ザ・フラワー・キングス
ザ・フラワー・キングス(The Flower Kings)は、スウェーデンのプログレッシブ・ロックバンド。
ザ・フラワー・キングス | |
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英国ロイヤル・レミントン・スパ公演 (2014年) | |
基本情報 | |
出身地 | スウェーデン |
ジャンル |
プログレッシブ・ロック シンフォニック・ロック |
活動期間 | 1994年 - |
レーベル |
センチュリー・メディア・レコード インサイド・アウト・ミュージック アヴァロン・レーベル |
公式サイト | The Flower Kings - The Official Site |
メンバー |
ロイネ・ストルト ハッセ・フレベリ ミルコ・デマイオ マイケル・ストルト ラレ・ラーション |
旧メンバー |
ハイメ・サラザール ソルタン・チョース ダニエル・ギルデンロウ マーカス・リリクィスト トマス・ボディーン フェリックス・レーマン ヨナス・レインゴールド ザック・カミンス |
1994年8月に元カイパのギタリストであるロイネ・ストルトにより、彼のソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』をサポートするツアー・バンドとして結成された[1]。バンドはツアー終了後も共に活動を続け、彼らの世代のロック・ミュージックにおいて最もスタジオ・アルバムを多作するバンドのひとつであり続けている。彼らの音楽は初期のシンフォニック・プログレッシブ・ロックに近く、鋭くダイナミックな楽曲変化、ポリリズム、重低音、ボーカル・ハーモニー、抽象的で時折ナンセンスな歌詞、楽曲の長さが特徴となっている。
略歴
編集ロイネ・ストルトのソロ・アルバム『ザ・フラワー・キング』(1994年)の参加メンバーや、トマス・ボディーン(キーボード)等が集まり、1995年に『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』で、バンドとして正式にデビュー。その後も次々とアルバムを発表し、1999年には初来日する。2013年1月と2015年4月にヨーロピアン・ロック・フェスのために来日。2020年1月に単独来日公演を開催。
2020年のアルバム『アイランズ』では、過去にイエスやエイジア等のアートワークを手がけたロジャー・ディーンの絵がジャケットに使用された[2]。2022年のアルバム『バイ・ロイヤル・ディクリー』では、オリジナル・ベーシストのマイケル・ストルトが復帰し、彼の後任に当たるヨナス・レインゴールドとベース・パートを分担する形となった[3]。
音楽性
編集音楽性は基本的にはプログレッシブ・ロックに属するものであり幻想的な世界を構築しているが、重厚な曲やフュージョン的な曲など多種多様な要素を持っている。
大作指向も強く、3作目『スターダスト・ウィ・アー』(1997年)以降、CD2枚組のアルバムも少なくない。
その他
編集ロイネは、ザ・フラワー・キングスと並行して様々なバンドに関わる。2000年には、ニール・モーズ(元スポックス・ビアード)、ピート・トレワヴァス(マリリオン)、マイク・ポートノイ(元ドリーム・シアター)と共にトランスアトランティックを結成。また、2002年にはかつて所属していたバンド、カイパの再編成に加わった。脱退後の2014年、その派生バンド、カイパ・ダ・カーポを立ち上げている。
メンバー
編集※2023年9月時点
現ラインナップ
編集- ロイネ・ストルト (Roine Stolt) - ギター、ボーカル、キーボード、ベース(1994年 - 現在)
- ハッセ・フレベリ (Hasse Fröberg) - ボーカル、ギター、アコースティック・ギター(1994年 - 現在)
- マイケル・ストルト (Michael Stolt) - ベース(1994年 - 1999年、2021年 - 現在)
- ミルコ・デマイオ (Mirko DeMaio) - ドラムス(2019年 - 現在)
- ラレ・ラーション (Lalle Larsson) - キーボード(2023年 - )
旧メンバー
編集- ハイメ・サラザール (Jaime Salazar) - ドラムス(1994年 - 2001年)
- トマス・ボディーン (Tomas Bodin) - キーボード(1994年 - 2015年)
- ヨナス・レインゴールド (Jonas Reingold) - ベース(1999年 - 2022年)
- ソルタン・チョース (Zoltan Csörsz) - ドラムス(2001年 - 2005年、2007年)
- ダニエル・ギルデンロウ (Daniel Gildenlöw) - ボーカル、ギター、キーボード(2002年 - 2004年)
- マーカス・リリクィスト (Marcus Liliequist) - ドラムス(2005年 - 2006年)
- フェリックス・レーマン (Felix Lehrmann) - ドラムス(2012年 - 2015年)
- ザック・カミンス (Zach Kamins) - キーボード(2019年 - 2023年)
ゲスト・ミュージシャン
編集- ハッセ・ブルニウソン (Hasse Bruniusson) - パーカッション(1995年 - 現在)
- ウルフ・ヴァランデル (Ulf Wallander) - サックス(1995年 - 現在)
- パット・マステロット (Pat Mastelotto) - ドラムス(2007年)
- オラ・ヘデン (Ola Heden) - ボーカル、キーボード、ギター(2008年)
- エリク・ハマーストロム (Erik Hammarström) - ドラムス(2008年)
ディスコグラフィ
編集スタジオ・アルバム
編集- 『バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』 - Back in the World of Adventures (1995年)
- 『レトロポリス』 - Retropolis (1996年)
- 『スターダスト・ウィ・アー』 - Stardust We Are (1997年)
- 『フラワー・パワー』 - Flower Power (1999年)
- 『スペース・リヴォルヴァー』 - Space Revolver (2000年)
- 『レインメーカー』 - The Rainmaker (2001年)
- 『アンフォールド・ザ・フューチャー』 - Unfold the Future (2002年)
- 『アダム&イヴ』 - Adam & Eve (2004年)
- 『パラドクス・ホテル』 - Paradox Hotel (2006年)
- 『ザ・サム・オヴ・ノー・イーヴル』 - The Sum of No Evil (2007年)
- 『バンクス・オヴ・エデン』 - Banks of Eden (2012年)
- 『デソレーション・ローズ』 - Desolation Rose (2013年)
- 『ウェイティング・フォー・ミラクルズ』 - Waiting for Miracles (2019年)
- 『アイランズ』 - Islands (2020年)
- 『バイ・ロイヤル・ディクリー』 - By Royal Decree(2022年)
- 『ルック・アット・ユー・ナウ』 - Look At You Now(2023年)
ライブ・アルバム
編集- 『アライヴ・オン・プラネット・アース』 - Alive on Planet Earth (2000年)
- 『ミート・ザ・フラワー・キングス』 - Meet the Flower Kings (2003年)
- 『インスタント・デリヴァリー』 - Instant Delivery (2006年)
- 『ツアー・カプット』 - Tour Kaputt (2011年)
オフィシャル・ブートレグ
編集- Édition Limitée Québec (1998年)
- 『ライヴ・イン・ニューヨーク』 - Live In New York (2002年)
- 『ベッチャワナダンスストゥーピド』 - BetchaWannaDanceStoopid!! (2004年)
- 『カルペ・ディエム』 - Carpe Diem - The Flower Kings Live in USA (2008年)
ファンクラブ限定アルバム
編集- Fan Club 2000 (2000年)
- Fan Club 2002 (2002年)
- Fan Club 2004 (2004年)
- Fan Club 2005 / Harvest (2005年)
ベスト・アルバム
編集- 『スキャニング・ザ・グリーンハウス』 - Scanning the Greenhouse (1998年)
- 『ロード・バック・ホーム』 - The Road Back Home (2007年)
- 『ア・キングダム・オヴ・カラーズ』 - A Kingdom of Colours (2017年)
脚注
編集- ^ “An Interview with Roine Stolt”. Guitar Noise. 2024年2月22日閲覧。
- ^ Ewing, Jerry (2020年9月25日). “The Flower Kings release video for new single From The Ground”. loudersound.com. Future plc. 2022年3月18日閲覧。
- ^ “THE FLOWER KINGS Set March Release For New Album, By Royal Decree; "The Great Pretender" Song Streaming”. bravewords.com (2022年1月7日). 2022年3月18日閲覧。
外部リンク
編集- The Flower Kings - The Official Site - 公式サイト
- The Flower Kings (TheFlowerKings) - Facebook
- The Flower Kings (@TheFlowerKings) - X(旧Twitter)
- ザ・フラワー・キングス - Discogs