ジャック・ブレイズ

アメリカ合衆国出身のベーシスト、ボーカリスト

ジャック・ブレイズJack Blades1954年4月24日 - )は、アメリカミュージシャンナイト・レンジャーダム・ヤンキースなどのメンバーとして知られる。

ジャック・ブレイズ
Jack Blades
ジャック・ブレイズ (2009年)
基本情報
出生名 Jack Martin Blades
生誕 (1954-04-24) 1954年4月24日(70歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州パームデザート
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
職業 ミュージシャンシンガーソングライター
担当楽器 ボーカルベース
活動期間 1977年 – 現在
共同作業者 ルビコン
ナイト・レンジャー
ダム・ヤンキース
ショウ・ブレイズ
TMG
レヴォリューション・セインツ

略歴

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70年代前半、サンディエゴ州立大学在籍時に多くのローカルバンドで活動。70年代後半にはサンフランシスコに移り住み、1978年、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのメンバーだったジェリー・マルティーニを中心に結成された「ルビコン」に加入。バンドにはブラッド・ギルスが在籍、またツアーメンバーとしてケリー・ケイギーが参加していた[1]。2枚のアルバムを発表後、解散。

ルビコン解散後、ブラッド・ギルス、ケリー・ケイギーと共に「ステレオ」を結成。その後、アラン・フィッツジェラルド(モントローズ、ガンマ)とジェフ・ワトソンが合流し、1980年に「ナイト・レンジャー」を結成。 デビューシングル「炎の彼方」(全米40位)をはじめ、「シスター・クリスチャン」(全米5位)、「センチメンタル・ストリート」(全米8位)などのヒット曲を生み出す[2]。1989年に活動休止するが、1996年にオリジナル・ラインナップで再始動。

1989年、テッド・ニュージェントトミー・ショウスティクス)、マイケル・カーテロンと「ダム・ヤンキース」を結成。同バンドのメンバーとして2枚のアルバムをリリース。シングル「ハイ・イナフ」は全米ヒットチャート最高3位を記録する。

1994年、ダム・ヤンキースの活動休止時に、トミー・ショウと「ショウ・ブレイズ」を結成する。トミー・ショウとは、ソングライター・チームとしてエアロスミスオジー・オズボーンなどの楽曲制作に参加している[3]

2004年、B'z松本孝弘を中心に、エリック・マーティンMR. BIG)らと共に「TMG」(「Tak Matsumoto Group」の略)を結成。シングル「OH JAPAN 〜OUR TIME IS NOW〜」、アルバム『TMG I』をリリース。

2014年、ディーン・カストロノヴォ(ジャーニーバッド・イングリッシュ)、ダグ・アルドリッチホワイトスネイクディオ)と「レヴォリューション・セインツ」を結成。

ソロでは、アルバム『ジャック・ブレイズ』(2004年)、『ロックン・ロール・ライド』(2012年)をリリース。また、他アーティストのレコーディング参加(モトリー・クルードクター・フィールグッド』など)やプロデュース(グレイト・ホワイト『キャント・ゲット・ゼア・フロム・ヒア』など)も行っている。

ディスコグラフィ

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ソロ・アルバム

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  • 『ジャック・ブレイズ』- Jack Blades(2004年)
  • 『ロックン・ロール・ライド』- Rock 'n Roll Ride(2012年)

ルビコン

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  • 『シスコの熱風』- Rubicon(1978年)(全米147位)
  • 『夢のアメリカ』- America Dreams(1979年)

ナイト・レンジャー

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  • ドーン・パトロール』- Dawn Patrol(1982年)(全米38位)※旧邦題『緊急指令N.R.』
  • ミッドナイト・マッドネス』- Midnight Madness(1983年)(全米15位)
  • セヴン・ウィッシーズ』- 7 Wishes(1985年)(全米10位)
  • ビッグ・ライフ』- Big Life(1987年)(全米28位)
  • マン・イン・モーション』- Man in Motion(1988年)(全米81位)
  • 『ネヴァーランド』- Neverland(1997年)
  • セヴン』- Seven(1998年)
  • 『ホール・イン・ザ・サン』- Hole in the Sun(2007年)
  • 『サムホエア・イン・カリフォルニア』- Somewhere in California(2011年)(全米179位)
  • 『ハイ・ロード』- High Road(2014年)(全米105位)
  • 『ドント・レット・アップ』- Don't Let Up(2017年)(全米55位)
  • 『ATBPO ~アンド・ザ・バンド・プレイド・オン~』- ATBPO (And the Band Played On)(2021年)(全米40位)

ダム・ヤンキース

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  • 『ダム・ヤンキース』- Damn Yankees(1990年)(全米13位)
  • 『ドント・トレッド』- Don't Tread(1992年)(全米22位)

ショウ・ブレイズ

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  • 『ハルシネイション』- Hallucination(1995年)
  • 『インフルエンス』- Influence(2007年)
  • TMG I』- TMG I(2004年)
  • TMG II』- TMG II(2024年)

レヴォリューション・セインツ

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  • 『レヴォリューション・セインツ』- Revolution Saints(2015年)
  • 『ライト・イン・ザ・ダーク』- Light in the Dark(2017年)
  • 『ライズ』- Rise(2020年)

脚注

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  1. ^ Prato, Greg. “Jack Blades Biography”. AllMusic. 2021年7月7日閲覧。
  2. ^ Night Ranger - Billboard HOT 100 (singles)
  3. ^ Mickie, Naughty. “Make that a power DUO when it comes to Shaw/Blades”. DaBelly Magazine. 2021年7月7日閲覧。