ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー
「ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー」(Jump into the Fire)は、ニルソンが1971年に発表した楽曲。
「ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー」 | ||||||||
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ニルソン の シングル | ||||||||
初出アルバム『ニルソン・シュミルソン』 | ||||||||
B面 | ムーンビーム・ソング | |||||||
リリース | ||||||||
録音 | ロンドン | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | RCAレコード | |||||||
作詞・作曲 | ハリー・ニルソン | |||||||
プロデュース | リチャート・ペリー | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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ニルソン シングル 年表 | ||||||||
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概要
編集ニルソンはリチャード・ペリーをプロデューサーに迎え、1971年1月から新しいアルバムの制作に取り掛かった。彼はそれまでの作品の傾向からの脱却を強く望んでおり[2]、アルバムのためにハードロック・スタイルの曲を一曲書いた。
「ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー」のベーシック・トラックのために集められたミュージシャンはニルソン(エレクトリックピアノ)、クリス・スペディング(ギター)、ハービー・フラワーズ(ベース)、ジム・ゴードン(ドラムズ)の4人[3]。レコーディングはロンドンのスタジオで行われた[4]。フラワーズによれば、ニルソンからは「タムタムは多めに。ベースのリフはDメジャーで」という程度の指示しか与えられなかったという[3]。レコードにはフェイドアウトで収められるだろうからと思い、フラワーズはメンバーを笑わせようと、セッションの途中でベースの一番下の弦のチューニングを下げ始めた。4人のラフな演奏に、ニルソンのボーカルとジョン・ウリーベ[5]のギター・ソロ、クラウス・フォアマンのリズム・ギター、ジミー・ウェッブのピアノがオーバーダビングされた[3]。
1971年11月発売のアルバム『ニルソン・シュミルソン』に収録され、「ウィザウト・ユー」に続く第二弾シングルとして1972年3月にシングルカットされた。オリジナル・バージョンは6分54秒あるが、シングルは3分32秒に縮められた。
ビルボード・Hot 100の27位を記録。カナダでは16位、オーストラリアでは26位、西ドイツでは34位を記録した。
『グッドフェローズ』(1990年)、『ガール・ネクスト・ドア』(2004年)、『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』(2008年)、『胸騒ぎのシチリア』(2015年)などの映画で使用された。
演奏者
編集- ニルソン - ボーカル、エレクトリックピアノ
- ジョン・ウリーベ - リード・ギター
- クリス・スペディング - リズム・ギター
- クラウス・フォアマン - リズム・ギター
- ハービー・フラワーズ - ベース
- ジミー・ウェッブ - ピアノ
- ジム・ゴードン - ドラムズ、パーカッション
脚注
編集- ^ 45cat - Nilsson - Jump Into The Fire / The Moonbeam Song - RCA Victor - USA - 74-0673
- ^ Jim Irvin & Colin McLear (eds.), The Mojo Collection: The Ultimate Music Companion (4th edn), Canongate Books, Edinburgh, UK, 2007, ISBN 978-1-84195-973-3, p. 267.
- ^ a b c Shipton, Alyn (2013). Nilsson: The Life of a Singer-Songwriter. New York, NY: Oxford University Press. p. 125. ISBN 978-0-199-75657-5
- ^ Patricia Romanowski & Holly George-Warren (eds), The New Rolling Stone Encyclopedia of Rock & Roll, Fireside/Rolling Stone Press (New York, NY, 1995; ISBN 0-684-81044-1), p. 713.
- ^ “Discogs”. 2024年5月17日閲覧。