ジュピター礁
ジュピター礁(ジュピターしょう、英語: Jupiter Reef, Jupiter Breakers)は、南太平洋、ニュージーランドとトゥアモトゥ諸島(フランス領)の間に存在したとされる暗礁。疑存島の1つとされる。
現地名: Jupiter Reef | |
---|---|
1921年の地図。中央やや下にジュピター礁(Jupiter Breakers)が書かれている。 | |
地理 | |
場所 | 南太平洋 |
座標 | 南緯36度37分0秒 西経150度15分0秒 / 南緯36.61667度 西経150.25000度 |
行政 | |
追加情報 | |
実際には存在しない疑存島 |
ジュピター礁は、ドイツの帆船(バーク)・ジュピター (Jupiter) の指揮者であったキング (Kinge) によって発見報告がなされた。ジュピターはオーストラリアのニューカッスルからタヒチの間の航海を行っており、1878年12月3日の夜、 南緯36度37分 西経150度15分 / 南緯36.617度 西経150.250度付近で暗礁の近辺を通過したと報告した。この暗礁は2か所に分かれており、それぞれ直径は約30ヤード(約27メートル)、その間は0.25マイル(約400メートル)と観測された。この暗礁について、これ以上の情報はない[1]。
ジュピター礁の近傍には、エルネスト・ルグヴェ岩礁(英語: Ernest Louguve Reef)、ワチュセット礁(英語: Wachusett Reef)、マリア・テレサ礁(英語: Maria Theresa Reef)、タボル島(フランス語: Île Tabor、タボル礁〈フランス語: Récif Tabor〉とも)といった存在しない島・礁が複数報告されていた。
脚注
編集- ^ Great Britain Hydrographic Dept (1900). Pacific Islands, v. 3 (3 ed.). London. p. 27 2011年9月26日閲覧。
関連項目
編集- エルネスト・ルグヴェ岩礁 - 近傍にあるとされた岩礁
- ワチュセット礁 - 近傍にあるとされた礁
- マリア・テレサ礁 - 近傍にあるとされた礁(島)