シルバーダスト (ヒノキ科)

シルバーダスト (学名:Cupressocyparis leylandii 'Silver Dust')は、ヒノキ科レイランドヒノキ属レイランドヒノキの園芸樹。常緑針葉樹の高木[1][2][3][4][5]

シルバーダスト
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 維管束植物 Tracheophyta
: 球果植物門 Pinophyta
: マツ綱 Pinopsida
: マツ目 Pinales
: ヒノキ科 Cupressaceae
亜科 : ヒノキ亜科 Cupressoideae
: レイランドヒノキ属 x Cupressocyparis
: レイランドヒノキ Cupressocyparis leylandii
品種 : シルバーダスト
学名
x Cupressocyparisleylandiii 'Silver Dust'
英名
Leyland cypress 'Silver Dust'

名前の由来

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アラスカヒノキモントレーイトスギの交雑種[6]。「Cupressocyparis」は両種の交雑を意味し[6]、「leylandii」はイギリスの発見者の姓に由来する[6]。品種名は斑入りの葉のイメージより命名された[6]。イギリスで自然交雑によって生み出された[6]

成長

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挿し木で繁殖する[1]。枝が荒く、最初は「魚の骨」のような状態で、樹高1.5m以下では鑑賞的価値が低い[1]。枝が荒い点は、剪定の繰り返しで密になるが[1]、1.5mを超えて育つと枝の粗さが逆に個性となり違和感を感じなくなる。病害虫に強く強健。成長は早く10-15mの樹高に達し、広円錐形となる。耐寒性にやや問題があり、冬季に-8度以下になる地域には向いていない[1]。比較的半日陰でも育ち、夏の暑さや積雪にも強い[1]。肥料は特に不要で、排水性のよい乾燥気味の土壌を好む[1]。鉢栽培には兄弟種である「ゴールドライダー」の方が向いている。根の発達が弱いので、生育した後の移植は非常に困難とされている[1]。葉の色は一年を通じて安定しており変色しない。

特徴

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モントレーイトスギのゴールドクレストよりアラスカヒノキに近い品種で、葉は若干ゴツゴツした印象で、枝分かれも少なく粗い。葉には葉緑素の抜けた斑入り部分がある。アラスカヒノキとの違いは成長速度に見いだされる。

類似の園芸品種

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  • Leylandii (レイランディ) - ゴールドライダーの原種。
  • Gold Rider (ゴールドライダー) - 同じレイランドヒノキの黄金品種。鱗葉は細く黄金色。他の性格はシルバーダストに似るが、鉢栽培に向いている[7]。再移植は非常に困難[7]。下枝の伸びが良好で横幅が出やすく、地植えで放任するには広い面積が必要。ヨーロッパゴールドとともに育てやすい円錐形コニファーとして広く活用されている[7]
  • Goldrider albovariegata (ゴールドライダー・アルボバリエガータ) - ゴールドライダーの班入り品種[8]。ゴールドライダー程は成長しないので管理しやすい[8]、やはり鉢栽培に向く[8]。ゴールドライダーよりも樹勢が弱い。再移植は非常に困難[8]
  • Castlewellan Gold (キャッスルウェランゴールド) - レイランディに似るが、より生育が早く大きく育つ。
  • Mellow Yellow (メローイエロー) -
  • Robinson's Gold (ロビンソンゴールド) -

関連事項

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h 花工房 シルバーダスト 2016年1月25日閲覧
  2. ^ 柴田忠裕 色と形を味わう コニファーガーデン NHK出版 家庭園芸出版2 ISBN 4140401109
  3. ^ 栗原正芳 すてきなコニファーガーデン 主婦と生活社 ISBN 4391124599
  4. ^ 高橋護 コニファーガーデン―園主が教える選び方・育て方 (コツのコツシリーズ) 単行本 – 2007/7 農山漁村文化協会 ISBN 9784540051784
  5. ^ コニファー きれいに育てる全テクニック 監修 尾上信行 小学館 ISBN 4-09-305242-5
  6. ^ a b c d e GKZ 植物辞典 2016年1月25日閲覧
  7. ^ a b c 花工房 ゴールドライダー 2016年1月25日
  8. ^ a b c d 花工房 レイランドヒノキ‘ゴールドライダア-ルボバリエガータ’ 2016年1月25日閲覧