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サイズ (メーカー)

パソコンパーツメーカー

株式会社サイズ[注 2]（英：Scythe Co., Ltd. [2]）は、千葉県松戸市松飛台に本社を置くパソコンパーツのメーカー、および商社[3][6]。CPUクーラーや冷却ファン、電源、PCケースなどの商品で知られる[7]。

株式会社サイズ
Scythe Co., Ltd.[2]
サイズのCPUクーラー製品[注 1]
サイズのCPUクーラー製品[注 1]
種類 株式会社
本社所在地 270-2214
千葉県松戸市松飛台483番地の2[3]
東亜物流内3F[2]
設立 2002年11月[4]
法人番号 6010001117910 ウィキデータを編集
事業内容 パソコンパーツ設計・開発、並びに製造、輸入、販売
代表者 渡辺剛博[2]
資本金 3,000万円[2]
外部リンク www.scythe.co.jp
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ケースファン「SY1225SL12L」

歴史

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2002年（平成14年）11月創業[4]。自作パソコンパーツ全般を扱うというスタンスのもと[8]、わずか3名の人員でスタートした[7]。自作パソコンパーツという「エッジの効いた」製品を扱うことから、会社名を武器の名前の中から採ることとし、他社の商号として登録されていなかった、「大鎌」を意味する英単語「scythe」に決定した[5]。

日本初となるThermaltake（英語版）正規代理店となった経緯から、CPUクーラー市場へと本格参入[8]。価格.comプロダクトアワードでは毎回のように上位入賞を果たしている（後述）。このほか電源ユニット製品に関しても静音パソコン向け「鎌力」シリーズが好評を博し、2007年（平成19年）1月18日発表のBCN AWARD 2007では、「PCケース部門」と「PC電源部門」においてサイズがともに1位を獲得した[9]。

2016年（平成28年）8月31日、東京都江戸川区春江町5丁目11番地から現在地へと移転した[3]。

2022年9月より、「サイズ酒販」の屋号で酒類の輸入・卸売業をスタートした[6]。

海外拠点

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製品

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ファブレスで、台湾[注 3]・中国にある協力工場で製造した製品を、日本を含む世界各国で広く販売している[12]。製品名は日本から発信するという意味を込め、「鎌」・「阿修羅」・「虎徹」といった漢字名を好んで用いる[5]。価格帯をミドルレンジに設定し、低廉で高性能なものづくりを志向している[13]。

評価

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価格.comプロダクトアワードの受賞歴は以下の通り（自社ブランド製品に限る）。

価格.comプロダクトアワード受賞製品（CPUクーラー）
年 賞 製品
2006
上半期		 金賞 「峰COOLER」 (SCMN-1000)[14]
銅賞 「NINJAPLUS」 (SCNJ-1100P)[14]
2006 銅賞 「ANDY SAMURAI MASTER」 (SCASM-1000)[15]
2007 金賞 「NINJAPLUS」 (SCNJ-1100P)[16]
2008 銅賞 「忍者 弐」 (SCNJ-2000)[17]
2009 銀賞 「MUGEN∞2 無限2 リビジョンB」 (SCMG-2100)[18]
2010 銀賞 「忍者 参」 (SCNJ-3000)[19]
2011 銅賞 「MUGEN∞3 無限参」 (SCMG-3000)[20]
2012 銀賞 「侍ZZリビジョンB」 (SCSMZ-2100)[21]
2013 銀賞 「虎徹」 (SCKTT-1000)[22]
2017 金賞 「虎徹 MarkII」 (SCKTT-2000)[23]
銀賞 「IZUNA」 (SCIZN-1000I)[23]
2018 金賞 「超天」 (SCCT-1000)[24]
価格.comプロダクトアワード受賞製品（電源ユニット）
年 賞 製品
2006
上半期		 金賞 「鎌力弐」 (KMRK-450A(II))[25]
2006 金賞 「鎌力参」 (KMRK-400A(III))[26]
2011 銀賞 「剛力短2プラグイン」 (SPGT2-500P)[27]
価格.comプロダクトアワード受賞製品（PCケース）
年 賞 製品
2007 銅賞 「Wind Tunnel-BK（電源なし）」[28]
2013 銀賞 「MONOBOX ATX」[29]

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^ 「刀3」 (SCKTN-3000) - 2009年、サイズが「刀」シリーズの第3世代製品として市場に投入したCPUクーラー。LGA 1366/775、Socket 478/AM2/754/939/940といった各種CPUソケットに対応する。CPUが発する熱を3本のヒートパイプでヒートシンクへと導き、92mm角のPWM制御ファンで空冷する。傾斜パイプ構造 (S.P.S.) を採用し、マザーボード表面の冷却も可能とした。市場販売価格は3,000円台半ば[1]。
  2. ^ ヨーロッパでは「スカイズ」と発音される[5]。
  3. ^ ファンの開発も台湾の大学の協力を得て行っている[11]

出典

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  1. ^ 増田 (2009年2月3日). “サイズ「刀3」 傾斜ヒートシンク復活！サイズ「刀3」が来週発売予定”. ASCII.jp×自作PC (角川アスキー総合研究所). https://ascii.jp/elem/000/000/211/211275/ 2019年10月10日閲覧。 
  2. ^ a b c d e “会社案内”. サイズ. 2019年10月10日閲覧。
  3. ^ a b c “法人番号公表サイト 株式会社サイズ”. 国税庁. 2019年10月10日閲覧。
  4. ^ a b “About Us” (英語). サイズ. 2019年10月10日閲覧。
  5. ^ a b c 池西樹 (2013年10月22日). “10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る”. エルミタージュ秋葉原 (GDM): p. 8. http://www.gdm.or.jp/review/2013/1022/47015/8 2019年10月10日閲覧。 
  6. ^ a b 『イスラエル初のウイスキー蒸留所「THE M&H」のシングルモルトウイスキーおよび樽熟成ジンを日本市場でリリース。』（プレスリリース）株式会社サイズ、2022年8月18日。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000098971.html。2022年9月30日閲覧。 
  7. ^ a b 池西樹 (2013年10月22日). “10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る”. エルミタージュ秋葉原 (GDM): p. 1. http://www.gdm.or.jp/review/2013/1022/47015 2019年10月10日閲覧。 
  8. ^ a b 池西樹 (2013年10月22日). “10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る”. エルミタージュ秋葉原 (GDM): p. 2. http://www.gdm.or.jp/review/2013/1022/47015/2 2019年10月10日閲覧。 
  9. ^ 三浦優子 (2007年1月30日). “三浦優子のIT業界通信 BCN AWARDに見るPCパーツの復調ぶり”. PC Watch (インプレス). https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0130/miura035.htm 2019年10月10日閲覧。 
  10. ^ “Company Contact” (英語). サイズ. 2019年10月10日閲覧。
  11. ^ 池西樹 (2013年10月22日). “10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る”. エルミタージュ秋葉原 (GDM): p. 7. http://www.gdm.or.jp/review/2013/1022/47015/7 2019年10月10日閲覧。 
  12. ^ 池西樹 (2013年10月22日). “10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る”. エルミタージュ秋葉原 (GDM): p. 3. http://www.gdm.or.jp/review/2013/1022/47015/3 2019年10月10日閲覧。 
  13. ^ 池西樹 (2013年10月22日). “10周年を迎えた国内PCパーツメーカーの老舗サイズ、そのモノづくりへのこだわりに迫る”. エルミタージュ秋葉原 (GDM): p. 4. http://www.gdm.or.jp/review/2013/1022/47015/4 2019年10月10日閲覧。 
  14. ^ a b “価格.comプロダクトアワード2006上半期 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  15. ^ “価格.comプロダクトアワード2006 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  16. ^ “価格.comプロダクトアワード2007 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  17. ^ “価格.comプロダクトアワード2008 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  18. ^ “価格.comプロダクトアワード2009 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  19. ^ “価格.comプロダクトアワード2010 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  20. ^ “価格.comプロダクトアワード2011 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  21. ^ “価格.comプロダクトアワード2012 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  22. ^ “価格.comプロダクトアワード2013 CPUクーラー部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  23. ^ a b “価格.comプロダクトアワード2017 パソコンパーツ部門 CPUクーラー”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  24. ^ “価格.comプロダクトアワード2013 パソコンパーツ部門 CPUクーラー”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  25. ^ “価格.comプロダクトアワード2006上半期 電源ユニット部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  26. ^ “価格.comプロダクトアワード2006 電源ユニット部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  27. ^ “価格.comプロダクトアワード2011 電源ユニット部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  28. ^ “価格.comプロダクトアワード2007 PCケース部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。
  29. ^ “価格.comプロダクトアワード2013 PCケース部門賞”. カカクコム. 2019年10月11日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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