ジェラミ・グラント

アメリカのバスケットボール選手 (1994 - )

ヒューストン・ジェラミ・グラントHouston Jerami Grant, 1994年3月12日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド出身のプロバスケットボール選手。NBAポートランド・トレイルブレイザーズに所属している。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード

ジェラミ・グラント
Jerami Grant
デンバー・ナゲッツでのグラント
(2020年)
ポートランド・トレイルブレイザーズ  No.9
ポジション PF / SF
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1994-03-12) 1994年3月12日(30歳)
出身地 オレゴン州の旗 オレゴン州ポートランド
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 95kg (209 lb)
ウィングスパン 220cm  (7 ft 3 in)[1]
キャリア情報
高校 デマッサ・カトリック高等学校英語版
大学 シラキュース大学
NBAドラフト 2014年 / 2巡目 / 全体39位[1]
プロ選手期間 2014年–現在
経歴
2014-2016フィラデルフィア・76ers
2016-2019オクラホマシティ・サンダー
2019–2020デンバー・ナゲッツ
2020-2022デトロイト・ピストンズ
2022-ポートランド・トレイルブレイザーズ
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
金メダル - 1位 2021 東京

経歴

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カレッジ

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ニューヨーク州シラキュース大学で2年間プレーした後、2014年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明した[2]

フィラデルフィア・76ers

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2巡目39位で父が所属していたフィラデルフィア・76ersから指名された[3]。2巡目指名だったことで立場が保証されていなかったが、グラントはサマーリーグで首脳陣に好印象を与え、2年契約を勝ち取る[4][5]。1年目の2014-15シーズン、低迷するシクサーズの中でローテーションに加わり、2015年1月21日のニューヨーク・ニックス戦では、ショーン・ブラッドリーサミュエル・ダレンベアが持つ球団タイ記録の1試合8ブロックショットを決めた[6]。このシーズンは65試合(11先発)に平均21.2分の出場で、6.3得点、3.0リバウンド、1.2アシスト、0.6スティール、1.0ブロックなどを記録した。

2015-16シーズン、このシーズンは77試合(52先発)に平均26.8分の出場で、9.7得点、4.7リバウンド、1.8アシスト、0.7スティール、1.6ブロックなどを記録した。

オクラホマシティ・サンダー

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サンダー時代(2017年)

2016-17シーズンの2016年11月1日、エルサン・イルヤソバとドラフト指名権とのトレードでオクラホマシティ・サンダーに移籍した[7]。このシーズン2球団合計で80試合(4先発)に平均19.1分の出場で、5.5得点、2.6リバウンド、0.6アシスト、0.4スティール、1.0ブロックなどを記録した。

2017-18シーズン、このシーズンは81試合(1先発)に平均20.3分の出場で、8.4得点、3.9リバウンド、0.7アシスト、0.4スティール、1.0ブロックなどを記録した。

2018-19シーズン開幕前の2018年7月、サンダーと3年2700万ドルの再契約を結んだ(3年目はオプション)[8]。このシーズンは80試合(77先発)に平均32.7分の出場で、13.6得点、5.2リバウンド、1.0アシスト、0.8スティール、1.3ブロックなど、成績を大きく伸ばした。プレーオフでは全5試合に先発出場し、平均11.6得点などと前年より大きく記録を伸ばした。

デンバー・ナゲッツ

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2019-20シーズン開幕前の7月に2020年のNBAドラフト1巡目指名権とのトレードでデンバー・ナゲッツに移籍した[9]。このシーズンは71試合(24先発)に平均26.6分の出場で、12.0得点、3.5リバウンド、1.2アシスト、0.7スティール、0.8ブロックなどを記録した。プレーオフでは19試合に出場し、平均11.6得点などを記録し、カンファレンスファイナル進出に貢献した。

デトロイト・ピストンズ

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2020-21シーズン開幕前の11月にプレイヤーオプションを破棄してFAとなり、3年6000万ドルのサイン・アンド・トレードデトロイト・ピストンズに移籍した[10]。開幕からコンスタントに20得点以上を記録し、飛躍のシーズンとなった。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

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2022年7月6日に複数のドラフト指名権とのトレードで、父が所属していたポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍した[11]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 PHI 65 11 21.2 .352 .314 .591 3.0 1.2 .6 1.0 6.3
2015–16 77 52 26.8 .419 .240 .658 4.7 1.8 .7 1.6 9.7
2016–17 2 0 20.5 .353 .000 .500 3.5 .0 .0 2.0 8.0
OKC 78 4 19.1 .469 .377 .619 2.6 .6 .4 1.0 5.4
2016-17計 80 4 19.1 .463 .371 .612 2.6 .6 .4 1.0 5.5
2017–18 81 1 20.3 .535 .291 .675 3.9 .7 .4 1.0 8.4
2018–19 80 77 32.7 .497 .392 .710 5.2 1.0 .8 1.3 13.6
2019–20 DEN 71 24 26.6 .478 .389 .750 3.5 1.2 .7 .8 12.0
2020–21 DET 54 54 33.9 .429 .350 .845 4.6 2.8 .6 1.1 22.3
2021–22 47 47 31.9 .426 .358 .838 4.1 2.4 .9 1.0 19.2
2022–23 POR 63 63 35.7 .475 .401 .813 4.5 2.4 .8 .8 20.5
2023–24 54 54 33.9 .451 .402 .817 3.5 2.8 .8 .6 21.0
通算 672 387 27.6 .455 .364 .746 4.0 1.6 .7 1.0 13.0

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017 OKC 5 0 22.2 .613 .333 .857 3.8 .8 .2 .4 9.2
2018 6 0 22.2 .514 .250 .455 3.3 1.0 .7 .5 7.2
2019 5 5 35.2 .500 .450 .692 5.6 .8 .6 2.0 11.6
2020 DEN 19 16 34.4 .406 .326 .889 3.3 1.3 .6 .8 11.6
通算 35 21 30.7 .456 .341 .800 3.7 1.1 .5 .9 10.5

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 シラキュース 40 9 14.3 .462 .400 .562 3.0 .5 .4 .5 3.9
2013–14 32 20 31.4 .496 .000 .674 6.8 1.4 .8 .6 12.1
通算 72 29 21.9 .486 .300 .641 4.7 .9 .6 .5 7.5

人物

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脚注

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外部リンク

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