サミュエル・ジョゼフ・ガビグリオSamuel Joseph Gaviglio, 英語発音: /ˈsæm gəˈvilioʊ/[1]; 1990年5月22日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州ジャクソン郡アシュランド出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

サム・ガビグリオ
Sam Gaviglio
セントルイス・カージナルス傘下時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オレゴン州ジャクソン郡アシュランド
生年月日 (1990-05-22) 1990年5月22日(34歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト5巡目
初出場 MLB/ 2017年5月11日
KBO/ 2021年7月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム イタリアの旗 イタリア
WBC 2017年2023年

メディアによっては「ガビリオ」、「ガビーリオ」と表記されることもある。

経歴

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プロ入り前

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2008年MLBドラフト40巡目(全体1193位)でタンパベイ・レイズから指名されたが、オレゴン州立大学へ進学した。

プロ入りとカージナルス傘下時代

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2011年MLBドラフト5巡目(全体170位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級バタビア・マックドッグス英語版でプロデビューし、2試合に登板した。

2012年はA級クァッドシティ・リバーバンディッツ英語版でプレーし、23試合に先発登板して9勝9敗、防御率3.92、113奪三振を記録した。

2013年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルスとA+級パームビーチ・カージナルス英語版でプレーし、2球団合計で9試合(先発8試合)に登板して4勝1敗、防御率2.27、39奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。

2014年はAA級スプリングフィールド・カージナルスでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して5勝12敗、防御率4.29、126奪三振を記録した。

マリナーズ時代

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2014年11月20日にタイ・ケリーとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍[2]

2015年は傘下ルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズとAAA級タコマ・レイニアーズでプレーし、2球団合計で23試合(先発19試合)に登板して8勝7敗、防御率4.94、80奪三振を記録した。

2016年はAA級ジャクソン・ジェネラルズとAAA級タコマでプレーし、2球団合計で28試合(先発26試合)に登板して8勝7敗、防御率3.98、123奪三振を記録した。

2017年はシーズン開幕前の3月に開催された第4回WBCイタリア代表に選出された。シーズン開幕はAAA級タコマで迎え、5月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューし、2回を1失点だった[4]。次の登板となった5月18日のシカゴ・ホワイトソックス戦から先発に回り、29日のコロラド・ロッキーズ戦ではメジャー初勝利を挙げた[5]。8月15日にアンドリュー・アルバースと共にメジャーに昇格し、3度目のメジャー昇格となった[6]

ロイヤルズ時代

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2017年9月1日にウェイバー公示を経てカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[7]。この年メジャーでは2球団合計で16試合(先発13試合)に登板して4勝5敗、防御率4.36、49奪三振を記録した[8]

2018年3月18日、ジャスティン・グリムの加入に伴ってDFAとなった[9]

ブルージェイズ時代

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2018年3月21日に後日発表選手とのトレードで、トロント・ブルージェイズ移籍した[10]。5月11日にメジャーに昇格した。その後はシーズン終了まで先発ローテーション入りし、26登板(24先発)で123回と2/3回を投げ、3勝10敗、105奪三振を記録した[11]

2019年はリリーフに転向し、キャリアハイとなる52試合に登板して4勝2敗、防御率4.61、88奪三振を記録した[8]

2020年は4試合の登板にとどまり、8月31日にDFAとなり[8]、9月4日に自由契約となった[12]

レンジャーズ傘下時代

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2021年2月1日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[8]。開幕はAAA級ラウンドロック・エクスプレスで迎え、5試合に登板して2勝1敗、防御率5.13の成績を残していたが、後述の韓国移籍のため6月4日に自由契約となった[8]

SSG時代

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2021年6月5日にKBOリーグSSGランダースと契約した[13]。15試合に先発登板して6勝4敗の成績を残したが、翌年の戦力構想から外れ、再契約は行われなかった[14]

ドジャース傘下時代

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2022年1月31日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ[15]。AAA級オクラホマシティ・ドジャースで17試合に登板し、6勝4敗、防御率6.35を記録したが、メジャー昇格の機会はなく、オフの11月10日にFAとなった[8]

2023年3月に開催された第5回WBCイタリア代表に選出され[16]、1試合にリリーフ登板した[17]

独立リーグ時代

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2023年6月20日にアトランティックリーグガストニア・ハニーハンターズ英語版と契約したが[8]、5試合に先発出場して0勝2敗、防御率9.45と苦戦し、7月18日に自由契約となった[8]

投球スタイル

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シンカーが半分以上の割合を占め、他にスライダーカーブチェンジアップといった変化球を投げる[18]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2017 SEA 12 11 0 0 0 3 5 0 0 .375 259 62.1 63 15 21 1 2 40 1 2 37 32 4.62 1.35
KC 4 2 0 0 0 1 0 0 0 1.000 54 12.0 13 1 5 0 1 9 0 0 4 4 3.00 1.50
'17計 16 13 0 0 0 4 5 0 0 .444 313 74.1 76 16 26 1 3 49 1 2 41 36 4.36 1.37
2018 TOR 26 24 0 0 0 3 10 0 0 .231 548 123.2 140 21 38 1 4 105 6 2 77 73 5.31 1.44
2019 52 0 0 0 0 4 2 0 5 .667 392 95.2 85 18 22 0 4 88 0 1 51 49 4.61 1.12
2020 4 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 17 3.0 3 0 5 0 0 1 0 1 3 3 9.00 2.67
2021 SSG 15 15 0 0 0 6 4 0 0 .600 351 81.1 88 7 30 1 6 70 3 0 54 53 5.86 1.45
MLB:4年 98 37 0 0 0 11 18 0 5 .379 1270 296.2 304 55 91 2 11 243 7 6 172 161 4.88 1.33
KBO:1年 15 15 0 0 0 6 4 0 0 .600 351 81.1 88 7 30 1 6 70 3 0 54 53 5.86 1.45
  • 2021年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

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2017 イタリア 1 1 0 0 0 18 4.2 5 0 2 0 0 1 0 0 2 2 3.86
2023 1 0 0 0 0 13 3.0 4 0 0 0 2 0 0 0 1 1 3.00
  • 太字は大会最高

年度別守備成績

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投手(P)












2017 SEA 12 6 3 1 1 .900
KCR 4 1 1 0 0 1.000
'17計 16 7 4 1 1 .917
2018 TOR 26 6 13 2 0 .905
2019 52 4 5 0 1 1.000
2020 4 0 0 0 0
MLB 98 17 22 3 2 .929
  • 2020年度シーズン終了時

背番号

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  • 44(2017年 - 同年途中)
  • 62(2017年途中 - 同年終了)
  • 43(2018年 - 2020年)
  • 33(2021年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2020年7月26日閲覧。
  2. ^ "Cardinals and Mariners announce trade; Redbirds acquire infielder Ty Kelly; set 40-man M.L. roster" (Press release). MLB.com (St. Louis Cardinals). 20 November 2014. 2017年7月24日閲覧
  3. ^ http://www.oregonlive.com/mlb/index.ssf/2017/05/sam_gaviglio_former_oregon_sta.html
  4. ^ Pearce, Smoak hit homers as Blue Jays beat Mariners 7-2
  5. ^ Gaviglio gets first win as Mariners beat Rockies, 6-5
  6. ^ Busy Mariners select Albers, recall Gaviglio” (英語). MLB.com (2017年8月15日). 2018年3月22日閲覧。
  7. ^ Jeffrey Flanagan (2017年9月1日). “Cahill comes off DL among KC's moves” (英語). MLB.com. 2017年9月2日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2023年12月30日閲覧。
  9. ^ Anthony Castrovince (2018年3月13日). “Royals sign Grimm; option 4 to Triple-A Omaha” (英語). MLB.com. 2018年3月19日閲覧。
  10. ^ David Adler (2018年3月21日). “Blue Jays acquire Gaviglio, add pitching depth” (英語). MLB.com. 2018年3月22日閲覧。
  11. ^ Exit Interviews: Blue Jays pitchers assess their own seasons” (October 2, 2018). December 6, 2018閲覧。
  12. ^ Blue Jays Release Sam Gaviglio, Outright Brandon Drury” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月4日閲覧。
  13. ^ https://m.k-odyssey.com/news/amp.html?ncode=179569219753106&ncode=179569219753106&__twitter_impression=true
  14. ^ 가빌리오 교체 택한 SSG, "산체스 복귀? 우선 순위 아니다"”. 머니투데이 (2021年11月15日). 2023年3月21日閲覧。(朝鮮語)
  15. ^ Los Angeles Dodgers Transaction” (英語). MLB.com (January 31, 2022). February 13, 2022閲覧。
  16. ^ Team Italy reunites Joe Biagini and Sam Gaviglio in the 2023 World Baseball Classic”. FIBS (2023年1月3日). 2023年3月21日閲覧。
  17. ^ S.ガビーリオ - イタリア”. スポーツナビ. 2023年3月21日閲覧。
  18. ^ Sam Gaviglio Baseball Statistics 2011-2017”. Baseball Cube. 2017年7月24日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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