ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント/ゲスの極みオトナの遊園地
『ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント/ゲスの極みオトナの遊園地』(原題:Action Point)は2018年に公開されたアメリカ合衆国のコメディ映画である。監督はティム・カークビー、主演はジョニー・ノックスビルが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2018年9月5日にDVDが発売された[3]。
ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント/ゲスの極みオトナの遊園地 | |
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Action Point | |
監督 | ティム・カークビー |
脚本 |
ジョン・オルトシュラー デイヴ・クリンスキー |
原案 |
ジョニー・ノックスビル デレク・フリーダ ジョン・オルトシュラー デイヴ・クリンスキー マイク・ジャッジ |
製作 |
ジョニー・ノックスビル デレク・フリーダ ビル・ガーバー |
製作総指揮 | ジョン・カイパー |
出演者 |
ジョニー・ノックスヴィル クリス・ポンティアス エレノア・ワーシントン・コックス スーザン・イーグリー |
音楽 |
デク・ディッカーソン アンドリュー・フェルテンスタイン ジョン・ナウ |
撮影 | マイケル・スナイマン |
編集 |
マシュー・コジンスキー ニコラス・モンスール |
製作会社 |
ガーバー・ピクチャーズ ハロー・ジュニア |
配給 | パラマウント映画 |
公開 |
2018年6月1日 劇場未公開 |
上映時間 | 85分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 1900万ドル[2] |
興行収入 | $5,059,608[2] |
ストーリー
編集D.C.カーヴァーは孫娘のルディを前に、自身が遊園地のオーナーだった頃の話を聞かせていた。カーヴァーにとって、その遊園地は歴史上最も素晴らしい遊園地の一つであったが、その内実は散々なものであった。
数十年前、カーヴァーはアクション・ポイントという名前の遊園地を運営していた。アクション・ポイントには様々な遊具があったが、デザインの安っぽさが目立っていた。しかも、スタッフの経験不足が原因で、遊具の維持管理もままならぬ状態にあった。危険だらけの遊園地であったにも拘わらず、アクション・ポイントは子供たちに愛されていた。というのも、近隣には他に遊園地がなかったからである。そんなある日、近隣に新しい遊園地セブン・パークスが開園することになった。セブン・パークスは最新鋭の遊具を備えており、安全性の面でもアクション・ポイントを遙かに上回っていた。その結果、アクション・ポイントの来園者はどんどん少なくなっていった。売り上げの低迷が原因で、カーヴァーは銀行から借りていた10万ドルの融資を返済できなくなり、債権者のノブロックから遊園地の売却を迫られた。そんな折、長らく疎遠だった娘のブーギーがアクション・ポイントを訪れ、遊園地の運営を手伝うことになった。
ある日の夜、D.C.とスタッフたちはセブン・パークスを視察しに行き、「このままでは勝てない。何か大きなことをやらないと駄目だ」と悟った。そして、D.C.はとんでもないアイデアを思いつく。D.C.は「セブン・パークスが安全性を売りにするなら、アクション・ポイントは危険を売りにすれば良い」と考え、遊具から一切の安全装置を撤去した。その結果、アクション・ポイントの人気は一時的に盛り返したものの、D.C.を含む数名が重傷を負うに至った。これにはブーギーも呆れるしかなかった。
しばらくして、D.C.とスタッフは地元のテレビ番組の収録に乱入し、「危険すぎる遊園地、アクション・ポイントにレッツゴー!」などとやかましく宣伝した。意外なことに、この宣伝が功を奏し、アクション・ポイントに来園する人が増えた。ところが、人が増えすぎたばかりに園内が無秩序状態に陥ることになった。事態の収拾にもたついた結果、当局から遊園地の閉鎖を言い渡される事態となった。
返済までの猶予が残り少なくなり、D.C.とスタッフは焦りを募らせていたが、ここに来て親子の問題も再燃することとなった。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替。
- ジョニー・ノックスビル(安原義人) - デショーン・チコ・カーヴァー(D.C.)
- クリス・ポンティアス(竹田雅則) - ベニー
- エレノア・ワーシントン・コックス(嶋村侑) - ブーギー
- スーザン・イーグリー - 大人になったブーギー
- ダン・バッケダール(楠見尚己) - グレッグ・ノブラック
- カミラ・ウォルフソン - ミア
- ジョニー・ペンパートン(佐藤せつじ) - ジフェル
- ブリジット・ランディ=ペイン(櫻庭有紗) - 四つ指アニー
- エリック・マナカ - ロドニー
- ジョシュア・フーヴァー - ピート
- コナー・マクヴィカー - スティヴ
- マット・シュルツ - キラー
- マイケル・エヴァーソン - スラッピー
- マシュー・ピーターソン - トラヴィス・ノブラック
- レオン・クリングマン - ジョエル・グリーン
製作
編集2017年1月31日、ジョニー・ノックスビル主演の新作コメディ映画『Action Park』が製作されると報じられた[4]。3月、本作の主要撮影が南アフリカ共和国のケープタウンで行われた[5]。撮影中、ノックスビルは腕を骨折するなどの重傷を負った[6]。2018年3月21日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[7]。
興行収入
編集本作は『アップグレード』及び『アドリフト 41日間の漂流』と同じ週に封切られ、公開初週末に550万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[8]、実際の数字はそれを下回るものとなった。2018年6月1日、本作は全米2032館で公開され、公開初週末に239万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場9位となった[9]。Deadline.comは本作が興行的に失敗した原因として、ジョニー・ノックスヴィル以外の『ジャッカス』出演者が出ていないこと、批評家から酷評されたこと、R指定のコメディ作品であることを挙げている[10]。
評価
編集本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには45件のレビューがあり、批評家支持率は13%、平均点は10点満点で3.6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「痛々しい!」となっている[11]。また、Metacriticには19件のレビューがあり、加重平均値は36/100となっている[12]。なお、本作のCinemaScoreはC+となっている[13]。
出典
編集- ^ “ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント ゲスの極みオトナの遊園地”. 映画.com. 2019年1月28日閲覧。
- ^ a b “Action Point”. Box Office Mojo. 2019年1月28日閲覧。
- ^ “ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント / ゲスの極みオトナの遊園地”. Amazon.com. 2019年1月28日閲覧。
- ^ “Paramount Sets Johnny Knoxville Comedy Action Park”. Deadline.com (2017年1月31日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “Johnny Knoxville to Star in Theme Park Comedy Movie for Paramount”. Variety (2017年1月31日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “Johnny Knoxville Breaks Down Every Injury of His Career”. Vanity Fair (2018年6月5日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “Action Point (2018) - Official Trailer - Paramount Pictures”. YouTube (2018年3月21日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “No New Summer Blockbusters This Weekend as 'Adrift', 'Action Point' & 'Upgrade' Debut”. Box Office Mojo (2018年5月31日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “June 1-3, 2018”. Box Office Mojo. 2019年1月28日閲覧。
- ^ “‘Action Point’ Reps Box Office Casualty For Johnny Knoxville With $2M+ Opening: Here’s Why”. Deadline.com (2018年6月2日). 2019年1月28日閲覧。
- ^ “Action Point”. Rotten Tomatoes. 2019年1月28日閲覧。
- ^ “Action Point (2018)”. Metacritic. 2019年1月28日閲覧。
- ^ “‘Solo’ Hits Asteroid With $29M+; ‘Action Point’ Condemned To $2M+: Post-Memorial Day Blues At The B.O.”. Deadline.com (2018年6月3日). 2019年1月28日閲覧。