ジェフ・ルーミス
アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身のギタリスト
ジェフ・ルーミス(Jeff Loomis、1971年9月14日 - )は、アメリカ合衆国出身のギタリスト、ミュージシャン。
ジェフ・ルーミス Jeff Loomis | |
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アーチ・エネミー - ドイツ公演バックステージ (2016年8月) | |
基本情報 | |
生誕 | 1971年9月14日(53歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 メナシャ |
ジャンル |
スラッシュメタル ネオクラシカルメタル ヘヴィメタル プログレッシブ・ロック、 |
職業 | ギタリスト、作曲家 |
担当楽器 | ギター |
活動期間 | 1987年 - 現在 |
共同作業者 |
アーチ・エネミー ネヴァーモア サンクチュアリ Conquering Dystopia Fear-Tech、Experiment Fear System 7 Horns 7 Eyes |
公式サイト | www.jeffloomis.com |
著名使用楽器 | |
Schecter Jeff Loomis Signature Series |
ヘヴィメタル・バンド「サンクチュアリ」や「ネヴァーモア」、2014年から2023年末まで「アーチ・エネミー」で活動していた。
経歴
編集9〜10歳の頃から楽器を始めるが、15歳のころまではさほど真剣には練習をしていなかったという。
10代の頃は地元ウィスコンシン州で、幾つかのカバーバンドやオリジナルのデスメタルバンドなどでギターを弾いており、16歳の時に地元の「Guitar Wars」コンテストで優勝をしている。
- メガデスとの関係
- 17歳の時に「メガデス」のギタリストのオーディションを受けている。これは当時のギタリストだったジェフ・ヤングが辞めたためで、オーディションではデイヴ・ムステイン(Vo/G)らと数曲演奏した。若年である理由で合格はしなかったが、ムステインからその実力を認められ「将来素晴らしいギタリストになるだろう」と絶賛された。
- オーディションを受けた後、ツアー中だったとあるギタリストに「メガデス」のオーディションを受けた事を話した所、そのギタリストはオーディションに興味を持ちメガデスのオーディションを受け、見事メガデスに加入している。そのギターリストは当時「カコフォニー」で活動していたマーティー・フリードマン(G)だった。
- 2005年には、ムステインからメガデス再結成のため、ルーミスにリードギタリストとして加入を要請されている。当時ソロアルバム『Zero Order Phase』の制作中だったルーミスは、ソロ活動を続けたかったためこれを断り、以前「ネヴァーモア」でサポートギターをしてもらっていたクリス・ブロデリック(G)を紹介した。クリスはオーディションを受け「メガデス」に加入している。
- ネヴァーモアで活動
- メガデスのオーディションの後にヘヴィメタル・バンド「サンクチュアリ」に加入したが、加入して間もなく当時音楽業界を席巻していたグランジ・ロックのような音楽スタイルにレコード会社から変更するようにバンド側が言われたが、これをバンドが拒否したためバンド自体の活動が出来なくなりサンクチュアリは解散となる。
- 1991年、サンクチュアリのウォーレル・デイン(Vo)、ジム・シェパート(B)と共に「ネヴァーモア」を結成。ルーミスはネヴァーモアの多くの楽曲を作曲し、また7弦ギターを駆使したテクニカルなギターにより、ネヴァーモアをよりプログレッシブなヘヴィメタルへと進化させた。
- 7弦ギターは2000年にDead Heart,In a Dead Worldの作曲中にメシュガーからの影響で使いだした。当時のセッティングはカスタムメイドの7弦ギターにボトム.80または.85のとても太い弦を張った半音下げチューニング(7弦がB♭)、EMG 81ピックアップ(7弦用の707はまだ発売されていなかった)、チューブスクリーマーストンプボックス、メサブギー・デュアルレクチファイアアンプヘッドを使用していた。[1][2]
- 2010年、サンクチュアリの再結成に参加。翌年4月、個人的な理由や音楽性の相違などから両バンドを脱退する。「ネヴァーモア」は活動休止、「サンクチュアリ」での創作に関わる事も無くなってしまった。
- アーチ・エネミーに加入
- ネヴァーモア脱退後は、ソロ活動や他のバンドでのゲスト参加などを行っていたが、2014年11月に「アーチ・エネミー」からニック・コードル(G)が脱退したことに伴い、ルーミスが加入する事が発表された[3]。コードル(G)は入れ替わりで「サンクチュアリ」に参加している。
- 2023年12月末、アーチ・エネミーからの脱退を発表[4]。
アルバム
編集- ネヴァーモア
- 1995年 Nevermore
- 1996年 The Politics of Ecstasy
- 1999年 Dreaming Neon Black
- 2000年 Dead Heart,In a Dead World
- 2003年 Enemies of Reality
- 2005年 This Godless Endeavor
- 2010年 The Obsidian Conspiracy
- アーチ・エネミー
- 2015年 Stolen Life - 2015 Japan Tour EP (2015)[5]
- 2017年 Will to Power
- 2022年 Deceivers
- ソロ
- Zero Order Phase (2008)
- Plains of Oblivion (2012)[6]
- Requiem For The Living (EP, 2013)
- Conquering Dystopia
- Conquering Dystopia (2014)
- ゲスト参加
- God Forbid - Gone Forever (2004)
- Pamela Moore - Stories from a Blue Room (2006)
- Annihilator - Metal (2007)
- Warrel Dane - Praises to the War Machine (2008)
- Marty Friedman - Future Addict (2008)
- Switchblade - Invictus Infinitum (2009)
- Tim "Ripper" Owens - Play My Game (2009)
- Periphery - Periphery (2010)
- Pale Gray Sky - Everything for Nothing (2010)
- Keith Merrow - Heart of the Sea Nymph (2011)
- Glen Drover - Metalusion, (2011), Magna Carta
- Keith Merrow - Spice-Dealer (2012)
- Stephan Forté - The Shadows Compendium (2011)
- 7 Horns 7 Eyes - Throes of Absolution (2011)
- Leander - Szívidomár (2012)
- Ihsahn - Eremita (2012)
- David Maxim Micic - Bilo 3.0 (2013)
- Hannes Grossmann - The Radial Covenant (2014)
脚注
編集- ^ COFFEE WITH OLA - Jeff Loomis of Arch Enemy, Nevermore 2023年5月13日閲覧。
- ^ JEFF LOOMIS NEVERMORE GUITAR TONE & GEAR VIDEO 2023年5月13日閲覧。
- ^ “ARCH ENEMY Parts Ways With NICK CORDLE, Recruits Ex-NEVERMORE Guitarist JEFF LOOMIS”. 2014年11月18日閲覧。、ARCH ENEMYの最新ライヴ・ツアーに元ネヴァーモアのギタリスト、ジェフ・ルーミスが参加決定 - amass
- ^ “ARCH ENEMY、ギタリスト Jeff Loomisの脱退を発表。後任はJoey Concepcion”. 激ロック (2023年12月31日). 2023年12月31日閲覧。
- ^ ストーレン・ライフ - 来日記念盤EP - Trooper
- ^ 元ネヴァーモアのジェフ・ルーミスが新作ソロを発表。マーティ・フリードマンやトニー・マカパインら参加 - amass