シェイドShaed、表記は「SHAED」)は、ワシントンD.C.を拠点とするエレクトロ・ポップのトリオ。

シェイド
Shaed
スペンサー (左)、チェルシー (中)、マックス (右)(2019年)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
ジャンル エレクトロ・ポップ
活動期間 2011年 -
レーベル Photo Finish
共同作業者 ビショップ・ブリッグス、マリアン・ヒル、ヴェリテ
公式サイト www.shaedband.com
メンバー チェルシー・リー(ボーカル
スペンサー・アーンスト(キーボードギタードラム、ボーカル)
マックス・アーンスト(キーボード、ギター、ドラム、ボーカル)
SHAED(ロゴ)

リード・ボーカリストのチェルシー・リー、マルチプレイヤーのマックス・アーンストとスペンサー・アーンストの3人。大注目を浴びた「Trampoline(トランポリン)」を2018年にリリース。2021年にデビュー・アルバム『High Dive』をリリースし、2019年サマーソニック出演時にインスピレーションを受けた楽曲「Osaka」を収録。

来歴

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双子兄弟のマックスとスペンサーはメリーランド州シルバースプリングで育ち、幼い頃から音楽に興味を持ち始めた。中学時代、友達同士でロックバンド「Upslide」を結成。同バンドは数年ワシントンD.C.で局所的に活動を続けた。その結果、兄弟はニューヨークにあるマネジメントの目に留まった。高校ではポップ・デュオ「Trust Fall」を結成し、活動範囲を広めていった[1]。そんな中、アーンスト兄弟は初めてチェルシー・リーと出会った。高校時代であった(2006年頃)。そして2009年に、チェルシーはスペンサーと交際をはじめ、ソロ・アーティストとしてアトランティック・レコードと契約[2]

高校卒業後、アーンスト兄弟は大学へ進学するのを延期し、エピック・レコードとの契約を試みた。結果契約は成立せず、2人はメリーランド大学へと進学した。大学で2人はフォーク・ロックのデュオ「The Walking Sticks」を結成。The Walking Sticksは2012年6月27日、大学4年の時にデビューEP『World So Bright』をリリース[1]。EPはすべてライブ録音で、アコースティック・ルーツ・ロック・スタイルであった。

2011年にアトランティック・レコードとの契約を終了したチェルシー・リーは、『World So Bright』リリース後のThe Walking Sticksに加入[3]。2013年後半に、The Walking SticksはセカンドEP『Send The Night』をリリースした。彼らはもともとフォークのサウンドで活動するつもりだったが、マックスとスペンサーがガレッジセールで古いシンセサイザーを拾ってきてから音楽の方向性が変わった。そしてフォーク・ロックだった彼らのサウンドは『Send The Night』からドリーム・ポップへと方向転換した[4]

2016年3月、音楽性の変化と共にグループ名をThe Walking Sticksからシェイドに改名[5]。2016年6月にはPhoto Finish Recordsと契約を結び、同年秋にはマリアン・ヒル(Marian Hill)、ヴェリテ(Vérité)と共にツアーを行った。2016年9月、新しい名前、シェイドでのデビューEP『Just Wanna See』をリリース[6]。彼らのシングル「Name On It」は、2018年5月15日発売のヴィクトリアズ・シークレットのコマーシャルにフィーチャー・トラックとして起用された[7]。シェイドは2017年4月にビショップ・ブリッグス(Bishop Briggs)のツアーでオープニングを担当した[6]

2017年9月、メンバー3人は同居生活を始め、ホームスタジオで彼らのセカンドEP『メルト』の制作を始める。2018年5月18日に『メルト』からのシングル「Trampoline」をリリース[8]。『メルト』は2018年9月21日にPhoto Finish Recordsからリリース。2018年10月30日、「Trampoline」をフィーチャー・トラックとしたAppleMacBook AirのCMがデビュー[9]

2018年10月、アーリントン郡 (バージニア州)でチェルシー・リーとスペンサー・アーンストが結婚[2]

2019年8月に開催されたサマーソニック2019に出演。8月17日(土)に大阪会場、8月18日(日)に東京会場にて出演[10]

2019年9月に、ゼイン・マリクを迎えた「Trampoline」の新バージョン「Trampoline (with ZAYN)」をリリース[11]

バンド・メンバー

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ディスコグラフィ

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アルバム

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  • High Dive (2021年、Photo Finish)
  • World So Bright (2012年)
  • Send The Night (2013年)
  • Pop Dreams (2014年)
  • Just Wanna See (2016年、Photo Finish)
  • 『メルト』 - Melt (2018年、Photo Finish)

主なシングル

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  • "Trampoline" (2018年) ※全米47位[12]、全米オルタナティブ・ソング・チャート1位獲得[13]
  • "Thunder" (2019年) ※全米オルタナティブ・ソング・チャート37位[14]

脚注

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  1. ^ a b Staff writer Beena Raghavendran profiles Max and Spencer Ernst, who play in local band The Walking Sticks”. The Diamondback. Arc Publishing (October 14, 2012). February 1, 2019閲覧。
  2. ^ a b Shaed makes hypnotic pop songs in a tiny family home”. i-D. Vice Media (October 3, 2018). February 1, 2019閲覧。
  3. ^ Interview with the Walking Sticks: DC Deli's Band of the Month (Oct.)”. The Deli (October 3, 2013). February 1, 2019閲覧。
  4. ^ Rising Artists: The Walking Sticks”. D.C. Music Download (October 23, 2013). February 1, 2019閲覧。
  5. ^ A Debutante Interview with SHAED” (英語). Random Nerds (March 2, 2016). February 1, 2019閲覧。
  6. ^ a b Barr, Natalie (January 30, 2017). “SHAED”. Interview Magazine. December 14, 2018閲覧。
  7. ^ Victoria's Secret (May 15, 2018), Victoria's Secret Stretch Cotton Collection Commercial, https://www.youtube.com/watch?v=KkS_ZR1NR-o YouTubeよりDecember 14, 2018閲覧。 
  8. ^ PREMIERE: Ahead of New EP, Melt into SHAED's Atmospheric 'Trampoline'”. Ones to Watch. Live Nation Worldwide (May 17, 2018). February 1, 2019閲覧。
  9. ^ Kress, Bryan (November 16, 2018). “SHAED and Dounia Deliver Scorching Performances at Billboard Industry Nights Showcase”. Billboard. December 14, 2018閲覧。
  10. ^ 3人組エレクトロ・ポップ・バンド、シェイドがサマーソニックにて初来日決定!”. Hostess (April 4, 2019). August 26, 2019閲覧。
  11. ^ シェイド、ゼイン・マリクを迎えた“Trampoline”の新バージョンが公開, https://nme-jp.com/news/79273/ November 13, 2019閲覧。 
  12. ^ https://www.billboard.com/charts/hot-100/2019-08-24
  13. ^ Shaed's 'Trampoline' Jumps to No. 1 on Alternative Songs Chart”. Billboard (June 4, 2019). August 24, 2019閲覧。
  14. ^ https://www.billboard.com/charts/alternative-songs/2019-08-24

外部リンク

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