サンディ・チークス: Sandra Jennifer "Sandy" Cheeks)は、『スポンジ・ボブ』に登場するキャラクター。彼女は保護スーツを着て水中に住む擬人化されたリスである[2]。原語版では、キャロリン・ローレンス英語版が演じている。日本語版は松浦チエが、韓国語版はウ・ジョンシンが声を当てている[2][3][4]。日本語版シーズン1からシーズン3の中期までは小木曽祐子が、韓国語EBS版の前期から中期まではチェ・ドクヒが、チェヌンTV版はチン・ヨンが声を当てていた[2][5]。1999年5月1日に放送されたエピソード「水がない!」で初めて登場。

サンディ・チークス
スポンジ・ボブのキャラクター
初登場 "水がない!" (1999)
作者 ステファン・ヒーレンバーグ
声優
描いた人

リリー・クーパー英語版 (ブロードウェイ英語版)[1]

Christina Sajous (テレビのスペシャル)
詳細情報
種族 リス
性別
職業 科学者および発明家
国籍 アメリカ合衆国
生日 1973年7月11日
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説明

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『水がない!』から登場したスポンジ・ボブの友達であるリスの女の子。ドーム型の家に住んでいる。一人称は「私」または「アタシ」。「地上でできることは全てやった」ことが理由で、テキサス州からビキニタウンに引っ越してきた。そのため原語版ではテキサス訛りで話し(吹替版では特に方言や訛りもない標準語)、自前の潜水艦にはテキサス風の装備が搭載されている。賢い科学者で、バナナ剥きのロボットロケットを開発している。ツリードームエンタープライズ社から20年契約でスポンサードされている。ビキニタウンの知恵袋として知られている。一度、陸の生き物が海の生き物より偉いことを証明させるために、スポンジ・ボブたちと対戦したことがある。スポンジ・ボブやパトリックにはたまに迷惑をかけられることがある(『破壊の天才』など)が、二人のことは友達とみており仲は良い。ツッコミ役だが、科学や勝負事が絡むと暴走することがあり、その際にはスポンジ・ボブにツッコまれたり呆れられたりしている。イカルドと同様にメインキャラクターの中では極めて常識的な人物であるが、イカルドと違って出番は比較的少ない傾向にある。

冒険やスリリングなことが好き。外に出る時は潜水服宇宙飛行士のような衣装)を着る。毛皮は着脱可能で、シャワーを浴びる際は毛皮を脱いでいる[6]。科学者だが空手の名手でもあり、格闘技系にはかなり強く、岩を丸ごと破壊したり、筋肉を肥大化させたり超能力を使用することもできる。ギャグシーンのみではあるが、歯で岩も削ることができる。リスの習性ゆえ冬になると冬眠するが、その時はかなりの巨漢になっている上、非常に寝起きが悪い。故郷と地上を誇りにしており、テキサスの悪口を言う人を許さない。一度ホームシックになって地上のテキサスへ帰ろうとしたことがある。正義感が強く、イカルドやカーニがスポンジ・ボブを騙した際は彼を懲らしめている。前述のことからスポンジ・ボブのガールフレンドのような存在とされていることもあり、『スポンジ・ボブの真実』ではスポンジ・ボブと(芝居の中であるが)結婚したことが語られている[7]。家族は居らず、一人暮らしで生活をしている。親戚では、長女譲りな実父と姉譲りな実弟が2人いるらしい。『いとこのスタンリー』では、スコットランド風の格好をした弟のフリックが一度登場し、『世界記録に挑戦!』はウッドチャックの従兄弟がさらに登場しているエピソードもあった。『結婚記念日プレゼント』のシーンでは海の中でヘルメットに穴が開くシーンがある。続柄関係は姉、長女(原作のみ)、従姉、妹もしくは次女と叔母(姉と姉の子供である姪っ子が登場した時のみ)。

開発

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声優

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サンディ・チークスの声は、キャロリン・ローレンスがあてている。

サンディ・チークスの声はキャロリン・ローレンスがあてている[8][9]。キャロリン・ローレンスは、ロサンゼルスロスフェリズ英語版にいた際に、サンディ・チークスの役割を引き受けた。彼女は歩道でキャスティングディレクターのドナ・グリロに会った。キャロリン・ローレンスはドナ・グリロを知っている友人と一緒であった。そして彼女は「キャロリン・ローレンスは面白い声を持っている」と言った。ドナ・グリロはキャロリン・ローレンスをオーディションに連れて行き、彼女はその役割を引き受けた[10][11]

キャロリン・ローレンスは録音をする前、クルーが絵コンテを送る時に準備をした。彼女は、「私は絵コンテが大好きです。脚本を読むだけでなく、アーティストが何を考えているかを実際に見ることができます。それは素晴らしい方法であり、そのように作業できることをとても幸運に感じています!テープに記録する前に、自分の中で脚本を生き生きとさせたいと思います。」と説明した[12]

脚注

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  1. ^ Walker, Sam (2018年7月11日). “Now on Broadway: SpongeBob ChauvinistPants” (英語). Wall Street Journal. ISSN 0099-9660. https://www.wsj.com/articles/the-spongebob-musicals-leadership-message-its-full-of-holes-1531310405 2021年5月16日閲覧。 
  2. ^ a b c 【スポンジボブ】サンディ・チークスの誕生日は?声優やグッズまとめ”. frequ.jp. 2021年5月16日閲覧。
  3. ^ Yamanaka, Taijiro (2020年8月20日). “『スポンジ・ボブ:Battle for Bikini Bottom – Rehydrated』PS4/Nintendo Switch版発売。アニメ版と同じ声優による吹替に対応”. AUTOMATON. 2021年5月12日閲覧。
  4. ^ スポンジ・ボブ - アニメ声優情報”. www.mau2.com. 2021年5月12日閲覧。
  5. ^ スポンジボブのプランクトンの声優は?実は変わってたあのキャラの声 - こねたのもり”. kaimyou.biz. 2021年5月16日閲覧。
  6. ^ 一度プランクトンがその毛皮を盗み、サンディに変装してカーニバーガーのレシピを盗もうとしたことがあった。結果、本人に成敗され、罰としてマスタード漬けにされている。
  7. ^ なお、司祭はこれが芝居だと知らなかった。
  8. ^ Carolyn Lawrence” (英語). TVGuide.com. 2021年5月15日閲覧。
  9. ^ Voice Behind Sandy Cheeks on SpongeBob”. web.archive.org (2013年5月13日). 2021年5月15日閲覧。
  10. ^ Carolyn Lawrence Exclusive Interview | The Star Scoop”. www.thestarscoop.com. 2021年5月16日閲覧。
  11. ^ Interview with Ashley Graham: A.K.A. Carolyn Lawrence”. www.residentevilfan.com. 2021年5月16日閲覧。
  12. ^ Carolyn Lawrence Interview - SpongeBob SquarePants”. web.archive.org (2013年5月13日). 2021年5月15日閲覧。

関連項目

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