ジュリウス・ピーターセン
ジュリウス・ピーターセン(Julius Peter Christian Petersen、1839年6月16日 - 1910年8月5日)はデンマークの数学者。
略歴
編集ピーターセンの数学上の関心は広く、幾何学、複素解析、数論、数理物理学、数理経済学、暗号理論、グラフ理論に及んだ。彼の著名な論文「Die Theorie der regulären graphs」[1]は今日知られているグラフ理論への基礎的な貢献を果たした。1898年、今日ではピーターセングラフと呼ばれている3色辺彩色できないグラフを考案した。
1880年には幾何学的に関する書物を出版し、1890年にはフランス語に翻訳された。
ピーターセン生誕150周年には、彼の生涯を詳細に記したDiscrete Mathematicsの特集号が出された[2]。
参考文献
編集- ^ Petersen, J. (1891). “Die Theorie der regulären graphs”. Acta Mathematica 15: 193–220. doi:10.1007/BF02392606.
- ^ Lützen, J.; Sabidussi, G. and Toft, B. (1992). “Julius Petersen 1839–1910 a biography”. Discrete Mathematics 100 (1–3): 9–82. doi:10.1016/0012-365X(92)90636-T.
外部リンク
編集- O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “ジュリウス・ピーターセン”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews.