サイゴン動植物園
サイゴン動植物園(さいごんどうしょくぶつえん、ベトナム語:Thảo Cầm Viên Sài Gòn / 草禽園柴棍)は、ベトナムホーチミン市にある動物園と植物園。同じ園内に歴史博物館、フンブーン廟とともにある。
施設
編集世界で最も古い動物園のひとつとして広く内外に知られており、現在約140年の歴史を持つ。夜間も開園し市民の憩いの場となっている。現在の形になるまでにはさまざまな変遷を経ており、特に植物園はかつてはアジア有数の素晴らしさと評されたが、ベトナム戦争中に破壊され、現在に至るまで修復が継続する。動物園には珍しいコビトカバをはじめゾウ、トラなどの哺乳類のほか爬虫類、鳥類などが、植物園には希少なラン、熱帯植物などが中心に集められている。ゾウは園内で売られるサトウキビを観客からもらい食べる姿が鑑賞できる。
1927年11月27日、隣接する敷地にフランス政府はブランシャール・デ・ラ・ブロス(Blanchard de la Bross)と呼ばれる博物館を建設した。同年には、日本政府により900本以上の珍しい植物が寄贈されている。1956年、サイゴン政府はランシャール・デ・ラ・ブロスを改築し、サイゴン国立博物館(歴史博物館)と名称を変え現在に至っている。
入場
編集- 7:00-20:00(土・日曜は22:30まで開園)
- 休日なし。
- 入園料:50000ドン(子供の入場は6000ドン)
参考文献
編集- 『地球の歩き方 D21 ベトナム』(地球の歩き方編集室) ISBN 4478041636、 ISBN 978-4478041635
参考サイト
編集外部リンク
編集座標: 北緯10度47分16.9秒 東経106度42分17.5秒 / 北緯10.788028度 東経106.704861度