スティール・パンサー
スティール・パンサー(Steel Panther)は、アメリカ合衆国出身のグラムメタル・バンド。
スティール・パンサー Steel Panther | |
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基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス |
ジャンル |
グラムメタル ハードロック LAメタル コミックソング |
活動期間 | 2000年 - 現在 |
レーベル |
ユニバーサル・ミュージック リパブリック・レコード Open E Music |
公式サイト | steelpantherrocks.com |
メンバー |
マイケル・スター(ボーカル) サッチェル(ギター) スティックス・ザディニア(ドラムス) ジョー・レスター(ベース) |
旧メンバー | レキシー・フォックス(ベース) |
1980年代の音楽スタイルをリバイバルしたグループの一つ。当時一大ムーブメントだったヘアメタル(LAメタル)の要素を取り入れ、全米チャートでも上位にランクインするなど人気を博している。
来歴
編集L.A.ガンズに在籍していたマイケル・スターを中心にロサンゼルスで結成。初期は"Danger Kitty"、"Metal Skool"と名乗り、ハリウッドのサンセット・ストリップで1980年代にヒットした懐メロヘヴィ・メタル/ハードロックの楽曲をカバーするコミックバンド、トリビュートバンドとして活動していた。
1980年代のLAメタル風を取り入れたコミカルなパフォーマンスやMC、音楽的パロディが口コミで話題を呼び、出演するクラブには毎週大勢のハードロック・ファンが詰めかけ、ソールドアウトになるほどの人気を得た。そして2009年、『鋼鉄の女豹』(Feel the Steel)でユニバーサル・リパブリック・レコードからメジャーデビューを果たす[1]。
2014年、独立レーベル「Open E Music」を設立し、3rdアルバム『鋼鉄の宴』(All You Can Eat)をリリース(流通はコバルト・レーベル・サービシズに委託)。
2017年、4thアルバム『鋼鉄酒場!』(Lower the Bar)をリリース[2]。
2021年7月、レキシー・フォックス(ベース)が脱退。また翌月には後任ベーシストを見つけるための一般公募オーディションを開始する[3]。
2022年9月、脱退したレキシー・フォックスの後任として、スパイダー(ジョー・レスター)が加入。スパイダーはマイケル・スターとサッチェルが以前にやっていたバンド『ATOMIC PUNKS』のベーシストで、スティール・パンサーにはツアー・マネージャーやギター・テックとして、また2018年のツアーではサポート・ベーシストとして関わっていた人物である[4]。
エピソード
編集- 毎週クラブで行っているライブでは、頻繁に有名ミュージシャンやセレブ、セクシーギャルがゲストとしてステージに上がり話題になっている。セバスチャン・バックやヴィンス・ニール、スティーヴン・パーシー、アヴリル・ラヴィーン、ケリー・クラークソン等々の有名人が共演している。
- マイケル・スターは"ラルフ・サインズ"としてヴァン・ヘイレンのトリビュートバンドである"Atomic Punks"で活動。また一時期L.A.ガンズのヴォーカルも務めたことがある。
- 2009年に来日。マイケル・スターはNHKの番組に出演した際に同じく出演者の久住小春にセクハラパフォーマンスを行いネットで話題を呼んだ。
- サッチェルは"ラス・パリッシュ"としてマイケルと同じくAtomic Punksに在籍、またロブ・ハルフォードが立ち上げた"Fight"のメンバーとしても知られている。ラウドパーク09でジューダス・プリーストと共演した際、ハルフォードはラス・パリッシュとの再会を楽しみにしていた。
- サッチェルとスティックス・ザディニア(ダレン・リーダー)は"Thornbirds"というバンドでも活動している。このバンドのギターはArmored Saintのジェフ・ダンカン、ベースのディーン・キャメロンは彼らがMetal Skoolと名乗っていた頃に作られたPV、"Fat Girl(Thar She Blows)"の監督を務めている。
- マイケル以外のメンバーはロン毛のカツラをかぶっている。
メンバー
編集元メンバー
編集- レキシー・フォックス (Lexxi Foxx:Travis Haley) - ベース (2000– 2021)
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マイケル・スター(Vo) 2018年
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サッチェル(G) 2018年
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レキシー・フォックス(B) 2018年
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スティックス・ザディニア(Ds) 2018年
ディスコグラフィー
編集スタジオアルバム
- 鋼鉄の女豹 - Feel the Steel (2009年) 全米98位、全英52位
- 鋼鉄の玉! - Balls Out (2011年) 全米40位、全英37位
- 鋼鉄の宴 - All You Can Eat (2014年) 全米24位、全英12位
- 鋼鉄酒場! - Lower the Bar (2017年) 全米40位、全英26位
その他
- Love Rocket (2001年) - プロモーション用シングル(デンジャー・キティ名義)
- Hole Patrol (2003年) - (メタルショップ/メタルスクール名義)
- Hey That's What I Call Sludge! Vol.1 (2004年)
日本公演
編集脚注
編集- ^ “スティール・パンサー、放送事故は免れるのか?”. BARKS (2009年7月29日). 2018年9月22日閲覧。
- ^ “スティール・パンサー 『Lower The Bar』 最高だぜ! ヘア・メタルなLA発4人組、元ネタだらけの超ハード・ロケンローな新作”. Mikiki (2017年5月24日). 2018年9月22日閲覧。
- ^ “スティール・パンサー「レキシーには脱退してほしくなかった」”. BARKS. 2022年9月5日閲覧。
- ^ “STEEL PANTHERのニュー・ベーシストが決定!”. BURRN! ONLINE. 2022年10月3日閲覧。
外部リンク
編集- STEEL PANTHER 公式サイト
- スティール・パンサー (@Steel_Panther) - X(旧Twitter)
- ユニバーサルミュージック内ページ