シンクレアジョセフ孝ノ助
シンクレア ジョセフ 孝ノ助（シンクレア ジョセフ こうのすけ、2001年6月12日 - ）は、埼玉県吉川市生まれ、カナダ出身のプロ野球選手（投手・育成選手）。埼玉西武ライオンズ所属。
| 埼玉西武ライオンズ #125 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 |
 カナダ[1]（生まれは埼玉県吉川市） |
| 生年月日 | 2001年6月12日（23歳） |
| 身長 体重 |
193 cm 94 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 左投左[1]打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | NPB / 2023年 育成選手ドラフト1位 |
| 年俸 | 400万円（2024年） |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
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この表について
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登録名はシンクレア[2]。
経歴
編集プロ入り前
編集日本人の母とカナダ人の父を持ち、母の故郷・埼玉県吉川市で生まれたが[3][4]、生後6か月で父の母国・カナダへ戻った[5]。MLB中継を見て、イチローや松坂大輔といった日本人選手も活躍していることを母から教えられ[5]、これを機にソフトボールに触れる[6]。小学校2年生のときに1年間だけ日本で生活し、その際に少年軟式野球チーム「吉川ストーム」で本格的に野球を始め、再びカナダへ戻ってからはリトルリーグでプレー[6]。2014年のリトルリーグ世界選手権ではカナダ代表に選出されていた[7]。日本で野球を始めたときは遊撃手だったが、小学4年生で投手を始めてから[5]ポジションはずっと投手であった[8]。
ジョンオリバー高校卒業後はアメリカのコチス短大、メアリー大学でプレー[7]。アメリカでの4年間ではMLB4球団のスカウトが視察に訪れるも、視察日に限って上手くアピールできなかった[6]。卒業が近づき、野球を続けるか就職するか悩んだが、「野球を諦めきれなかったんです。日本で野球をやってみたいし、NPBに今一番近い球団じゃないかなって知り合いの方が言ってくれたので[6]」と2023年シーズン途中の5月19日に四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスへの入団が発表された[9]。登録名はシンクレア[10]。
四国IL・徳島時代
編集選手公示された5月26日時点では練習生で[11]、6月2日に契約選手となった[12][注釈 1]。前期最終戦となった6月7日の香川オリーブガイナーズ戦[17]がプロ初登板となり、2回1失点（自責点0）であった[18]。後期は10試合に登板し、この年は11試合の登板で1勝0敗、27イニングを投げて防御率0.67という成績を残した[19]。
10月26日に開催されたドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから育成1位指名を受けた[19]。11月14日に支度金350万円・年俸400万円（金額はいずれも推定）で仮契約を結んだ[20]。
選手としての特徴
編集持ち球は最速151km/hのストレート、ツーシーム、スライダー、スプリット[8]。
ツーシームとスライダーは横変化が大きく[7]、「ツーシームとスライダーは日本ではそんなに見ないと思います」と本人も自信を持つ[6]。ストレートもシュート方向への変化が平均より大きく[7]、ゴロを量産する左腕である[3]。
詳細情報
編集独立リーグでの投手成績
編集出典は四国アイランドリーグplusデータサイト[18]。
| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 徳島 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 108 | 27.0 | 18 | 1 | 8 | - | 3 | 21 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0.67 | 0.96 |
| 通算：1年 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 108 | 27.0 | 18 | 1 | 8 | - | 3 | 21 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0.67 | 0.96 | |
背番号
編集- 47 （2023年）
- 125（2024年 - ）
登録名
編集- シンクレア（2023年 - ）
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “125 シンクレア 選手名鑑2024”. 埼玉西武ライオンズ. 2024年2月3日閲覧。
- ^ 2024年度 育成選手登録（埼玉西武ライオンズ） NPB.jp（2024年1月31日閲覧）
- ^ a b “【西武】四国IL徳島の宮澤太成、シンクレア・ジョセフ・孝ノ助、谷口朝陽の3選手が入団内諾”. SPAIA (2023年11月14日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ シンクレアジョセフ孝ノ助（インタビュアー：進邦和馬）「【西武育成1位】逆輸入！！高身長ハーフ左腕・シンクレアジョセフ孝ノ助投手にインタビュー！！」『note』、徳島インディゴソックス、2023年11月2日。2024年2月6日閲覧。
- ^ a b c シンクレアジョセフ孝ノ助（インタビュアー：河嶋宗一）「シンクレア ジョセフ 孝ノ助（西武育成1位） MLBを目指していた逆輸入の大型左腕はなぜ徳島を選んだのか？＜インディゴソックス ドラフト指名6人全員インタビュー⑤＞」『高校野球ドットコム』、WoodStock、2023年12月19日。2024年2月6日閲覧。
- ^ a b c d e “メジャーも注目、“逆輸入”左腕がドラフトへ 防御率0点台…「日本で見ない」独特の軌道”. Full-Count (2023年10月22日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “1年で140キロ台→159キロ腕や巨人・増田の弟…ドラフト候補だらけの上に「162キロ謎のドミニカ剛腕」も！〈独立L最強・徳島が推す6人〉”. Number Web (2023年10月22日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ “徳島IS 新入団選手のお知らせ”. 四国アイランドリーグplus 公式サイト (2023年5月19日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ 金沢慧 (2023年9月26日). “一芸に秀でた独立リーグのドラフト候補投手たち 「剛速球or高身長or若さ」が指名されるための必要条件”. スポーツナビ. p. 2. 2023年12月4日閲覧。
- ^ 5月26日(金) 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース（2023年5月26日、ページに添付されたPDFファイルを参照）2023年11月26日閲覧。
- ^ 6月2日(金) 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース（2023年6月2日）2023年11月26日閲覧。
- ^ 6月28日(水) 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース（2023年6月28日）2023年11月26日閲覧。
- ^ 7月5日(水) 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース（2023年7月5日）2023年11月26日閲覧。
- ^ 7月12日(水) 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース（2023年7月12日）2023年11月26日閲覧。
- ^ 7月19日(水) 選手登録・抹消公示 - 四国アイランドリーグplusニュースリリース（2023年7月19日）2023年11月26日閲覧。
- ^ “四国ＩＬｐｌｕｓ＝香川、前期最終戦飾る 徳島に４―０”. 四国新聞. (2023年6月8日) 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “選手データ シンクレア”. 四国アイランドリーグplus データサイト. 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “2023NPBドラフト会議 指名選手のお知らせ”. 徳島インディゴソックスOfficial Site (2023年10月26日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ “西武から指名の徳島インディゴソックス３選手が仮契約”. NHK (2023年11月14日). 2023年11月15日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 個人年度別成績 シンクレアジョセフ孝ノ助 - NPB.jp 日本野球機構
- 125 シンクレア 選手名鑑2024 - 埼玉西武ライオンズ
- シンクレアジョセフ孝ノ助 (@joe._.125) - Instagram