ジェイムズ・クローニン
アメリカの物理学者
ジェイムズ・クローニン(James Watson Cronin, 1931年9月29日 - 2016年8月25日[1])はアメリカの物理学者である。1980年に、ヴァル・フィッチと共に中性K中間子崩壊におけるCP対称性の破れの発見によりノーベル物理学賞を受賞した。
James Cronin ジェイムズ・クローニン | |
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ジェイムズ・クローニン(2010)年 | |
生誕 |
James Watson Cronin 1931年9月29日 アメリカ合衆国 シカゴ |
死没 |
2016年8月25日 (84歳没) アメリカ合衆国 セントポール |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究分野 | 物理学 |
研究機関 | シカゴ大学 |
出身校 |
南メソジスト大学 シカゴ大学 |
主な業績 | 核物理学 |
主な受賞歴 |
ノーベル物理学賞(1980) アメリカ国家科学賞(1999) |
プロジェクト:人物伝 |
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来歴
編集シカゴに生まれた。南メソジスト大学を卒業し、1955年シカゴ大学で学位を得た。ブルックヘブン国立研究所で働き、プリンストン大学の教授などを務めた。1964年ヴァル・フィッチと共に、K0中間子が、0.1%ほどの確率でCP対称性を保存しない崩壊をおこすことを発見した。この破れは小林誠らによる小林・益川理論によって理論づけられた。
受賞歴
編集- 1976年 - アーネスト・ローレンス賞
- 1980年 - ノーベル物理学賞
- 1999年 - アメリカ国家科学賞
外部リンク
編集脚注
編集- ^ “ジェームズ・クローニン氏が死去 米物理学者、ノーベル賞受賞者”. 日本経済新聞 (日本経済新聞). (2016年8月31日) 2016年8月31日閲覧。