ジョイ・ベルトラム

アメリカのテクノミュージシャン (1971-)

ジョーイ・ベルトラムJoey Beltram1971年11月6日 - )は、アメリカテクノミュージシャンDJ音楽プロデューサーである。ドイツトレゾアなど、デトロイト・テクノを多くリリースするレーベルを中心にアルバムを発表し、1999年には自身のレーベル「STXレコード (STX Records)」を立ち上げた。

ジョーイ・ベルトラム
Joey Beltram
生誕 (1971-11-06) 1971年11月6日(53歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク市クイーンズ区
ジャンル テクノ
職業 DJ音楽プロデューサー
活動期間 1990年 -

経歴

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アメリカ合衆国ニューヨーク市クイーンズ区で生まれる。メキシコ人の父親と、イタリア人の母親を両親に持ち、決して恵まれているとは言えない家庭環境で育った。小さい頃は「Poes」というニックネームで、ニューヨークのストリートでエアロゾールを描き、地下鉄サーフィンをして気を紛らわす時代を送っていた。そのことが後に彼のクリエイティブな人生に影響しているという[1]

1983年、12歳の頃に初めてターンテーブルを所持するようになり、はじめは高速なエレクトロヒップホップを好んで回していたが、それから間もなくシカゴ・ハウスを主とするようになった。

音楽活動を開始した頃は、デトロイト・テクノ、シカゴ・ハウスに影響を受けた音楽を作っていた。1991年にリリースした「Energy Flash」で全世界のテクノシーンにその名が知られるようになる。またシングル「Mentasm」は1990年代初頭のレイヴ・カルチャーにおいて頻繁にかかった曲の一つに数えられる。「Mentasm」は、1989年にリリースされたベルギーのRhythm Deviceによる楽曲「Acid Rock」と、1990年にリリースされたThe Projectによる楽曲「Do That Dance」(R&Sレコーズ)にインスパイアされている[2][3][4]

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • Dance Generator (1993年)
  • Aonox (1994年)
  • Places (1995年)
  • Joey Beltram Presents Geoffrey Mack (1998年)
  • The Rising Sun (2004年)

コンピレーション・アルバム

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  • 『クラシックス』 - Classics (1996年)
  • The Sound of 2AM (1999年)

主なシングル

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  • "Energy Flash" (1990年)
  • "Mentasm" (1991年) ※Second Phase名義
  • "Cop Car" (1994年)
  • "Caliber" (1994年) ※全英96位[5]
  • "Game Form" (1995年)

脚注

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参考文献

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  • Mark Prendergast, The Ambient Century: From Mahler to Moby, Bloomsbury USA, 2003

外部リンク

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