スコット・カーソン
スコット・カーソン(Scott Carson, 1985年9月3日 - )は、イングランド・カンブリア州ホワイトヘーヴン出身のサッカー選手。プレミアリーグ・マンチェスター・シティFC所属。ポジションはゴールキーパー。
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名前 | ||||||
本名 |
スコット・ポール・カーソン Scott Paul Carson | |||||
ラテン文字 | Scott Carson | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | イングランド | |||||
生年月日 | 1985年9月3日(39歳) | |||||
出身地 | ホワイトヘーヴン | |||||
身長 | 190cm | |||||
体重 | 89kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | マンチェスター・シティFC | |||||
ポジション | GK | |||||
背番号 | 33 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2000-2001 | クリエーター・ムーア・セルティック | |||||
2001-2002 | ワーキントン | |||||
2002-2003 | リーズ | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2003-2005 | リーズ | 3 | (0) | |||
2005-2008 | リヴァプール | 4 | (0) | |||
2006 | → シェフィールドW (loan) | 9 | (0) | |||
2006-2007 | → チャールトン (loan) | 36 | (0) | |||
2007-2008 | → アストン・ヴィラ (loan) | 35 | (0) | |||
2008-2011 | WBA | 110 | (0) | |||
2011-2013 | ブルサスポル | 63 | (0) | |||
2013-2015 | ウィガン | 50 | (0) | |||
2015-2021 | ダービー | 158 | (0) | |||
2019-2021 | → マンチェスター・シティ (loan) | 1 | (0) | |||
2021- | マンチェスター・シティ | 0 | (0) | |||
代表歴 | ||||||
2003 | イングランド U-18 | 2 | (0) | |||
2004-2007 | イングランド U-21 | 28 | (0) | |||
2006-2007 | イングランド B | 2 | (0) | |||
2007-2011 | イングランド [1] | 4 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月20日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
経歴
編集クラブ
編集イングランド北西部の町ホワイトヘーヴンでプレーしていたところをリーズ関係者に見いだされ、リーズ・ユナイテッドFCへ移籍する。リーズでは3試合の出場にとどまるが、リヴァプールFC、チェルシーFCの2チームが獲得競争を繰り広げた結果、リヴァプールへ移籍する。この時カーソンは「リヴァプールからのオファーを聞き気が動転した」と語った[要出典]。
2004-05シーズンUEFAチャンピオンズリーグ凖々決勝、ユヴェントスFC戦でアレッサンドロ・デル・ピエロの近距離シュートを止めてその試合のヒーローとなった。この年、リヴァプールは21年ぶりにCLで優勝を飾った。しかし、2005-06シーズンになると新加入のペペ・レイナに定位置を奪われるようになり、イェジー・ドゥデクに次ぐ3番手に降格。レンタル移籍を繰り返した。
2008年よりウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(WBA)に所属。主力として活躍した。
2017年に元チームメイトのシャビ・アロンソの現役引退により、2004-05シーズンでリヴァプールが起こしたイスタンブールの奇跡を経験した現役選手は、2020-21シーズン時点でカーソンただ一人となった。
2019年8月8日、エデルソン、クラウディオ・ブラーボに次ぐ第3GKとして、マンチェスター・シティFCへ1年間のレンタル移籍[2]。2019-20シーズンは公式戦での出場機会はなく、一旦は保有元のダービー・カウンティFCへ復帰する。
2020-21シーズンもレンタル期間を延長し、引き続きシティでプレー。ブラーボはレアル・ベティスへ完全移籍したものの、フォルトゥナ・デュッセルドルフにレンタル移籍していたザック・ステッフェンが復帰し第3GKとしての立場は変わらず、自身も2021年1月には新型コロナウイルスに感染している[3]。
2021年5月14日、ニューカッスル・ユナイテッドFC戦 (4-3)で、移籍後初出場を果たした[4]。プレミアリーグでの出場は、WBA時代の2011年5月22日に行われたニューカッスル戦 (3-3)以来。Opta Sportsによると、3645日ぶりの出場はプレミアリーグ史上最長記録となった[5]。この試合で3失点を喫したものの、パス成功率90%を記録。プレミアリーグ出場146試合目で自己最高記録を叩き出し、チームの勝利に貢献した[5]。
2020-21シーズン終了後、レンタル元のダービー・カウンティとの契約が満了し、2021年7月20日にマンチェスター・シティと1年契約を締結し、再加入した[6]。2021-22シーズンは公式戦1試合の出場だったが、2022年6月14日に2023年6月まで契約を延長した[7]。
2022ー23シーズンでCLにおける自身18年振りの優勝を成し遂げた。18年前はリヴァプールで優勝をしており、前回の優勝から18年空いての優勝はミランのマルディーニらに並ぶ大会記録である[8]。
代表
編集2004年からU-21イングランド代表として活躍した。親善試合で負傷したロバート・グリーンに代わり、当時EFLチャンピオンシップ(実質2部)所属ながらも、バックアップから2006 FIFAワールドカップのエントリーメンバーに代替招集された。第3GKとしての参戦であったため本大会での出場はなかったが、1年後の2007年にA代表デビューを飾った。その後ジョー・ハートの台頭もあり、最後に出場した2011年まで4試合の出場に留まっている。
個人成績
編集クラブ | シーズン | リーグ | リーグ戦 | カップ戦 | リーグ杯 | 国際大会 | その他 | 合計 | ||||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
リーズ | 2003-04 | プレミアリーグ | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 3 | 0 | |
2004-05 | チャンピオンシップ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
通算 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 3 | 0 | |||
リヴァプール | 2004-05 | プレミアリーグ | 4 | 0 | - | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | |
2005-06 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | ||
通算 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0 | ||
シェフィールド・ウェンズデイ | 2005-06 | チャンピオンシップ | 9 | 0 | - | - | - | 0 | 0 | 9 | 0 | |||
通算 | 9 | 0 | - | - | - | 0 | 0 | 9 | 0 | |||||
リヴァプール | 2006-07 | プレミアリーグ | - | - | - | - | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
通算 | - | - | - | - | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||||
チャールトン | 2006-07 | プレミアリーグ | 36 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | - | 0 | 0 | 38 | 0 | |
通算 | 36 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | - | 0 | 0 | 38 | 0 | |||
アストン・ヴィラ | 2007-08 | プレミアリーグ | 35 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 36 | 0 | |
通算 | 35 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 36 | 0 | |||
WBA | 2008-09 | プレミアリーグ | 35 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 39 | 0 | |
2009-10 | チャンピオンシップ | 43 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 47 | 0 | ||
2010-11 | プレミアリーグ | 32 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 32 | 0 | ||
通算 | 110 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 118 | 0 | |||
ブルサスポル | 2011-12 | スュペル・リグ | 34 | 0 | 3 | 0 | - | 4 | 0 | 0 | 0 | 41 | 0 | |
2012-13 | 29 | 0 | 3 | 0 | - | 4 | 0 | 0 | 0 | 46 | 0 | |||
通算 | 63 | 0 | 6 | 0 | - | 4 | 0 | 0 | 0 | 77 | 0 | |||
ウィガン | 2013-14 | チャンピオンシップ | 16 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | - | 7 | 0 | 25 | 0 | |
2014-15 | 34 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 34 | 0 | |||
通算 | 50 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | - | 7 | 0 | 59 | 0 | |||
ダービー | 2015-16 | チャンピオンシップ | 36 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 2 | 0 | 39 | 0 | |
2016-17 | 46 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | - | 0 | 0 | 50 | 0 | |||
2017-18 | 46 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | - | 2 | 0 | 49 | 0 | |||
2018-19 | 30 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | - | 0 | 0 | 33 | 0 | |||
2019-20 | 0 | 0 | - | - | - | 0 | 0 | 0 | 0 | |||||
通算 | 158 | 0 | 4 | 0 | 5 | 0 | - | 4 | 0 | 171 | 0 | |||
マンチェスター・シティ | 2019-20 | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2020-21 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
通算 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
総通算 | 469 | 0 | 22 | 0 | 8 | 0 | 7 | 0 | 11 | 0 | 521 | 0 |
代表
編集- 国際Aマッチ 4試合 0得点
イングランド代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2007 | 2 | 0 |
2008 | 1 | 0 |
2011 | 1 | 0 |
通算 | 4 | 0 |
脚注
編集- ^ “England Players - Scott Carson” (英語). England Football Online
- ^ “SCOTT CARSON SIGNS” (英語). Manchester City
- ^ “新型コロナ感染者続出のシティ、新たに2選手とスタッフが陽性反応”. 超ワールドサッカー (2021年1月6日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “ペップ、マンCでの初出場飾った35歳GKカーソンを称賛「彼は真のリーダー」”. サッカーキング (2021年5月15日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ a b “マンCの愛されGKがプレミア“最長記録更新” ペップ「人々は知らないかもしれないが…」”. ゲキサカ (2021年5月15日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ “マンC、35歳GKを1年契約で再獲得。昨季10年ぶりプレミアリーグ出場” (2021年7月20日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ “シティが36歳の第3GKカーソンと新たに1年契約 「これからも他のGKたちの力に」”. 超ワールドサッカー (2022年6月15日). 2023年11月4日閲覧。
- ^ “マンC、23歳の大記録と37歳の珍記録!マルディーニらに並ぶ偉業と史上初の驚異的レコード”. フットボールチャンネル (2023年6月11日). 2023年11月4日閲覧。