ジョリビー

フィリピンのファーストフードチェーン

ジョリビー(Jollibee)とは、フィリピンファーストフードチェーン店。フィリピン華僑トニー・タン英語版が率いるジョリビー・フード・コーポレーションによる運営である。現在はフィリピンの他にアメリカカナダ中国香港)、ベトナムインドネシアブルネイサウジアラビアカタールクウェートシンガポールバーレーン北マリアナ諸島パプアニューギニア台湾UAEに進出している。日本進出も予定している[1][2]。創業は1975年で、元々はアイスクリーム店だった。2006年3月現在、フィリピンに1287店舗、フィリピン以外の諸外国に161店舗を構える。蜜蜂を模したマスコットが特徴。

ジョリビー
Jollibee
モンテンルパにある店舗
モンテンルパにある店舗
種類 飲食店
所持会社 ジョリビー・フード・コーポレーション
Jollibee Plaza Building, Emerald Ave., Ortigas Center, Pasig, Philippines
使用開始国 フィリピンの旗 フィリピン
主要使用国 東南アジア中東西ヨーロッパ北アメリカ東アジア香港マカオ
使用開始 Jolibe:
1975年 (49年前) (1975)
ケソン市クバオ
Jollibee
1978年1月 (46年前) (1978-01)
ウェブサイト www.jollibee.com.ph
テンプレートを表示
香港にあるジョリビーの店舗
ドゥマゲテにあるジョリビーの店舗

ジョリビー・フード・コーポレーションは、ジョリビーのほか、ピザ系チェーンのグリーンニッチ、中華料理系チェーンのチョーキング、ケーキ専門店チェーンのレッドリボン、焼き鳥チェーンのマング・イナサル、フィリピンでのバーガーキングやDelifranceのフランチャイズを運営しており、ジョリビーとそれらの店舗が併設されていることも多い。

セブ州には蜜蜂をイメージしたジョリビーだけではなく、オレンジをイメージしたOrange BrutusやをイメージをしたFlame It!も営業をしている。

特徴

編集

世界に進出し、各国においてファストフード業界のトップシェアを保持しているマクドナルドが、フィリピンで市場シェア第1位になれない原因は、ジョリビーがあるからだと指摘されている[誰によって?]

ジョリビーがフィリピンのマクドナルドを超える人気を保持している理由は、地元の食文化に根ざしたメニュー展開にある。フィリピン人好みの甘い味付けや、フライドチキンと彼らの主食であるご飯を添えたセットメニュー、主食以外にもスパゲッティとコカ・コーラのセットといったメリエンダ(おやつ、軽食)用のメニューも充実している。

メニュー

編集

メニューはハンバーガーフライドチキンがメインで、それ以外にライススパゲッティなどを扱っている。ジョリビーではバナナで作られた「バナナケチャップ」を使用しているため、やや甘めの味付けである。フライドチキンについてくるソースはグレイビーソースである。

ハンバーガーフライドチキンといった西洋食以外に、フィリピンの伝統的な食べ物であるパラボックやバッチョイ(セブ伝統料理で日本のラーメンのようなもの)も販売している。

関連項目

編集

外部リンク

編集

参考文献

編集
  1. ^ 比ジョリビー・フーズ、日本進出を検討”. 日本経済新聞 (2015年3月24日). 2015年8月13日閲覧。
  2. ^ 外食ジョリビー、店舗網拡大に147億ペソ投資 - NNA ASIA・フィリピン・食品・飲料”. NNA ASIA (2017年7月3日). 2017年10月2日閲覧。