ジェフ・ジェンキンス(Geoffrey Scott Jenkins, 1974年7月21日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州オリンピア出身の元プロ野球選手外野手)。右投左打。

ジェフ・ジェンキンス
Geoff Jenkins
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ワシントン州オリンピア
生年月日 (1974-07-21) 1974年7月21日(50歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 1995年 ドラフト1巡目
初出場 1998年4月24日
最終出場 2008年9月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入りとブルワーズ時代

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南カリフォルニア大学ではマーク・マグワイアの本塁打記録(54本)に次ぐ45本塁打を放ち[1]1995年MLBドラフト1巡目(全体9位)でミルウォーキー・ブルワーズに指名され入団。

1998年4月24日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビューを果たした。

1999年にはメジャーに定着を果たし、135試合に出場して打率.313、21本塁打、82打点、43二塁打をマークした。

2000年は135試合に出場して、2年連続3割となる打率.303、初の30本越えとなる34本塁打、94本塁打を記録した。

2001年は右肩の捻挫と左手の負傷で2度の故障者リスト入り、2002年6月17日の試合では、三塁ベースに滑り込んだ際に右足首を脱臼してシーズンを早々と終えてしまった[2]

2003年は自身初となるオールスターに選出されたが、左指の骨折など怪我が多く、チャンスに弱い事や三振が多い事、それに若手の台頭など悪条件が重なってチーム放出の危機にあった[要出典]

2004年は自己最多の157試合に出場し、打率.264、27本塁打、93打点をマーク。また4月6日には球団タイ記録となる1試合2三塁打を達成している。

練習態度が真面目でチームリーダー的存在と評価されていたが[3]2006年8月11日ネッド・ヨスト監督が「ハートグロスがどこまでできるのか、確かめておきたい」とジェンキンスのスタメン落ちを決断した。ジェンキンスは控えに徹することを決意した[4]。しかし、打撃修正の必要性を認めず首脳陣の不興を買った[3]

2007年オフに3年総額2,300万ドルの契約が満了となったが、チームは900万ドルの契約オプションを行使せず、10月30日にFAとなった[5]

フィリーズ時代

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ブルワーズ退団後はサンディエゴ・パドレステキサス・レンジャーズも興味を示していたが、2007年12月20日フィラデルフィア・フィリーズと2年契約を結んだ[6]

2008年は115試合に出場して、フィリーズのワールドシリーズ制覇に貢献したが、7月頃から成績不振のため途中出場が多くなり、打率.246、9本塁打、29打点という芳しくない結果に終わった。

2009年3月31日にフィリーズを自由契約となった[7]。その後はいずれのチームとも契約しなかった。

2010年7月9日に古巣のブルワーズと1日のみの契約を結び、試合に出場することはなかったがブルワーズのメンバーとして現役引退を発表した[8]

プレースタイル

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足を大きく上げるバッティングフォームである。パワーがあるが近年はひっぱるだけではなく、反対方向にも打てるようになってきているが、選球眼はあまり良くない。強肩で補殺数も多い[9]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1998 MIL 84 285 262 33 60 12 1 9 101 28 1 3 0 1 20 4 2 61 7 .229 .288 .385 .673
1999 135 493 447 70 140 43 3 21 252 82 5 1 3 1 35 7 7 87 10 .313 .371 .564 .935
2000 135 564 512 100 155 36 4 34 301 94 11 1 0 4 33 6 15 135 9 .303 .360 .588 .948
2001 105 446 397 60 105 21 1 20 188 63 4 2 0 5 36 7 8 120 11 .264 .334 .474 .808
2002 67 272 243 35 59 17 1 10 108 29 1 2 0 1 22 1 6 60 8 .243 .320 .444 .764
2003 124 554 487 81 144 30 2 28 262 95 0 0 0 3 58 10 6 120 12 .296 .375 .538 .913
2004 157 681 617 88 163 36 6 27 292 93 3 1 0 6 46 10 12 152 19 .264 .325 .473 .798
2005 148 618 538 87 157 42 1 25 276 86 0 0 0 5 56 9 19 138 13 .292 .375 .513 .888
2006 147 555 484 62 131 26 1 17 210 70 4 1 0 4 56 8 11 129 9 .271 .357 .434 .791
2007 132 464 420 45 107 24 2 21 198 64 2 2 0 3 32 10 9 116 9 .255 .319 .471 .790
2008 PHI 115 322 293 27 72 16 0 9 115 29 1 1 0 4 24 5 1 68 6 .246 .301 .392 .693
通算:11年 1349 5254 4700 688 1293 303 22 221 2303 733 32 14 3 37 418 77 96 1186 113 .275 .344 .490 .834

脚注

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  1. ^ Trojan Catcher Selected No. 3 in Baseball Draft”. USC News (2005年6月8日). 2022年3月6日閲覧。
  2. ^ JS Online: Jenkins, Sanchez hurt”. 2008年3月1日閲覧。
  3. ^ a b 村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、361頁頁。ISBN 978-4-331-51213-5 
  4. ^ 石山修二 「30チーム・レポート&全選手シーズン最終成績 ミルウォーキー・ブルワーズ/MIL 最古参外野手がスタメン落ち」 『月刊スラッガー』2006年11月号、日本スポーツ企画出版社、2006年、雑誌15509-11、83頁。
  5. ^ Brewers decline Jenkins' $9M option for 2008” (英語). 2008年4月9日閲覧。
  6. ^ Former Brewers outfielder Jenkins agrees with Phils”. 2008年3月1日閲覧。
  7. ^ Phillies Release Jenkins”. 2009年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年5月11日閲覧。
  8. ^ Jenkins to announce retirement Friday”. ESPN (2010年7月6日). 2022年3月6日閲覧。
  9. ^ Geoff Jenkins - Philadelphia Phillies - Sportsnet.ca”. 2008年3月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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