サハラ・サヘル観測機構 (フランス語: Observatoire du Sahara et du Sahel, OSS)は、1992年に設立されたアフリカ国際機関であり、チュニジアチュニスに拠点を置く。 サハラ・サヘル観測機構の目標はサハラサヘルにおける環境を守り、地域における天然資源の利用を管理し、特に砂漠化気候変動に関連する環境合意を働きかけることである。組織の構成主体は、26カ国のアフリカ諸国、7カ国のアフリカ外の諸国(カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スイス)、13の国際組織(西アフリカ東アフリカ北アフリカの準地域代表を含む)と非政府組織からなる。サハラ・サヘル観測機構は1700万ユーロを2006年から2011年の間に募った[1]。2016年4月、モロッコ王国は4年を任期として組織の議長国に選出された[2]

サハラ・サヘル観測機構のプロジェクトの一部には、マグレブにおける旱魃の早期警戒システムや、アルジェリアリビアチュニジアにおける国境を越える地下水管理など、12カ国、25カ所の観測所から構成される長期生態学研究ネットワーク(フランス語: Réseau d'Observatoires de Surveillance Ecologique à long Terme, ROSELT) が含まれる[1]

構成主体

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加盟国

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2022年12月時点でのサハラ・サヘル観測機構には、以下のアフリカ諸国26カ国と非アフリカ諸国7カ国の計33カ国が加盟している[3]

アフリカ諸国:

非アフリカ諸国:

加盟組織

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サハラ・サヘル観測所には以下の組織が加盟している[3]

脚注

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  1. ^ a b Sahara and Sahel Observatory”. World Meteorological Organisation (21 March 2013). 14 December 2016閲覧。
  2. ^ Morocco Elected Chair of Sahara-Sahel Observatory”. Lemag.ma (28 April 2016). 14 December 2016閲覧。
  3. ^ a b membres et partenaires”. oss-online.org. 20 December 2022閲覧。.

外部リンク

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