ジョン・クラーク・スレイター
ジョン・クラーク・スレイター(John Clarke Slater, 1900年12月22日 - 1976年7月25日)は、アメリカ合衆国の理論物理学者。
経歴
編集イリノイ州オークパーク生まれ。ロチェスター大学で物理学を学び、1923年ハーバード大学から物理学のPh.D.を取得、ケンブリッジ大学とコペンハーゲン大学で博士研究員となる。、1925年にハーバード大学助教授となり、1930年にMIT(マサチューセッツ工科大学)教授となった。
電気、電子、化学など幅広い分野に足跡を残し、マグネトロンの定理など興味深い論文も発表しているが、業績としてもっとも知られているのは、素粒子の分野における研究である。とりわけ、彼の名を冠したスレイター行列式は、よく知られている。またバンド計算法のひとつで、マフィンティン・ポテンシャルを用いるAPW法(Augumented Plane Wave Method)も、1937年の彼の業績である。
受賞歴
編集出典
編集- ^ 「スレイター博士来日」『朝日新聞』昭和28年9月8日夕刊 3面