ジャーマン・シーププードル

ジャーマン・シーププードル: German Sheeppoodle)とは、ドイツ原産の牧羊犬種である。オールド・ジャーマン・ハーディング・ドッグ英語版の1つに含まれる[1]ドイツ語ではシャフプーデル[1](シャーフプデル[2]: Schafpudel)という。

ジャーマン・シーププードル

バルビープードルなどを交配して生まれた犬種と推測されている[2]。犬名のシャフ(シープ)は羊、プーデル(プードル)は「ボサボサ」を意味する[1]。ドイツ東部で広く牧羊犬として使役されたイヌで[1]ハンガリー原産の牧羊犬種プーリーの近縁種と言われる[2]

東ドイツの牧羊産業はドイツ統合によって壊滅的な打撃を受け、牧羊場とともにシーププードルも激減したが、現在もドイツ東部で多く飼育され、シーププードルの愛犬家団体および、ドイツ固有の牧羊犬保護を目指すオールド・ジャーマン・ハーディング・ドッグ保護会によって犬種の維持が図られている[1]

体高60cm前後の大型犬である[2]。被毛は長いワイアーヘアで[1]、絡まりやすい[2]。毛色はさまざまだが、グレーから銀色がかった黒が多い[1]。垂れ耳で[2]、尾は長いものと短いものがある[1]

性格は警戒心が強いが、大人しく愛想が良い。しつけの飲み込みは早く、家庭のペットとして飼育するのにも適しているとされる[2]。ただし、運動量は多めである。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 藤田りか子『最新 世界の犬種大図鑑』誠文堂新光社、2015年、62−3ページ。
  2. ^ a b c d e f g デズモンド・モリス著、福山英也監修『デズモンド・モリスの犬種事典』誠文堂新光社、2007年、356ページ