サイレンサー/殺人部隊
『サイレンサー/殺人部隊』(サイレンサーさつじんぶたい、英: Murderers' Row)は、1966年12月20日に公開されたアメリカ映画である。前作『サイレンサー/沈黙部隊』の続編であり、「サイレンサーシリーズ」の第2弾である。配給はコロンビア ピクチャーズ。
サイレンサー/殺人部隊 | |
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Murderers' Row | |
監督 | ヘンリー・レヴィン |
脚本 | ハーバート・ベイカー |
原作 | ドナルド・ハミルトン |
製作 | アービング・アレン |
出演者 | ディーン・マーティン |
音楽 |
ラロ・シフリン ハワード・グリーンフィールド |
撮影 | サム・リーヴィット |
配給 | コロムビア |
公開 |
1966年12月20日 1967年1月21日 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $6,240,000[1] |
前作 | サイレンサー/沈黙部隊 |
次作 | サイレンサー/待伏部隊 |
ドナルド・ハミルトンの小説マット・ヘルムシリーズの一本を映画化したスパイ・アクションとなっている。
主演はディーン・マーティンが続投し、ヒロインをアン=マーグレットが務めた。音楽をラロ・シフリンとハワード・グリーンフィールドが担当した。
ストーリー
編集とある一味が、大都市を消す怪光線を用いて世界征服を企み、その邪魔となる有能なスパイたちを排除していった。一味はマット・ヘルムの元にもモデルを装った構成員を送り込んだが、暗殺には失敗した。マットは上官・Mの命令で、科学者ソラリス博士を救出するため、一味のアジトがあると思われるリビエラへ送り込まれる。彼は「ドミニクの店」へ行き、博士の娘であるスージーと出会う。その直後、富豪のウォールとその愛人ココの証言を受けた地元警察により、マットは博士殺しの犯人として逮捕されるも、スージーによって助けられる。
怪光線はウォールが所有する海岸そばの大工場で作られており、マットは観光客に扮して潜入して捕まるも、正体が露見することなく、解放された。そのころ、何者かに金のブローチ(爆弾)を授けられたスージーは、「ドミニクの店」にいたが、駆け付けたマットにより難を逃れる。そして、ウォールが博士に怪光線の最後の仕上げをさせようとしていたところに、スージーを連れたマットが乗り込む。マットの奮闘むなしく、博士は娘のために一味に協力を承諾する。しかし、スージーの機転によりマットは窮地を脱し、ウォールと対峙する。
キャスト
編集役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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日本テレビ版 | ||
マット・ヘルム | ディーン・マーティン | 藤村有弘 |
スージ | アン=マーグレット | 池田和歌子 |
ジュリアン | カール・マルデン | 渥美国泰 |
マクドナルド | ジェームズ・グレゴリー | 外山高士 |
ココ | カミラ・スパーヴ | 小原乃梨子 |
ソラリス博士 | リチャード・イーストハム | 大久保正信 |
ミス・1月 | コリン・コール | 福村恵 |
アイアンヘッド | 若本規夫 | |
不明 その他 |
水鳥鉄夫 城山知馨夫 宮本和男 田中秀幸 小竹外登美 加藤正之 谷口節 中川まり子 青木明子 戸部光代 落合美穂 | |
演出 | 本田保則 | |
翻訳 | 宇津木道子 | |
効果 | TFC | |
調整 | ||
制作 | 東北新社 | |
解説 | ||
初回放送 | 1973年10月3日 『水曜ロードショー』 |
スタッフ
編集- 監督:ヘンリー・レヴィン
- 脚本:ハーバート・ベイカー
- 原作:ドナルド・ハミルトン
- 製作:アービング・アレン
- 撮影:サム・リーヴィット
- 音楽:ラロ・シフリン、ハワード・グリーンフィールド
出典
編集- ^ "Big Rental Films of 1967", Variety, 3 January 1968 p 25. Please note these figures refer to rentals accruing to the distributors.