ジョー・マンガニエロ
ジョゼフ・マイケル・マンガニエロ (Joseph Michael Manganiello、1976年12月28日 - ) は、アメリカ合衆国の俳優、司会者。HBOのテレビドラマ『トゥルーブラッド』におけるアルシード・ヘルボー役や『マジック・マイク』シリーズのビッグ・ディック・リッチー役で知られる。カーネギーメロン大学演劇学校美術学士[1]。身長196cm。
ジョー・マンガニエロ Joe Manganiello | |
---|---|
2016年 | |
本名 | Joseph Michael Manganiello |
生年月日 | 1976年12月28日(47歳) |
出生地 | ペンシルベニア州ピッツバーグ |
国籍 | アメリカ合衆国 |
身長 | 196cm |
職業 | 俳優、監督、プロデューサー |
ジャンル | 舞台、テレビ、映画 |
活動期間 | 1999年 - |
主な作品 | |
映画 『スパイダーマン』シリーズ 『マジック・マイク』シリーズ 『ピーウィーのビッグ・ホリデー』 『ジャスティス・リーグ』 『ランペイジ 巨獣大乱闘』 テレビドラマ 『ママと恋に落ちるまで』 『トゥルーブラッド』 |
生い立ち
編集ペンシルベニア州ピッツバーグでシチリア系の父とオーストリア系・アルメニア系の母の間に生まれ[2]、ピッツバーグ郊外のマウントレバノンで育つ。カトリック系の小学校に通い、地元の公立高校へ進学[3]。高校時代はバスケットボール部とバレーボール部でキャプテンを務め、フットボール部でも一軍選手で、「大学ではバスケットボールをやろうと思っていた」[3]。しかし、フットボール中の怪我と、友人と映画を作っていたことの影響で演技に興味を抱く。そこで一度カーネギーメロン大学演劇学校を受験したが失敗し、1年間ピッツバーグ大学へ通った後再び受験して入学[3]。2000年にカーネギーメロンを卒業した[4]。
キャリア
編集テレビ・映画
編集タレント・エージェントと契約した3日後に受けたオーディションにより、2002年の映画『スパイダーマン』のユージーン・“フラッシュ”・トンプソン役で初めて一般映画への出演を果たした[5]。その後2007年の『スパイダーマン3』でも同役でカメオ出演している。
2006年よりテレビへの出演を始め、『Jake in Progress』、『ラスベガス』、『女検察官アナベス・チェイス』などにゲスト出演。『CSI』3シリーズではそのすべてでゲスト出演を果たしている。2006年から2009年にかけては『ママと恋に落ちるまで』のいくつかのエピソードでブラッド役を演じた。2009年のビデオ映画『エネミー・ライン3 激戦コロンビア』ではNavy SEALsの隊員役として主演した。
『トゥルーブラッド』には2010年に放送された第3シーズン以降、狼男アルシード・ヘルボー役でレギュラー出演している。彼はこの役のためにほおひげを生やし、5か月間かけて筋肉を蓄えた[4]。
2011年、マンガニエロはザック・スナイダーとクリストファー・ノーランによる『Man of Steel』のためのスーパーマン役のスクリーン・テストの機会を得た。しかし『トゥルーブラッド』の撮影とスケジュールが衝突し、この機会を逸してしまったという[6]。
2012年には、テレビドラマ『ホワイトカラー』とスティーヴン・ソダーバーグが監督した映画『マジック・マイク』でカーネギーメロンでの学友マット・ボマーと共演した[7][8]。
2014年のドキュメンタリー映画『ラ・ベア マッチョに恋して』(原題:La Bare)で監督デビューを果たし、製作も務めた[9][10]。
2024年からは『ディール・オア・ノー・ディール・アイランド』の司会を務める[11]。
舞台
編集学生時代にはピッツバーグで数多くの舞台を踏み、クォンタム・シアターの公演による『ヴェニスの商人』やアルフレッド・ウーリーの『The Last Night of Ballyhoo』などに出演した[5]。その後は2007年に『Skirts & Flirts』のニューヨーク公演に出演したほか、2008年にはウェストバージニア・パブリック・シアターによる『欲望という名の電車』でスタンリー・コワルスキを演じた。2009年6月にはサンディエゴでテレンス・マクナリーの『Unusual Acts of Devotion』に出演した[12]。
フィルモグラフィ
編集映画
編集- スパイダーマン Spider-Man (2002) - フラッシュ・トンプソン
- スパイダーマン3 Spider-Man 3 (2007) - フラッシュ・トンプソン
- インパクト・ポイント 狙われたビーチの妖精 Impact Point (2008)
- エネミー・ライン3 激戦コロンビア Behind Enemy Lines: Colombia (2009) - ショーン大尉
- Irene in Time (2009)
- 恋愛だけじゃダメかしら? What to Expect When You're Expecting (2012) - デイヴィス
- マジック・マイク Magic Mike (2012) - ビッグ・ディック・リッチー
- サボタージュ Sabotage (2014) - ジョー・“グラインダー”・フィリップス
- 聖杯たちの騎士 Knight of Cups (2015) - ジョー
- マジック・マイクXXL Magic Mike XXL(2015) - ビッグ・ディック・リッチー
- タンブルダウン 彼の遺した恋の歌 Tumbledown (2015) - カーティス
- ピーウィーのビッグ・ホリデー Pee-wee's Big Holiday (2016)
- スマーフ スマーフェットと秘密の大冒険 Smurfs: The Lost Village (2017) - ヘフティ ※声の出演
- ジャスティス・リーグ Justice League (2017) - スレイド・ウィルソン / デスストローク
- ランペイジ 巨獣大乱闘 Rampage (2018) - バーク
- スリープオーバー ~夜の大冒険~ The Sleepover (2020) - レオ
- ミュータント: マックス Archenemy (2020) - マックス・フィスト
- ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット Zack Snyder's Justice League (2021) - スレイド・ウィルソン / デスストローク
- The Kill Room (2023)
テレビ
編集- Jake in Progress "Notting Hell" (2006)
- CSI:科学捜査班 「哀しいライバル」 CSI: Crime Scene Investigation "Daddy's Little Girl" (2006) - トム・ハーパー
- ラスベガス 「ベガスの都市伝説」 Las Vegas "Urban Legend" (2006)
- 女検察官アナベス・チェイス 「脱出計画」 Close to Home "Escape" (2006)
- So noTORIous (2006)
- ママと恋に落ちるまで How I Met Your Mother (2006-2009) - ブラッド
- Scrubs〜恋のお騒がせ病棟 Scrubs "My No Good Reason" (2007)
- ER緊急救命室 ER (2007)
- 'Til Death (2008-2010)
- ワン・トゥリー・ヒル One Tree Hill (2008-2010)
- CSI:マイアミ 「獄中からの呪い」 CSI: Miami "Target Especific" (2009) - ゲスト出演
- ミディアム 霊能者アリソン・デュボア 「僕の名前は」 Medium "Once in a Lifetime" (2009) - ゲスト出演
- CSI:ニューヨーク 「捏造」CSI: NY "Criminal Justice" (2009) - ロブ・マイヤーズ(ゲスト出演)
- トゥルーブラッド True Blood (2010-2014) - アルシード・ヘルボー
- ハーパー★ボーイズ Two and a Half Men "The Squat and the Hover" (2011) - ゲスト出演
- ホワイトカラー 「怪しい隣人」White Collar "Neighborhood Watch" (2012) - ベン・ライアン(ゲスト出演)
- 月の園 Moonhaven (2022) - トミー・シュルツ
- ONE PIECE ONE PIECE (TBA) - クロコダイル
出典
編集- ^ “25 Things You Don't Know About Me: Joe Manganiello”. Us Weekly. (2011年8月24日) 2012年7月12日閲覧。
- ^ “Exclusive Interview: Joe Manganiello for True Blood”. Nine to Five (Where I Live). (2011年6月1日) 2012年7月12日閲覧。
- ^ a b c Randall, Reese (2010年6月). “Joe Manganiello”. Pittsburgh Magazine (WiesnerMedia) 2012年7月12日閲覧。
- ^ a b Owen, Rob (2012年3月28日). “CMU grad, Joe Manganiello's, 'True Blood' role may be a starmaker”. Pittsburgh Post-Gazette (PG Publishing) 2012年7月12日閲覧。
- ^ a b Weiskind, Ron (2001年7月28日). “Mt. Lebanon native lands role in 'Spider-Man'”. Pittsburgh Post-Gazette (PG Publishing) 2012年7月12日閲覧。
- ^ Joe Manganiello At 'Home' On 'True Blood' & Explains 'Superman' Movie Rumors. Acess Hollywood. NBCユニバーサル. 5 March 2011. 2012年7月12日閲覧。
- ^ Bell, Crystal (2011年9月6日). “Joe Manganiello Interview: Actor Talks 'True Blood' Finale, Male Strippers & 'Magic Mike'”. ハフィントン・ポスト 2012年7月12日閲覧。
- ^ Owen, Rob (2012年7月8日). “Carnegie Mellon classmates reconnect on TV, in film”. The Erie Times-News 2012年7月12日閲覧。
- ^ “映画 ラ・ベア マッチョに恋して (2014)について”. 映画データベース - allcinema. 2024年2月1日閲覧。
- ^ ラ・ベアの映画配給パルコのパンフレット
- ^ Vivinetto, Gina (2023年9月28日). “A ‘Deal or No Deal’ spinoff with Joe Manganiello is coming — and it’s on an island”. Today. 2024年11月6日閲覧。
- ^ “Harris, Roberts, Thomas, Dizzia Star In UNUSUAL ACTS OF DEVOTION Beginning 6/7”. BroadwayWorld.com (Wisdom Digital Media). (2009年4月15日) 2012年7月12日閲覧。
外部リンク
編集- Joe Manganiello (@JoeManganiello) - X(旧Twitter)
- Joe Manganiello (@joemanganiello) - Instagram
- ジョー・マンガニエロ - allcinema
- ジョー・マンガニエロ - KINENOTE
- Joe Manganiello - IMDb