 
  4. ^ ポルノグラフィティ特集|ソロインタビューで浮き彫りにする「BUTTERFLY EFFECT」が生まれた理由 (1/5) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー (2017年10月26日). 2017年10月26日閲覧。
  5. ^ ポルノグラフィティ、ニュー・アルバム『BUTTERFLY EFFECT』10月25日発売 - TOWER RECORDS ONLINE”. TOWER RECORDS ONLINE (2017年10月26日). 2017年10月26日閲覧。
  6. ^ a b c d ポルノグラフィティ、10月に11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」発表 - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー (2017年10月26日). 2017年10月26日閲覧。
  7. ^ a b c ポルノグラフィティ 『BUTTERFLY EFFECT』 次世代への一助となるべく名付けられた11枚目のオリジナル作”. Mikiki (2017年10月24日). 2017年10月27日閲覧。
  8. ^ ポルノグラフィティ 新橋駅前でサプライズライブ 働く人々応援「これを伝えたくてここに参りました」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2023年1月12日閲覧。
  9. ^ ポルノグラフィティ、新橋SL広場でサプライズライブ。働く人たちへのブルースを熱唱”. rockinon.com. 2021年5月8日閲覧。
  10. ^ a b c d e ポルノグラフィティ特集|ソロインタビューで浮き彫りにする「BUTTERFLY EFFECT」が生まれた理由 (5/5) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー. 2018年1月3日閲覧。
  11. ^ “ポルノグラフィティ、大谷亮平×本田翼W主演サスペンスに“Blues”書き下ろし”. 音楽ナタリー. (2017年10月24日). https://natalie.mu/music/news/253886 2017年10月28日閲覧。 
  12. ^ ポルノグラフィティ、吉田沙保里&オカダ・カズチカ出演の「Working men blues」MVを公開 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2022年3月7日閲覧。
  13. ^ a b ポルノグラフィティ特集|ソロインタビューで浮き彫りにする「BUTTERFLY EFFECT」が生まれた理由 (4/5) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー. 2018年1月3日閲覧。
  14. ^ a b 15thライヴサーキット “BUTTERFLY EFFECT” Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018SME Records、2018年9月5日。
  15. ^ ポルノグラフィティPORNOGRAFFITTI 「15thライヴサーキット “BUTTERFLY EFFECT” Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018」トレーラー映像”. YouTube(2018年9月3日). 2022年3月7日閲覧。
  16. ^ a b ポルノグラフィティ特集|ソロインタビューで浮き彫りにする「BUTTERFLY EFFECT」が生まれた理由 (3/5) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー”. 音楽ナタリー. 2018年3月28日閲覧。
  17. ^ Inc, Natasha. “【ライブレポート】ポルノグラフィティ3年ぶり全国ツアーでレア曲に魂注入、未発表曲もパフォーマンス(写真9枚)”. 音楽ナタリー. 2022年3月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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