スティーヴン・コールドウェル
スティーヴン・コールドウェル(Steven Caldwell, 1980年9月12日 - )は、スコットランド・スターリング出身の元サッカー選手。元スコットランド代表。ポジションはディフェンダー。
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バーミンガム・シティFCでのコールドウェル (2012年) | ||||||
名前 | ||||||
ラテン文字 | Steven Caldwell | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | スコットランド | |||||
生年月日 | 1980年9月12日(44歳) | |||||
出身地 | スターリング | |||||
身長 | 180cm | |||||
体重 | 72kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | DF | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
-1997 | ニューカッスル・ユナイテッド | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
1997-2004 | ニューカッスル・ユナイテッド | 28 | (1) | |||
2001 | → ブラックプール (loan) | 6 | (0) | |||
2001-2002 | → ブラッドフォード・シティ (loan) | 5 | (0) | |||
2002 | → ブラッドフォード・シティ (loan) | 4 | (0) | |||
2004 | → リーズ・ユナイテッド (loan) | 13 | (1) | |||
2004-2007 | サンダーランド | 76 | (4) | |||
2007-2010 | バーンリー | 104 | (5) | |||
2010-2011 | ウィガン・アスレティック | 10 | (0) | |||
2011-2013 | バーミンガム・シティ | 77 | (1) | |||
2013 | → トロント (loan) | 6 | (0) | |||
2013-2015 | トロント | 40 | (1) | |||
代表歴 | ||||||
2001-2011 | スコットランド | 12 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2015年3月16日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
スコットランド出身ながらも、ニューカッスル・ユナイテッドFC、ブラックプールFC、ブラッドフォード・シティAFC、リーズ・ユナイテッドAFC、サンダーランドAFC、バーンリーFC、ウィガン・アスレティックFC、バーミンガム・シティFCといったイングランドのリーグにおいてトップから3部までのクラブでプレーし、また、300試合以上に出場した。スコットランド代表としては、2001年から2011年までの10年間で12試合に出場。
経歴
編集クラブ
編集ニューカッスル
編集スコットランドのスターリングにて生まれ、弟のガリーと共に プレミアリーグ (イングランド1部)のニューカッスル・ユナイテッドFCでキャリアを始めた。2004年までに28試合に出場し、リーグカップのブラッドフォード・シティAFC戦[2]、リーグのウェストハム・ユナイテッドFC戦[3]で得点した。また、在籍中には、様々なクラブにへ期限付き移籍に出されており、最初のブラックプールFC時代において、フットボールリーグトロフィーのストーク・シティFC戦とブラッドフォード・シティ戦で得点し、ストーク・シティ戦がプロキャリア初得点だった[4]。ブラッドフォード・シティへの2度の期限付き移籍を経て、2004年にマイケル・ブリッジスとの入れ替わりの形で加入した[5]リーズ・ユナイテッドAFCでは、ブラックバーン・ローバーズFC戦 (2-1)において先制点を挙げて勝利に貢献[6]するなど降格の危機に喘ぐチームを救う為に奮闘したものの、最終的にチャンピオンシップ (2部)への降格を経験した。
サンダーランド
編集リーズ・ユナイテッドへの期限付き期間終了に伴い、保有元のニューカッスルに復帰した後、2004年6月7日にサンダーランドAFCに移籍した。ニューカッスルからライバル関係にあるサンダーランドへ移籍した選手としては、1997年のリー・クラーク以来となった[7]。サンダーランドでは、ギャリー・ブリーンと強固な守備を形成し、2005年4月23日のレスター・シティFC戦で決勝点を挙げ、プレミアリーグ復帰に貢献した[8]。しかし、その後は負傷に悩まされた影響から徐々に出場機会を失っていき、特にロイ・キーン監督の下ではシーズンの半分も起用されず[9]放出要員となり、サンダーランドは同じチャンピオンシップのバーンリーFCとコヴェントリー・シティFCからのオファーを受け入れた[10]。
バーンリー
編集2007年1月の移籍期限が終了する僅か9分前に移籍金40万ポンドでバーンリーFCと3年契約を締結する[11]。加入から程なくして主将に就任し、妥協しないタックルはファンから人気を集めたコールドウェルは、2008-09シーズンにおいて公式戦57試合に出場してチームの守備を支えプレミアリーグ昇格に大きく貢献しており、2009年5月にシェフィールド・ユナイテッドFCを破ってプレーオフを制して昇格が決定した際にはキャリア最高の瞬間と語った[12]。なお、2008年9月の本拠地でのプレストン・ノースエンドFC戦、2009年3月の敵地のプリマス・アーガイルFC戦のリーグ戦2試合で得点を挙げている。
プレミアリーグ昇格を果たした2009-10シーズンは、負傷に苦戦してシーズンを終了すると、2009年5月11日に契約満了によって100試合以上出場したバーンリーから退団することになった[13]。
ウィガン
編集2010年8月23日にウィガン・アスレティックFCと1年契約を締結。弟のガリーと久しぶりに再会し、1980年代のウォーレン (Warren)とウェイン (Wayne)のアスピノール (Aspinall)兄弟以来のウィガンでプレーする兄弟となった[14]。翌24日にリーグカップ2回戦のハートリプール・ユナイテッドFC戦 (3-0)において、90分フル出場で公式戦初出場、2010年10月16日に敵地セント・ジェームズ・パークで行われた古巣ニューカッスル戦 (2-2)でリーグ初出場を飾る。2010-11シーズン終了に伴い契約満了で退団した[15]。
バーミンガム
編集2011年7月7日、チャンピオンシップに降格したバーミンガム・シティFCと2年契約を締結する[15]。2011-12シーズン開幕戦のダービー・カウンティFC戦 (1-2)で初出場[16]、8月14日にリーグカップのバーネットFC戦で初得点を記録[17]。クラブ史上50年ぶりの欧州カップ戦であるUEFAヨーロッパリーグ 2011-12プレイオフのCDナシオナル (ポルトガル1部)との第1戦において、頭でシュートを放つもポストに弾かれた[18]。
バーミンガム加入してからは、カーティス・デイヴィスとのコンビでチームを支えていたが、2012-13シーズン最後の2ヶ月間を主に左サイドバックを務めていたポール・ロビンソンに定位置を明け渡し、シーズンを終了した。更に、シーズン終了後に若返りを図る方針により、1年の契約延長オプションが行使されないことが判明した[19]。
トロント
編集2012-13シーズン終了後、バーミンガムとの契約期間満了まで残り数週間となった2013年5月7日にメジャーリーグサッカー (アメリカ1部)のトロントFCへ期限付き移籍に出される[20]。5月18日のコロンバス・クルー戦 (0-1)において、先発で初出場を飾ったコールドウェルは、デビュー戦を落とし「ひどく失望した」とものとなった[21]が、4バックの一角として失点数の減少に貢献したことが評価され、バーミンガムとの契約満了後の2013年7月2日に2年半契約で完全移籍を果たす[22][23]と、守備だけでなく、7月3日のモントリオール・インパクトとの重要な一戦 (3-3)で初得点を挙げ、活躍を見せた[24]。トロント加入以来、中心選手としてチームを牽引する姿勢によって、7月13日に主将のダレン・オディーが移籍以降は主将を引き継いでおり[25]、12月には、クラブのニュースサイトWaking the Redの読者投票[26]に加え、サポーターズグループRed Patch Boysから2013年度の最優秀選手に選出された[27]。
代表
編集スコットランド代表としては、2001年4月25日にズジスワフ・クシシコビアック・スタジアムでのポーランド戦 (1-1)で初出場[28]を飾って以来、2011年2月のネイションズカップでの北アイルランド戦までの12試合に出場し、2003年2月12日のハムデン・パークでのアイルランド共和国戦 (0-2)が本拠地でのデビュー戦だった。
2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選では、キシナウのジンブル・スタジアムで行われたモルドバ戦 (1-1)、ツェリェのアレーナ・ペトロールで行われたスロベニア戦 (0-3)の2試合に出場。2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選は、ノルウェー戦 (0-4)での1試合のみだった。
個人成績
編集クラブでの出場記録
編集クラブ | シーズン | 国内リーグ | カップ | リーグカップ | 国際大会 | 合計 | ||||||
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所属リーグ | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
ニューカッスル | 1998-99 | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
1999-2000 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
2000-01 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | - | 10 | 1 | |||
2001-02 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 0 | ||
2002-03 | 14 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 17 | 1 | ||
2003-04 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0 | ||
合計 | 28 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 6 | 0 | 37 | 2 | ||
ブラックプール (loan) | 2001-02 | ディヴィジョン2 | 6 | 0 | - | - | - | 7[a] | 1 | |||
合計 | 6 | 0 | - | - | - | 7 | 1 | |||||
ブラッドフォード (loan) | 2001-02 | ディヴィジョン1 | 9 | 0 | - | - | - | 9 | 0 | |||
合計 | 9 | 0 | - | - | - | 9 | 0 | |||||
リーズ (loan) | 2003-04 | プレミアリーグ | 13 | 1 | - | - | - | 13 | 1 | |||
合計 | 13 | 1 | - | - | - | 13 | 1 | |||||
サンダーランド | 2004-05 | チャンピオンシップ | 41 | 4 | 1 | 0 | 2 | 1 | - | 44 | 5 | |
2005-06 | プレミアリーグ | 24 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | - | 26 | 0 | ||
2006-07 | チャンピオンシップ | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 11 | 0 | ||
合計 | 76 | 4 | 1 | 0 | 4 | 1 | - | 81 | 5 | |||
バーンリー | 2006-07 | チャンピオンシップ | 17 | 0 | - | - | - | 17 | 0 | |||
2007-08 | 29 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | - | 32 | 2 | |||
2008-09 | 45 | 2 | 4 | 0 | 5 | 0 | - | 57[b] | 2 | |||
2009-10 | プレミアリーグ | 13 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 13 | 1 | ||
合計 | 104 | 5 | 5 | 0 | 7 | 0 | - | 119 | 5 | |||
ウィガン | 2010-11 | プレミアリーグ | 10 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | - | 15 | 0 | |
合計 | 10 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | - | 15 | 0 | |||
バーミンガム | 2011-12 | チャンピオンシップ | 43 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 52 | 0 |
2012-13 | 34 | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | - | 38 | 2 | |||
合計 | 77 | 1 | 5 | 0 | 2 | 1 | 6 | 0 | 90 | 2 | ||
トロント | 2013 | メジャーリーグ | 23 | 1 | - | - | - | 23 | 1 | |||
2014 | 21 | 0 | 3 | 0 | - | - | 24 | 0 | ||||
2015 | 2 | 0 | 0 | 0 | - | - | 2 | 0 | ||||
合計 | 46 | 1 | 3 | 0 | - | - | 49 | 1 | ||||
キャリア通算成績 | 369 | 13 | 16 | 0 | 19 | 3 | 16 | 1 | 420 | 17 |
- a. ^ フットボールリーグトロフィー1試合1得点を含む
- b. ^ フットボールリーグ・チャンピオンシッププレーオフ3試合0得点を含む
代表での成績
編集出典:[31]
スコットランド代表 | ||
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年 | 出場 | 得点 |
2001 | 1 | 0 |
2003 | 1 | 0 |
2004 | 3 | 0 |
2005 | 3 | 0 |
2006 | 1 | 0 |
2009 | 1 | 0 |
2010 | 1 | 0 |
2011 | 1 | 0 |
Total | 12 | 0 |
獲得タイトル
編集- クラブ
脚注
編集- ^ "Big brother Steven is still on a Cup high, raves Gary Caldwell"
- ^ "Newcastle 4-3 Bradford" BBC Sport
- ^ "Newcastle outsmart Boro"
- ^ "Blackpool 3-2 Stoke" BBC Sport
- ^ "Newcastle build with Bridges"
- ^ "Blackburn 1-2 Leeds" BBC Sport
- ^ "Caldwell to join Sunderland"
- ^ "Caldwell heads Sunderland up"
- ^ "Burnley captain Steven Caldwell ready to answer Scotland's call against Norway"
- ^ "Coventry in for Caldwell"
- ^ "Burnley clinch deal for Caldwell"
- ^ "Burnley 1 Sheffield United 0: Caldwell’s plotting survival bid"
- ^ "Burnley captain Steven Caldwell to leave Turf Moor"
- ^ "Steven Caldwell joins brother Gary at Wigan"
- ^ a b "Defender Steven Caldwell moves to Birmingham City"
- ^ "Derby 2-1 Birmingham" BBC Sport
- ^ "Birmingham City 5 Barnet 1: Colin Tattum's big match verdict, player ratings and picture gallery"
- ^ "Nacional 0, Birmingham City 0: Colin Tattum's big match verdict and player ratings"
- ^ "Birmingham City: Steven Caldwell to go in St Andrew's shake-up"
- ^ "Birmingham: Steven Caldwell headed to Toronto FC on short-term loan"
- ^ "Columbus Crew continue mastery over Toronto FC with win at BMO Field"
- ^ "Toronto FC sign defender Steven Caldwell, acquire midfielder Michael Thomas from Sporting KC"
- ^ "Toronto FC extend Steven Caldwell's stay"
- ^ "Impact erase 2-goal deficit to salvage draw with Toronto FC"
- ^ "Toronto FC announce Darren O'Dea set to transfer as midseason changes to continue"
- ^ "Toronto FC 2013 Top 36 Countdown: Number 1 - Steven Caldwell"
- ^ "Toronto FC's Caldwell confident team is on upswing"
- ^ "Caldwell can be new 'Braveheart'"
- ^ “Steven Caldwell”. soccerbase. 6 June 2015閲覧。
- ^ “S. CALDWELL”. soccerway. 6 June 2015閲覧。
- ^ “Steven Caldwell”. eu-football. 6 June 2015閲覧。
外部リンク
編集- スティーヴン・コールドウェル - Soccerbase
- スティーヴン・コールドウェル - National-Football-Teams.com
- transfermarkt