シエナ・ミラー
シエナ・ローズ・ミラー(Sienna Rose Miller, 1981年12月28日 - )は、アメリカ合衆国/イギリスのモデル・女優・ファッションデザイナー。
シエナ・ミラー Sienna Miller | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年 | |||||||||
本名 | Sienna Rose Miller | ||||||||
生年月日 | 1981年12月28日(42歳) | ||||||||
出生地 | アメリカ合衆国・ニューヨーク | ||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 イギリス | ||||||||
職業 | モデル・女優・ファッションデザイナー | ||||||||
活動期間 | 2001年 - | ||||||||
主な作品 | |||||||||
映画 『レイヤー・ケーキ』 『カサノバ』 『ファクトリー・ガール』 『スターダスト』 『ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛』 『G.I.ジョー』 『フォックスキャッチャー』 『アメリカン・スナイパー』 『ハイ・ライズ』 『二ツ星の料理人』 『夜に生きる』 『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』 『21ブリッジ』 テレビドラマ 『ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女』 『ザ・ラウデスト・ボイス-アメリカを分断した男-』 | |||||||||
|
生い立ち
編集アメリカ合衆国・ニューヨークで生まれ、幼い頃にイギリス・ロンドンに移住[1]。バークシャーの寄宿学校を卒業後、2000年から1年間、ニューヨークのリー・ストラスバーグ・インスティチュートに在籍。
父親のエドウィン・ミラーはアメリカ人の銀行員、母親のジョゼフィーナ・“ジョー”・ミラーはイギリス系南アフリカ人でロンドンのリー・ストラスバーグ・アカデミー・インスティチュートを運営していた。6歳の時に両親が離婚。父親はイギリス人のインテリア・デザイナー(ケリー・ホッペン)と再婚するが再び離婚。兄弟はファッション・デザイナーの実姉(サバンナ)と異母弟が二人(チャールズ、スティーブン)、義母の連れ子である姉(ナターシャ・コレット)がいる。
キャリア
編集モデル
編集モデルとしてキャリアを始め、タンディ・アンダーソンと契約後にコカ・コーラやイタリア版『ヴォーグ』、プラダのモデルとなる。2003年には「Pirelli」のカレンダーのモデルに起用される[2]2006年にはペペ・ジーンズ(ロンドン)の専属モデルとして契約する。[3]。
俳優
編集俳優として間もない頃にニューヨークで舞台『The Striker, Independence』やアンソニー・ミンゲラが監督した『Cigarettes & Chocolate』に出演。2001年に『South Kensington』で映画デビューを果たす。2003年にはアメリカのテレビシリーズ『Keen Eddie』のレギュラーとして出演。
2004年公開の映画『アルフィー』で共演したジュード・ロウとの交際で有名になる。翌年には『お気に召すまま』でヒロインのロザリンドを演じてウエスト・エンドの舞台に立った。同年公開の映画『カサノバ』では、ヒース・レジャーの相手役を演じた。2006年公開の『ファクトリー・ガール』では1960年代のポップ・アイコンイーディ・セジウィックを演じ、映画初主演を果たした。
2007年公開のスティーヴ・ブシェミ監督作品『Interview』でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞や英国アカデミー賞ライジング・スター賞にノミネートされた。
2009年、『アフター・ミス・ジュリー(原題) / After Miss Julie』でブロードウェイの舞台デビューを果たす[4]。
2009年公開の『G.I.ジョー』はシエナ自身、最も興行収入の高い作品となったが、ゴールデンラズベリー賞最低助演女優賞を受賞。同年9月から『After Miss Julie』でブロードウェイの舞台に立った。2010年公開の『ロビン・フッド』で恋人マリアンを演じる予定だったが、降板(ケイト・ブランシェットがマリアンを演じた)。
2015年2月17日開幕の『キャバレー』で主役のサリー・ボウルズ役を務める[4]。
デザイナー
編集2007年7月に姉のサバンナと共に「Twenty8Twelve」というファッションブランドを立ち上げ、デザイナーデビューを果たした[5]。姉妹は2012年までレーベルの実権を握り、その後共同クリエイティブディレクターを辞任すると発表した[6]。
私生活
編集ジュード・ロウとは2004年12月に婚約したが、2005年7月、ロウと彼の子供のベービーシッターとの浮気が発覚、ロウが公式にミラーに謝罪するというスキャンダルが起き、直後に婚約を破棄。その後も交際は続いたが2006年11月に別れた[7]。2009年に復縁したが、2011年11月に破局[8] 。
2007年8月から俳優のリス・エヴァンスと交際し婚約するが2008年6月に破局。同年7月にはバルサザール・ゲティとの交際が話題となったが、11月には早くも破局した[9]。
2011年より俳優のトム・スターリッジと交際し、2012年7月には娘が生まれている[10][11][12]。2015年7月に関係を解消。
2022年卵子を凍結保存し同年には俳優のオリ・グリーンと交際を公表。[13]
主な出演作品
編集映画
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
2001 | South Kensington | シャロン | シエナ・ローズ名義 | — |
2002 | ハイスピード・バトル High Speed |
サバンナ | TBA | |
ハイスピード・レーサー The Ride |
サラ | |||
2004 | レイヤー・ケーキ Layer Cake |
タミー | 川庄美雪 | |
アルフィー Alfie |
ニッキー | 永島由子 | ||
2005 | カサノバ Casanova |
フランチェスカ | 岡寛恵 | |
2006 | ファクトリー・ガール Factory Girl |
イーディ・セジウィック | (吹き替え版なし) | |
2007 | Interview | カティヤ | — | |
スターダスト Stardust |
ヴィクトリア | 園崎未恵 | ||
2008 | The Mysteries of Pittsburgh | ジェーン・ベルウェザー | — | |
Camille | カミーユ・フォスター | — | ||
Kis Vuk | ダーシー | 声の出演 | — | |
ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛 The Edge of Love |
ケイトリン・マクナマラ | (吹き替え版なし) | ||
2009 | G.I.ジョー G.I. Joe: The Rise of Cobra |
バロネス | ゴールデンラズベリー賞最低助演女優賞受賞 | 園崎未恵 |
2010 | Hippie Hippie Shake | ルイーズ・フェリエ | — | |
2011 | ニューイヤーズ・イヴ New Year's Eve |
|||
2012 | マリリン&モナ 踊って、泣いて、輝いて Just Like a Woman |
マリリン | (吹き替え版なし) | |
2013 | ウソはホントの恋のはじまり A Case of You |
サラ | 東郷すばる | |
2014 | フォックスキャッチャー Foxcatcher |
ナンシー・シュルツ | 山根舞 | |
アメリカン・スナイパー American Sniper |
タヤ・カイル | 渋谷はるか[14] | ||
2015 | ワイルド・ギャンブル Mississippi Grind |
シモーヌ | (吹き替え版なし) | |
ビジネス・ウォーズ Unfinished Business |
チャック・ポートノイ | きっかわ佳代 | ||
ハイ・ライズ High-Rise |
シャーロット・メルヴィル | 高橋麻里子[15] | ||
二ツ星の料理人 Burnt |
エレーヌ | 園崎未恵(ソフト版)[16] TBA(機内上映版) | ||
2016 | ロスト・シティZ 失われた黄金都市 The Lost City of Z |
ニーナ・フォーセット | 園崎未恵 | |
夜に生きる Live by Night |
エマ・グールド | 朴璐美 | ||
2018 | The Catcher Was a Spy | エステラ・ヒューニ | — | |
シングルマザー ブリジットを探して American Woman |
デボラ・キャラハン | (吹き替え版なし) | ||
2019 | 21ブリッジ 21 Bridges |
フランキー・バーンズ | 笹島かほる | |
2020 | 思い出で綴る物語 Wander Darkly |
エイドリアン | — | |
TBA | Horizon | 撮影中 | ||
My Mother's Wedding | ポストプロダクション |
テレビ
編集放送年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
2002 | The American Embassy | ベーブ | 第4話「Long Live the King」 | — |
Bedtime | ステイシー | 計4話出演 | — | |
2003-2004 | Keen Eddie | フィオナ・ビッカートン | メイン | — |
2009 | トップ・ギア Top Gear |
本人 | 計2話出演 | |
2012 | ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女 The Girl |
ティッピ・ヘドレン | 主演 | |
2019 | ザ・ラウデスト・ボイス-アメリカを分断した男- The Loudest Voice |
ベス・エイルズ | ミニシリーズ | 山口協佳[17] |
2023 | エクストラポレーションズ:すぐそこにある未来 Extrapolations |
レベッカ・シアラー |
脚注
編集- ^ シネマトゥデイ (2006年6月29日). “今週のクローズアップ”. 2007年12月2日閲覧。
- ^ “Sienna Miller: Biography”. People. 2008年7月18日閲覧。
- ^ “Pepe bags Sienna (January 10, 2006)”. Vogue.co.uk (2006年1月10日). 2012年7月10日閲覧。
- ^ a b “シエナ・ミラーがブロードウェイの「キャバレー」に挑戦!”. シネマトゥデイ (2015年1月13日). 2015年1月13日閲覧。
- ^ Emili Vesilind (September 30, 2007). “Shades of Sienna”. LA Times 2008年7月18日閲覧。
- ^ ALICIA WAITE (2012年1月25日). “Sienna and Savannah Miller leave Twenty8Twelve”. The Telegraph. Telegraph Media Group. 2024年3月24日閲覧。
- ^ Female Farst (2006年11月13日). “Law And Miller Split.”. 2007年3月2日閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2011年2月9日). “ジュード・ロウとシエナ・ミラーが二度目の破局!.”. 2011年2月10日閲覧。
- ^ だめんず・うぉーかー!? ジュード・ロウ元カノのシエナ・ミラーがまたもや破局
- ^ “Sienna Miller Gives Birth”. US Weekly. 8 July 2012閲覧。
- ^ “Sienna Miller Welcomes a Baby Girl”. E! Online. 9 July 2012閲覧。
- ^ “Sienna Miller welcomes first child”. (09 July 2012)
- ^ “昨年に卵子凍結保存したと公表”. 2023年8月23日閲覧。
- ^ “アメリカンスナイパ―”. ワーナー公式. 2021年3月14日閲覧。
- ^ “ハイ・ライズ”. VAP. 2021年3月14日閲覧。
- ^ “二ツ星の料理人”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年3月14日閲覧。
- ^ “ラッセル・クロウ主演「ザ・ラウデスト・ボイス―アメリカを分断した男―」”. WOWOW. 2021年3月14日閲覧。