サヨナライツカ』は、辻仁成恋愛小説世界文化社が発行する男性向けファッション雑誌『MEN'S EX』で1999年4月号から2000年5月号まで「黄金の寝室」のタイトルで連載され、加筆・訂正して同社から2001年に刊行された[1]

サヨナライツカ
著者 辻仁成
発行日 2001年1月9日
発行元 世界文化社
ジャンル 恋愛小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 B6変形判
ページ数 224
公式サイト http://www.sekaibunka.com/
コード ISBN 4-418-01501-9
ISBN 4-344-40257-X文庫本
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「好青年」と周囲から呼ばれ婚約者もいる豊が、謎の美女沓子とタイバンコクで出会い、互いに惹かれ合い逢瀬を重ね、そして別れ、25年後に劇的な再会をするまでを描く。

累計発行数は2016年3月時点で単行本と文庫本あわせて計約100万部[2]

あらすじ

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登場人物

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書籍情報

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映画

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サヨナライツカ
監督 イ・ジェハン
脚本 イ・ジェハン
イ・シンホ英語版
イ・マニ
原作 辻仁成
製作 シム・ジェソプ
ファン・ヨンサン
製作総指揮 キャサリン・キム
出演者 中山美穂
西島秀俊
石田ゆり子
音楽 ソ・ジェヒョク
主題歌 中島美嘉ALWAYS
撮影 キム・チョンソク
編集 チェ・ミニョン
配給 アスミック・エース
公開   2010年1月23日
  2010年4月15日
上映時間 134分
製作国   韓国
言語 日本語
タイ語
中国語
朝鮮語
英語
興行収入 12.0億円[3] 
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概要

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2002年11月に、行定勲の監督、坂本龍一の音楽、ワダエミの衣装、中山美穂大沢たかおの主演で、フジテレビ製作、全国東宝系にて映画が公開される予定だったが、クランクイン直前になり監督の行定が降板し[4]、一度は白紙状態となった[5]

その後2008年に、中山美穂主演という形は変えずに映画化されることが発表された。監督は韓国人のイ・ジェハン(李宰漢)が務め、2010年1月23日全国約180スクリーンにて公開された。配給はアスミック・エース。公開2日間で興行収入約1億3000万円を記録し、公開1カ月で観客動員数100万人、興行収入10億円を突破。このヒットにより中山美穂が居住先のパリから急遽帰国し「大ヒット御礼!日本横断 凱旋舞台挨拶」を東京、名古屋、大阪、福岡の4都市8劇場で実施、東京・丸の内TOEI2での最終回ではサプライズで西島秀俊も登壇した。2010年6月25日にはアミューズソフトエンタテインメントよりDVD及びBlu-rayソフトが発売されオリコンDVD総合チャートで9位、同映画チャートでは1位を獲得した。

キャスト

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中心人物

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東垣内豊
演 - 西島秀俊
本作の主人公[6]。「好青年」という設定。
仲間達と酒を飲んでいた時に真中と初めて出会い、それが真中との付き合いの始まりとなる。
光子と婚約中の身でありながら真中との逢瀬を続けるが、完全に溺れているわけではなく別れようとするそぶりも見せる。
真中沓子
演 - 中山美穂(主演)
本作のヒロイン。豊が仲間達と酒を飲んでいる途中に初めて出会い、当時は豊の仕事仲間と付き合っていたが、後に豊と付き合い始める。

その他の人物

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尋末光子
演 - 石田ゆり子
豊の婚約者。「サヨナライツカ」という詩を書いており後に完成させる。
桜田善次郎
演 - 加藤雅也
豊が働いている職場の社長。
木下恒久
演 - マギー
豊の同僚。真中の元カレ。後に、真中と付き合っている男が豊だと知り、豊と殴り合いになった。
山田夫人
演 - 川島なお美
安西順子
演 - 松原智恵子
安西康道
演 - 須永慶
葛西
演 - 平岳大
東垣内健
演 - 日高光啓AAA
東垣内剛
演 - 西島隆弘(AAA)
健の彼女
演 - 伊藤ゆみ
秘書
演 - 蒲生麻由
木村
演 - 岡田卓也
お騒がせおばさん
演 - 中島陽子
看護婦
演 - ジャスミン
木下夫人
演 - 梅沢昌代

スタッフ

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ソフト化

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2010年6月25日発売。発売元はアスミック / フジテレビジョン、販売元はアミューズソフトエンタテインメント。

  • サヨナライツカ 初回限定生産版DVD(2枚組、初回生産分終了後は本編DVDのみの通常版に切り替え)
    • ディスク1:本編DVD
    • ディスク2:特典DVD
      • メイキング
      • プロモーション映像集
      • フォトスライドショー
      • イベント映像集(来日記者会見、完成披露試写会、ジャパンプレミア、初日舞台挨拶、凱旋舞台挨拶)
    • 封入特典
      • リーフレット(4P)
  • サヨナライツカ ブルーレイ(1枚組)
    • 映像・封入特典:初回限定生産版DVDと同様

漫画

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  • 愛したことを思い出す 続・サヨナライツカ(原作・辻仁成/週刊「女性自身」・漫画/海埜ゆうこ

脚注

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  1. ^ サヨナライツカ”. 世界文化社. 2016年3月20日閲覧。
  2. ^ “『サヨナライツカ』 辻仁成著”. YOMIURI ONLINE. (2016年3月17日). オリジナルの2016年3月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160328201112/http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/longseller/20160307-OYT8T50110.html 2016年3月20日閲覧。 (『読売新聞』2016年3月7日付夕刊、8頁)
  3. ^ 日本映画製作者連盟 2010年全国映画概況
  4. ^ 行定勲(インタビュアー:市川雄二)「【転機 話しましょう】(73)映画監督の行定勲さん つまずいた時こそ明日を考える 「影武者」で目覚め 挫折繰り返した」『msn産経ニュース』、2012年8月25日。オリジナルの2016年月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160331154001/http://sankei.jp.msn.com/life/news/120825/bdy12082507030001-n1.htm2016年3月20日閲覧 
  5. ^ 中山美穂「サヨナライツカ」中止で仲間由紀恵が“代打”登場”. SANSPO.COM. 株式会社産業経済新聞社. 2002年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
  6. ^ ただし、彼を演じる西島秀俊は主演ではない。

関連項目

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  • ZAMZA - アルバム「月族 tsukizoku」に含まれる楽曲「ITSUKA」で、原作に出てくる詩「サヨナライツカ」を辻仁成が朗読をしている。

外部リンク

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