スクウェア・エニックス・ホールディングス

スクウェア・エニックスグループを統括する持株会社

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス: SQUARE ENIX HOLDINGS CO., LTD.[4])は、東京都新宿区に本社を置く、スクウェア・エニックスグループを統括する持株会社である。

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
SQUARE ENIX HOLDINGS CO., LTD.
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 9684
1999年8月18日上場
略称 SEHD、スクエニHD[2]
本社所在地 日本の旗 日本
160-8430
東京都新宿区新宿六丁目27番30号
新宿イーストサイドスクエア2F
北緯35度41分47.97秒 東経139度42分30.75秒 / 北緯35.6966583度 東経139.7085417度 / 35.6966583; 139.7085417座標: 北緯35度41分47.97秒 東経139度42分30.75秒 / 北緯35.6966583度 東経139.7085417度 / 35.6966583; 139.7085417
設立 1975年昭和50年)9月22日
株式会社営団社募集サービスセンター
業種 情報・通信業
法人番号 5011001027704 ウィキデータを編集
事業内容 グループの経営戦略の立案と遂行
事業戦略の実行支援、事業活動の管理
代表者 桐生隆司(代表取締役社長)
資本金
  • 240億3900万円
(2024年3月31日現在)[3]
発行済株式総数
  • 1億2253万1596株
(2024年3月31日現在)[3]
売上高
  • 連結: 3563億4400万円
  • 単独: 380億5900万円
(2024年3月期)[3]
営業利益
  • 連結: 325億5800万円
  • 単独: 355億3000万円
(2024年3月期)[3]
経常利益
  • 連結: 415億4100万円
  • 単独: 349億3800万円
(2024年3月期)[3]
純利益
  • 連結: 149億3300万円
  • 単独: 316億2300万円
(2024年3月期)[3]
純資産
  • 連結: 3171億2900万円
  • 単独: 1521億5700万円
(2024年3月31日現在)[3]
総資産
  • 連結: 4108億7600万円
  • 単独: 1638億6700万円
(2023年3月31日現在)[3]
従業員数
  • 連結: 4,770人
  • 単独: 26人
(2024年3月31日現在)[3]
決算期 3月31日
会計監査人 EY新日本有限責任監査法人[3]
主要株主
  • 福嶋康博 19.69%
  • 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 13.53%
  • 福嶋企画 5.63%
  • JP MORGAN CHASE BANK 380752 5.37%
  • JP MORGAN CHASE BANK 380815 4.46%
  • 日本カストディ銀行(信託口)4.44%
  • STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 1.81%
  • JPモルガン証券 1.80%
  • BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) 1.49%
  • STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 1.35%
  • (2024年3月31日現在)
関係する人物
外部リンク www.hd.square-enix.com/jpn/ ウィキデータを編集
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概要

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2008年10月1日に(旧)株式会社スクウェア・エニックス持株会社体制へ移行した。そして、ゲーム事業・コンテンツ事業・出版事業などは(新)株式会社スクウェア・エニックスへ承継し、(旧)株式会社スクウェア・エニックスは商号変更により現社名となった。

持株会社となったことで、業態はグループ全体の経営戦略の立案と遂行し、事業戦略の実行支援、商標権の管理、事業活動の管理など、グループ全体を統括するものへ変化した。

沿革

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  • 2008年
    • 10月1日 - 持株会社体制へ移行し、商号を株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスへ変更。新設分割の方法により、株式会社スクウェア・エニックスを設立。
    • 11月 - スクウェア・エニックス、米ガスパワード・ゲームズと戦略的業務提携。同社の人気ゲーム続編「Supreme Commander2」を欧米市場向けに共同開発、発売。
  • 2009年
    • 4月 - スクウェア・エニックスHD、アイドス(Eidos plc、イギリス)を完全子会社化。
  • 2010年
    • 4月 - 「障害者の雇用の促進等に関する法律」に定める特例子会社として、株式会社スクウェア・エニックス・ビジネスサポート(東京都渋谷区)を設立。グループ会社の各種事業における業務サポートを実施。
    • 9月 - スクウェア・エニックス、盛大遊戯有限公司とオンラインゲームの提供において戦略的提携。第一弾として「ファイナルファンタジーXIV」の中国本土における独占的販売を許諾。
  • 2011年
    • 3月 - 株式会社ヒッポスラボ(東京都渋谷区)が発足。スマートフォンを中心に高品質のオリジナルコンテンツを提供。
  • 2012年
  • 2014年
    • 8月 - 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス100%出資により、株式会社Tokyo RPG Factory発足
  • 2018年
    • 3月 - 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス100%出資により、株式会社Luminous Productions発足
    • 6月 - 監査等委員会設置会社へ移行
  • 2022年
    • 4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
    • 8月 - スクウェア・エニックスが保有していたクリスタル・ダイナミックスとEIDOS INTERACTIVE CORP.の全株式をEmbracer Groupへ譲渡[6][7]

グループ会社

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2024年3月31日現在[8][9]

主な子会社
会社名 資本金 議決権比率 (%) 事業内容
日本
株式会社スクウェア・エニックス 15億円 100.0 デジタルエンタテインメント事業
アミューズメント事業
出版事業
ライツ・プロパティ等事業
株式会社タイトー 5000万円 100.0 デジタルエンタテインメント事業
アミューズメント事業
ライツ・プロパティ等事業
株式会社スクウェア・エニックス・ビジネスサポート[10] 2000万円 100.0 各種事業における業務サポート
グループの特例子会社[11]
北米
SQUARE ENIX OF AMERICA HOLDINGS, INC. 1米ドル 100.0 グループ会社の株式・持分保有及び事業管理
SQUARE ENIX, INC. 10百万米ドル (100.0) デジタルエンタテインメント事業
出版事業
ライツ・プロパティ等事業
欧州
SQUARE ENIX LTD. 145百万英ポンド 100.0 デジタルエンタテインメント事業
出版事業
ライツ・プロパティ等事業
アジア
SQUARE ENIX(China)CO., LTD. 12百万米ドル (100.0) デジタルエンタテインメント事業
北京易通幻龍網絡科技有限公司 百万人民元 (100.0) オンラインゲームの販売及び運営

過去のグループ会社

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会社名 資本金 議決権比率 (%) 事業内容 備考
Shinra Technologies, Inc. 1十米ドル 100 クラウド・プラットフォーム事業 2016年1月に解散済み
シンラ・テクノロジー・ジャパン株式会社 5000万円 - クラウド・プラットフォーム事業 上記Shinra Technologies, Inc.の100%子会社
2016年1月に解散済み
株式会社スタイルウォーカー 1億1000万円 - 女性向けファッションコミュニティ「StyleWalker」の企画・運営 2011年1月にタイトーに吸収合併。
「StyleWalker」は2010年12月にニフティに譲渡済み
コミュニティーエンジン株式会社 2550万円 58.83 ネットワークミドルウェアの開発
ネットワークを活用したアプリケーションの開発
データベースシステムや各種シミュレータの開発
ネットワーク対応のハードウェアの開発
オンライン・コンテンツに関するコンサルティング
グラフィックデザイン業務
2010年9月に解散済み
株式会社SGラボ 1000万円 - コンピュータゲームソフト企画、開発及び販売
コンピュータソフトウェア及びコンテンツの企画、開発及び販売
通信網を利用したソフトウェア及びコンテンツならびに
各種情報提供サービスの企画、開発及び販売
2009年に清算・解散済み
株式会社スクウェア・エニックス モバイルスタジオ 2000万円 (100.0) モバイル・コンテンツ事業 スクウェア・エニックスの完全子会社(孫会社)
2017年5月に解散
IO INTERACTIVE A/S 656千デンマーククローネ (100.0) ゲームの開発 2017年に独立
株式会社スマイルラボ 1000万円 100.0 オンラインエンタテインメントサービスの提供 2017年5月に経営陣によるMBOにより独立[12]
株式会社スタジオイストリア 5050万円[13] 100.0 エンタテインメント製品の企画、開発 2019年3月をもって事業停止 2023年3月22日法人格消滅
株式会社草薙 1000万円 - アニメーション制作 2016年6月にCygamesに譲渡済み
CRYSTAL DYNAMICS, INC. 40百万米ドル (100.0) ゲームの開発 2022年9月にEmbracer Groupへ譲渡済み
EIDOS INTERACTIVE CORP. 6百万カナダドル (100.0) ゲームの開発 2022年9月にEmbracer Groupへ譲渡済み
株式会社Luminous Productions 500万円 100.0 ゲームソフトウェアの開発 2023年5月1日付でスクウェア・エニックスに吸収合併し解散
株式会社Tokyo RPG Factory 2億6000万円[14] 100.0 エンタテインメント製品の企画、開発 2024年3月15日付でスクウェア・エニックスに吸収合併し解散

脚注

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  1. ^ コーポレート・ガバナンス - 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
  2. ^ 基本情報 2021年3月9日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h i j 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス『第44期(自 2023年4月1日 - 至 2024年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2024年6月24日。 
  4. ^ 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 定款 第1章第1条
  5. ^ 「スクウェア・エニックス、本社を新宿イーストサイドスクエアに移転」Inside、2012年8月14日
  6. ^ 特定子会社等の異動を伴う株式譲渡契約締結のお知らせ(当社グループの海外スタジオ及び一部IPの売却) スクウェア・エニックス・ホールディングス 2022年5月2日
  7. ^ (開示事項の経過)特定子会社等の異動を伴う株式譲渡完了のお知らせ(当社グループの海外スタジオ及び一部IPの売却) スクウェア・エニックス・ホールディングス 2022年8月26日
  8. ^ 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス『第44期(自 2023年4月1日 - 至 2024年3月31日)有価証券報告書 関係会社の状況』(レポート)2024年6月24日。 
  9. ^ グループ会社一覧”. 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス. 2024年3月30日閲覧。
  10. ^ スクウェア・エニックス・ビジネスサポートのサイトより
  11. ^ LTD, SQUARE ENIX CO. “障がい者採用 | SQUARE ENIX -RECRUTING-”. www.jp.square-enix.com. 2019年8月4日閲覧。
  12. ^ フジゲームスとスマイルラボ、アニメーションとシナリオに強みを持つゲームエンジンを共同開発”. www.smile-lab.com. 2019年8月4日閲覧。
  13. ^ 第11期決算公告、2017年(平成29年)7月21日付「官報」(号外第157号)88頁。
  14. ^ 第9期決算公告、2017年(平成29年)7月21日付「官報」(号外第157号)88頁。

外部リンク

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