サタジット・レイ生涯功労賞
サタジット・レイ生涯功労賞(サタジット・レイしょうがいこうろうしょう、Satyajit Ray Lifetime Achievement Award)は、インド国際映画祭で授与される名誉賞。世界映画の成長と発展に顕著な貢献を果たした人物に贈られる[1]。
サタジット・レイ生涯功労賞 | |
---|---|
生涯功労賞を授与されるウォン・カーウァイ(2014年) | |
受賞対象 | 世界映画の成長と発展に顕著な貢献を果たした人物 |
会場 | ゴア州 |
国 | インド |
主催 | インド国立映画開発公社 |
初回 | 1999年 |
最新回 | 2024年 |
初代受賞者 | ベルナルド・ベルトルッチ |
最新受賞者 | フィリップ・ノイス |
1999年開催の第30回インド国際映画祭で「生涯功労賞」の名称で創設された。2021年にインド政府の情報・放送大臣プラカシュ・ジャバデカールがベンガル語映画の監督サタジット・レイの生誕100周年を記念して、インド映画界で最も権威のあるダーダーサーヘブ・パールケー賞と同等の映画賞として、サタジット・レイの名を冠した賞を設けることを発表した[2]。その後、同年開催の第52回インド国際映画祭で、ジャバデカールの後任の情報・放送大臣アヌラーグ・タークルが生涯功労賞の名称を「サタジット・レイ生涯功労賞」に変更することを発表した[1]。
受賞結果
編集生涯功労賞
編集映画祭 | 画像 | 受賞者 | 国籍 | 職業 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
1999年 (第30回) |
ベルナルド・ベルトルッチ | イタリア | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優 | ||
2003年 (第34回) |
リヴ・ウルマン | ノルウェー | 映画監督、女優 | [3] | |
2007年 (第38回) |
ディリープ・クマール | インド | 俳優 | ||
ラタ・マンゲシュカル | インド | 歌手 | |||
2011年 (第42回) |
ベルトラン・タヴェルニエ | フランス | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優 | [4] | |
2012年 (第43回) |
クシシュトフ・ザヌッシ | ポーランド | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家 | [5] | |
2013年 (第44回) |
イジー・メンツェル | チェコ | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優 | [6] | |
2014年 (第45回) |
ウォン・カーウァイ | 香港 | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家 | [7] | |
2015年 (第46回) |
ニキータ・ミハルコフ | ロシア | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優 | [8] | |
2016年 (第47回) |
イム・グォンテク | 韓国 | 映画監督 | [9] | |
2017年 (第48回) |
アトム・エゴヤン | カナダ | 映画監督 | [10] | |
2018年 (第49回) |
ダン・ウォルマン | イスラエル パレスチナ |
映画監督 | [11] | |
2019年 (第50回) |
イザベル・ユペール | フランス | 女優 | [12] | |
2020年 (第51回) |
ヴィットリオ・ストラーロ | イタリア | 撮影監督 | [13] |
サタジット・レイ生涯功労賞
編集映画祭 | 画像 | 受賞者 | 国籍 | 職業 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
2021年 (第52回) |
マーティン・スコセッシ | アメリカ合衆国 | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優 | [14] | |
サボー・イシュトヴァーン | ハンガリー | 映画監督 | |||
2022年 (第53回) |
カルロス・サウラ | スペイン | 映画監督、映画プロデューサー、脚本家、撮影監督、俳優 | [15] | |
2023年 (第54回) |
マイケル・ダグラス | アメリカ合衆国 | 俳優、映画プロデューサー | [16] | |
2024年 (第55回) |
フィリップ・ノイス | オーストラリア | 映画監督、映画プロデューサー | [17] |
出典
編集- ^ a b Shayeree Ghosh (19 November 2021). “Three Satyajit Ray classics that still inspire Martin Scorsese” 20 November 2021閲覧。
- ^ “Centre to institute award in the name of Satyajit Ray: Javadekar”. The Telegraph. (23 February 2021) 23 February 2021閲覧。
- ^ “Liv life like Ullmann!”. The Times of India (2003年10月18日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “IFFI honours French director with Lifetime Achievement Award”. Hindustan Times (2011年11月30日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “Polish director Krzysztof Zanussi honoured with IFFI lifetime achievement award”. DNA India (2012年11月9日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “'IFFI 2013' begins in Goa, Czech director Jiri Menzel gets the Lifetime Achievement Award”. NEWS18 (2013年11月20日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “Wong Kar-wai to Get Lifetime Honor At India’s Goa Festival”. Hollywood Reporter (2014年11月12日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “Raj Kapoor’s works influenced me: Nikita Mikhalkov”. Indian Express (2015年11月25日). 2023年4月18日閲覧。
- ^ “47th IFFI Salutes Im Kwon Taek with lifetime Achievement Award”. Indian Bureaucracy (2016年11月21日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “Atom Egoyan to get IFFI Lifetime Achievement Award”. Public Radio of Armenia (2017年11月20日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “Dan Wolman On IFFI 'The Kashmir Files' Controversy: Nadav Lapid Made Grave Mistake, Hope He Apologies”. Outlook India (2022年11月29日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “Isabelle Huppert to Receive Lifetime Achievement Honor at Goa Film Festival, John Bailey to Head Jury”. Hollywood Reporter (2019年11月17日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “Italian cinematographer Vittorio Storaro to be honoured with the prestigious Lifetime Achievement award at IFFI”. India Times (2021年1月16日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “Martin Scorsese & Istvan Szabo Honoured With Satyajit Ray Lifetime Achievement Award At 52nd IFFI”. koimoi (2021年11月22日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “IFFI 2022: Spanish cine icon Carlos Saura honoured with Satyajit Ray Lifetime Achievement Award”. The Hindu (2022年11月20日). 2023年4月17日閲覧。
- ^ “Mr Michael Douglas to receive Satyajit Ray Lifetime Achievement Award at the festival”. PIB. (6 November 2023) 14 November 2023閲覧。
- ^ Naman Ramachandran (11 November 2024). “Robbie Williams Film ‘Better Man’ to Open India’s IFFI Fest, Phillip Noyce Set for Lifetime Honor” (英語). Variety 2024年11月12日閲覧。
外部リンク
編集- DIRECTORATE OF FILM FESTIVALS:映画祭事務局公式ウェブサイト