ザ・モール仙台長町
ザ・モール仙台長町(ザ・モールせんだいながまち)は、宮城県仙台市太白区長町にある、株式会社西友が展開する「ザ・モール」ブランドのリージョナル型ショッピングセンターである。
ザ・モール仙台長町 THE MALL Sendai Nagamachi | |
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本館(Part2は、右手奥に所在) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒982-0011 宮城県仙台市太白区長町7丁目20番3号(本館) |
座標 | 北緯38度13分32.5秒 東経140度52分36.4秒 / 北緯38.225694度 東経140.876778度座標: 北緯38度13分32.5秒 東経140度52分36.4秒 / 北緯38.225694度 東経140.876778度 |
開業日 | 1997年(平成9年)9月19日[1][2] |
施設所有者 | 株式会社西友 |
施設管理者 | JLLリテールマネジメント株式会社[3] |
延床面積 | 133,279.83[3] m² |
商業施設面積 | 46,381.40[3] m² |
中核店舗 | 西友ザ・モール仙台長町店 |
営業時間 |
9:00-23:00 (西友の食品フロアは24時間営業、一部店舗は営業時間が異なる) |
駐車台数 | 2,939[3]台 |
最寄駅 | 長町南駅 |
外部リンク | http://www.themallsendai.com/ |
SEIYU |
1997年(平成9年)9月19日開業[1][2]、2016年(平成28年)4月より[3]。 JLLモールマネジメント株式会社(現:JLLリテールマネジメント)が施設の管理受託業務を開始している[3][4]。
概要
編集1990年(平成2年)、仙台市が進展させていた長町副都心構想に基づき、大同特殊鋼の関係会社である鋼材メーカー・東北特殊鋼の本社工場が村田町への工場移転を開始し、1993年(平成5年)に全面移転が完了した[5]。これに先立つ前年2月、西友と東北特殊鋼の間で、本社工場跡地の再開発事業に関し基本協定が締結され[6]、建築確認申請などの諸手続きが開始された[5]。
ザ・モール仙台長町は、敷地面積約5万9千平方メートル内に、延べ床面積約8万3千平方メートルの地上5階建ての建物を、東北特殊鋼の関連会社である東特エステートサービスが建設し[7]、1997年(平成9年)9月19日に開業した[5][6]。ザ・モール業態としては7店目で、今後の西友の店舗展開にあたっての主力タイプと位置づけられた[1][8]。開業時のテナント店舗数は123[2]。
仙台都市圏南部では初の大規模ショッピングセンターであり、仙台市近郊や仙南地域だけでなく、東北道・仙台南ICから15〜20分程度でアクセスできることから、山形県・福島県からの集客にも成功。また、周辺でのマンションなどの建築も顕著に増え、1987年(昭和62年)の開業以来、泉区方面に比べて少なかった仙台市地下鉄南北線の利用者数の増加にもつながっている。
2000年(平成12年)12月20日には新館としてPart2がオープンし、専門店のほか上層部には仙台圏では初となるシネマコンプレックスが併設された[9]。2000年度には売上高約298.7億円で上場スーパー61社の全店舗で第1位となっていた[10]。
開業20周年を機に、JLLモールマネジメント(当時)によりリニューアルが行われ[11]、2017年(平成29年)10月19日、開業以来初の大規模改装が完了しリニューアルオープン[12][13]。このリニューアルにより専門店が151店舗に増加した[11]。
仙台市周辺では単に「モール」と呼ばれることも多く、ザ・モール仙台長町自身の広告でも使用することがある。[要出典]
所在地
編集- 宮城県仙台市太白区長町7丁目20番3号(本館・アウトドアスポーツ館)
- 宮城県仙台市太白区長町7丁目20番15号 (Part2)
運営会社
編集東北地方の西友の店舗は、百貨店事業部(現在のリヴィン)が運営していた郡山西武店を除き、地元の有力スーパーであったエンドーチェーン(初代法人)が西友と業務提携した上で、会社分割によって設立した2代目法人が東北西友と社名変更して展開していた。現在のエンドーチェーン(3代目法人)は、旧東北西友の前身となったエンドーチェーン(2代目法人)を会社分割した上で不動産会社に転換し社名変更したエステートエンドーが前身である。なお、東北西友はのちに西友本体へ吸収合併されたため、現在は東北地方の西友店舗は西友本体の直営となっている。
ザ・モール仙台長町および核店舗の西友は、この旧東北西友が運営する店舗ではなく、2006年(平成18年)6月28日に旧ダイエー泉店跡地に開店した仙台泉ショッピングセンター内の核店舗である西友仙台泉店(2016年(平成28年)9月閉店)と同様に、開業当初から西友本体の直営によるショッピングセンターである。直営店のため、旧東北西友の店舗で使用されていた「THE FOOD FACTORY」ロゴはなく、旧東北西友各店のセールも対象外となっていた。
商業集積
編集当初は、本館西側に仙台市の施設「女性センター(仮)」の建設が計画されていた[5]。しかし市の財政難などにより計画が頓挫したため、西友が市から土地を賃借し「ザ・モール仙台長町Part3」の建設を予定していた。その後にデベロッパーが変更され、2009年(平成21年)10月29日、ららぽーとマネジメント(現在の三井不動産商業マネジメント)が運営する商業施設「三井ショッピングパーク ララガーデン長町」が開業した。
フロア案内
編集本館とPart2に分かれており、本館南側は専門店街、北側は西友、本館1・2階の北西はアウトドアスポーツ館となっている。3階の専門店街の南端にはレストラン街が設けられている。
3階の専門店街には、紀伊國屋書店が弘前店[注釈 1]に次いで2店目の東北出店を遂げ、同社における郊外立地の先駆けとなった[15]。
Part2は、1階から3階が全て専門店街で、4 - 6階に松竹系のシネマコンプレックス「MOVIX仙台」が入居している。本館とPart2は3階がつながっている。また本館とPart2の間の道は自動車が通行できるが、歩行者用の信号付き横断歩道が設置されている。
ララガーデン長町とは2階・3階で接続している[16]。
交通アクセス
編集関連項目
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “東北最大級のSC「ザ・モール仙台長町」19日開店 西友のSMでは最大”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年9月10日)
- ^ a b c “西友・藤關社長が会見、仙台市場に魅力 来年下期郡山にザ・モール予定”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年10月1日)
- ^ a b c d e f ““運営管理物件 ザ・モール仙台長町”. JLLモールマネジメント株式会社” (PDF) (2021年1月15日). 2021年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月6日閲覧。
- ^ “サービス|商業施設の運営・管理”. JLLモールマネジメント株式会社. 2021年1月15日閲覧。
- ^ a b c d 「西友、大型店開店へ 97年秋、東北特殊鋼工場跡に 仙台」『朝日新聞』宮城版1995年10月25日
- ^ a b 「沿革」『東北特殊鋼株式会社 S10059GN:有価証券報告書 ‐ 第116期』
- ^ 「西友、97年秋開業、仙台に大型SC」『日経流通新聞』1995年11月2日
- ^ a b 「西友・ザモール仙台長町」『食品商業』1998年3月号
- ^ 「仙台のザ・モール、西友、来月20日開業 新館、若者向けの店舗構成」『日本経済新聞』 2000年11月10日
- ^ “2001スーパー・データ特集:上場スーパー2000年度売上高ベスト10店”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年8月13日)
- ^ a b “運営管理物件 ザ・モール仙台長町”. JLLモールマネジメント株式会社. 2021年1月15日閲覧。
- ^ “「THE MALL仙台長町」開業後初のリニューアル 新規22店、体験型施設も”. 仙台経済新聞. (2017年10月19日) 2017年10月23日閲覧。
- ^ “<ザ・モール長町>きょうリニューアルオープン 22テナントが新規出店”. 河北新報. (2017年10月19日). オリジナルの2017年12月24日時点におけるアーカイブ。 2017年10月23日閲覧。
- ^ 【弘前店】 閉店のお知らせ【2019年5月6日(月・振休)閉店】 紀伊國屋書店、2019年3月26日、2021年1月15日閲覧。
- ^ 「紀伊国屋書店 9月仙台に大型書店 専門店中心に50万冊」『日本経済新聞』1997年6月14日
- ^ “仙台に大型商業施設「ララガーデン長町」開業-3,800人が行列”. 仙台経済新聞. (2009年10月29日) 2014年5月24日閲覧。
外部リンク
編集- ザ・モール仙台長町 - 店舗公式サイト
- 西友 ザ・モール仙台長町店 - 株式会社西友
- MOVIX仙台 - 松竹マルチプレックスシアターズ
- 優良建築物等整備事業 長町七丁目西地区 - 仙台市公式サイト