ジョン・ルビンスタイン
ジョン・ルビンスタイン(Jon Rubinstein, 1956年4月12日 - )は、アメリカ合衆国のコンピュータ技術者であり、実業家。
コロラド州立大学卒業後、ヒューレット・パッカード、アーデントコンピュータをへて、1990年NeXT入社。スティーブ・ジョブズのもとハードウェア部門担当の副社長に就任した。1993年のNeXTハードウェア部門のキヤノンへの売却に伴い、同部門はPower House Systems(のちFirePower Systemsへ改名し、PRePに準拠したパソコンを製造[1])として切り離された。
Apple ComputerによるNeXT買収後、Appleのハードウェア部門担当の上級副社長に就任し、再びジョブズのもとで働くことになる(ちなみに、同時期のソフトウェア部門担当の上級副社長はNeXTのソフトウェア部門担当副社長アビー・テバニアンである)。PowerBook G3を皮切りに、iMacやiBookの開発に携わる。iPod立ち上げの立役者の一人で、「Pod-father」(iPodの父)といわれている[2](なお、他に「iPodの父」といわれる人物はトニー・ファデルやジェームス比嘉、スタン・イングなど複数存在する[3])。2004年にiPod部門の責任者となった。
2006年Apple退社後、2007年からPalm, Inc.の会長に就任し、2009年6月からは同社のCEOに就任した[4]。2010年10月、HPによるPalm買収の完了後、WebOSとPalmデバイスを担当するPersonal Systems Groupの統括責任者兼上級副社長となった[5]が、2012年1月に辞任した[6]。また、2010年12月にはAmazon.comの社外取締役にも就任している[7]。また、2013年5月6日、クアルコムの社外取締役にも選出された[8]。
同名の俳優は別人(JonとJohnの違い)。
脚注
編集- ^ FirePower intoroduces its first PowerPC products InfoWorld 1994年11月7日 38ページ
- ^ [1]
- ^ iPodの開発(第5話)カリフォルニア, 日本, 台湾
- ^ Palm、新CEOにジョン・ルビンスタイン氏が就任
- ^ HP、Palm買収の完了を発表
- ^ Former Palm Head Jon Rubinstein Leaves Hewlett-Packard
- ^ Amazon.com Investor Relations: Biography
- ^ Qualcomm Elects Jonathan Rubinstein to Board of Directors