シロアゴヤマガメ
シロアゴヤマガメ(白顎山亀、学名:Leucocephalon yuwonoi)は、イシガメ科シロアゴヤマガメ属に分類されるカメ。本種のみでシロアゴヤマガメ属を構成する。
シロアゴヤマガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.2.3 (1994)) ワシントン条約附属書II類
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Leucocephalon yuwonoi (McCord, Iverson & Boeadi, 1995) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Geoemyda yuwonoi | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シロアゴヤマガメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Sulawesi forest turtle |
分布
編集形態
編集最大甲長25.6cm。メスよりもオスの方がやや大型になる。背甲は扁平。椎甲板に筋状の盛りあがり(キール)がある。肋甲板にも不明瞭なキールがある。縁甲板外縁は鋸状に尖る。背甲の色彩はオレンジ色や黄色、黄褐色で、不規則に黒い斑紋が入る。背甲と腹甲の継ぎ目(橋)は長く、腋下甲板と鼠蹊甲板は大型。腹甲は大型。腹甲の色彩は淡黄色や黄褐色で、甲板ごとに不明瞭な暗色斑が入る。
頭部はやや大型。吻端はやや突出し、上顎の先端は鉤状に尖るかその先端が浅く凹む。咬合面は狭い。
幼体は肋甲板のキールが明瞭で縁甲板外縁がより鋸状に尖る。またキールに沿って明色の筋模様が入る個体もいる。成長に伴い肋甲板のキールや縁甲板の突起は滑らかになる。
オスの成体は頭部や顎を覆う角質(嘴)の色彩が淡黄色で、喉が白い。属名Leucocephalonは「白い頭」の意で、オスの性的二型に由来し和名と同義。幼体やメスの成体は頭部や嘴の色彩が灰褐色や暗褐色、黒で、喉が黄色。
分類
編集生態
編集半水棲もしくは陸棲と考えられている。
食性は雑食と考えられている。
人間との関係
編集種小名yuwonoiは、模式標本を提供したFrank Yuwonoへの献名。
生息地や中華人民共和国では食用とされる事もある。
開発による生息地の破壊、食用やペット用の乱獲などにより生息数が減少している。2003年にワシントン条約附属書II類に掲載された。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通はまれで、主に野生個体が流通する。状態を崩した個体が流通する事が多く、飼育の難しい種とされる。飼育下では植物の葉、果実、昆虫などを食べた例があり、人工飼料にも餌付く。
関連項目
編集参考文献
編集外部リンク
編集- CITES homepage
- IUCN Red List of Threatened Species
- Asian Turtle Trade Working Group 2000. Leucocephalon yuwonoi. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.2.