ジョンブリアン
ジョンブリアン(仏: jaune brillant)は、フランス語で「輝くような黄色」を意味する、JISの色彩規格では「あざやかな黄」とされている色[1][2]。英語では「ブリリアントイエロー」(briliant yellow)と呼ばれ、別名に「ジョン・ブリアン」「ジョーヌブリアン」「ジョンヌブリアン」などがある[1][3][4]。一般的には絵の具中心に使われる色名ではあるものの、染色に用いられることもある[1]。中世ヨーロッパでは「ナポリの黄色」こと「塩基性アンチモン酸鉛絵の具」に代わって、アンチモン酸鉛を主成分とした黄色の絵の具が作られ、ジョンブリアンと命名された[3]。19世紀に合成無機顔料が登場するまで、黄土と一緒に、黄色の絵の具として画家に使用されていた[3]。
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16進表記 | #FFDC00 |
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RGB | (255, 220, 0) |
CMYK | (0, 13, 100, 0) |
マンセル値 | 5Y 8.5/14 |
表示されている色は一例です |
ジョンブリアン(JIS慣用色名) | ||
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マンセル値 | 5Y 8.5/14 |
三菱鉛筆の鉛筆「ユニ」シリーズにもジョンブリアンの色名が使用されているが、こちらは黄色というよりも薄い桃色のような色である[4]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c 色名がわかる辞典. “ジョンブリアンとは”. コトバンク. 2021年8月13日閲覧。
- ^ “Definition of JAUNE BRILLANT” (英語). www.merriam-webster.com. 2021年8月13日閲覧。
- ^ a b c “ジョンブリアンとは - きもの用語大全”. www.so-bien.com. 2021年8月13日閲覧。
- ^ a b “240c | 三菱鉛筆株式会社”. www.mpuni.co.jp. 2021年8月13日閲覧。