林 家棟ラム・カートン[1]、1967年9月21日[2] - )は、香港の俳優[3]

林家棟(ラム・カートン)
基本情報
繁体字 林家棟
簡体字 林家栋
粤拼 lam4 gaa1 dung6
生誕 (1967-09-21) 1967年9月21日(57歳)
イギリス領香港
別名

Gordon Lam(ゴードン・ラム)

Lam Ka Tung(ラム・カートン)
職業 俳優
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経歴

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・10歳の頃から4年間九龍城砦で暮らした経験を持つ。1988年、香港無綫電視藝員訓練班第15期として香港芸能界に入る。同期にドニー・イェンがいる。入班から1995年までは家計の為、副業をしながら小さな役をこなしていく。1995年、『娛樂插班生』作品内のジャッキー・チュンの物まねが話題になり、知名度が上がるきっかけになる。2000年、香港無綫電視を退社。同年アンディ・ラウが創立したFocus(亨泰環宇有限公司)と契約を交わし、所属俳優になる。

・2005年、『エレクション』に出演する[4]。2008年に『イップ・マン 序章』(第28回香港電影金像奨助演男優賞ノミネート)、2009年には『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』に出演[5]。香港演藝人協會の第8期、9期、13期の理事副会長を務める(2007年12月12日~2011年12月11日・2018年1月19日~2019年)。

・2011年、自身のプロデュース作『燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘』が第30回香港電影金像奨にて最優秀作品賞を受賞。2012年、『コールド・ウォー 香港警察 二つの正義』に出演(第32回香港電影金像奨助演男優賞ノミネート)。2013年、アンディ・ラウに後押しされつつFocusを離れ、2014年自家製藝人管理有限公司を立ち上げる。

・2017年、『大樹は風を招く』で第36回香港電影金像奨にて主演男優賞を受賞。同年、香港電影評論學會、香港電影導演會年度大奨も受賞[6]。2018年、『狼たちの処刑台』に出演(第37回香港電影金像奨助演男優賞ノミネート)。2020年、『手巻き煙草』で第57回台湾金馬賞主演男優賞に初ノミネート。2021年、第20回ニューヨークアジア映画祭Asian Star Award受賞。2021年、第15回アジア・フィルム・アワード主演男優賞に初ノミネート。

・2022年、第28回香港電影評論学会大奨にて『黄昏をぶっ殺せ』で最優秀脚本賞受賞、『手巻き煙草』『リンボ』で最優秀男優賞ノミネート。第40回香港電影金像奨でも『手巻き煙草』『リンボ』で最優秀男優賞、『黄昏をぶっ殺せ』で最優秀脚本賞にそれぞれノミネート。

・2022年11月に開催された映画祭「Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」にて自身のプロデュース作『黄昏をぶっ殺せ』『リンボ』の上映が決定。映画祭で行われるQ&Aへの参加と日本の映画界への香港映画、合作映画製作のプロモーションも兼ねて、公式での初来日を果たした。(プライベートでは何度も来日していた、と話している)

・日本の演歌が好き。安全地帯の大ファンでもある。





フィルモグラフィー

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映画

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公開年(香港・中国大陸) 作品 役名 日本公開の有無
1992 丐世英雄
賭城大亨II之至尊無敵 募金イベント司会者
1994 新男歡女愛 バーの客
1995 迷姦犯
1996 第八宗罪 林世傑
鬼劇院之驚青艶女郎 Joe
1997 擁抱朝陽
1999 ジェネックス・コップ(特警新人類 Gen-x Cops) 恐竜
流星 THE KID(流星語 The Kid) サム
2000 死亡網絡 葉Sir
2001 ラブ・イズ・マネー(有情飲水飽 Love Me, Love My Money) トム DVDの発売のみ
天使交易
ダンス・オブ・ドリーム(愛君如夢 Dance of a Dream) 王一飛 DVDの発売のみ
2002 インファナル・アフェア(無間道 Infernal Affairs) ビー/ラム
2003 インファナル・アフェアIII 終極無間 ビー/ラム
2004 ベルベット・レイン(江湖 Blood Brothers)
イエスタデイ、ワンスモア(龍鳳鬥 Yesterday Once More) すごい調査員(好厲害的調查員)
イノセントワールド -天下無賊-(天下無賊) 四眼
A-1頭條 阿唐
美麗酒吧 趙海
スーパーキッズ(超班寶寶) 余天際 配信サイトにて配信あり
童夢奇緣 周副校長
エレクション(黑社會 Election) トンクン
2006 マイ・マザー・イズ・ア・ベリー・ダンサー/ママはベリーダンサー(師奶唔易做 My Mother Is a Belly Dancer) 黄さん
I’LL CALL YOU アイル・コール・ユー(得閒飲茶 I'll Call You) 李sir
私の胸の思い出(天生一對 2 Become 1) 志睦
プロジェクトBB(寶貝計劃 Rob-B-Hood) 救護員
エグザイル/絆(放‧逐 Exiled) キョン
エレクション 死の報復(黑社會以和為貴 Election 2) トンクン
2007 每當變幻時 美容学校の講師
七擒七縱七色狼 段貝山
兄弟 信仔,林沙展
出エジプト記(出埃及記 Exodus) 装飾設計士 ※第20回東京国際映画祭で上映
葬禮揸FIT人 洪彬
三不管 司徒奇
MAD探偵 7人の容疑者(神探 Mad Detective) コウ・チーワイ
強奪のトライアングル(鐵三角 Triangle) ウェン
2008 スリ(文雀 Sparrow) 震波(ボー)
イップ・マン 序章(葉問 Ip Man) リーチウ
2009 機動部隊-人性 陳耀雄(嗱喳雄)
頭七 地圖王
彈道 添金水
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(復仇 Vengeance) チュウ
2010 72家租客 太子炳
Child's Eye (童眼) 宿の主人 泉 DVDの発売のみ
2011 保衛戰隊之出動喇!朋友! 鄺盛
香港四重奏Ⅱ 上河図(香港四重奏II 短片《上河圖》) 高級知識分子
2012 桃さんのしあわせ(桃姐 A Simple Life) 役名なしゲスト出演
モーターウェイ(車手 Motorway) 莊Sir
コールド・ウォー 香港警察 二つの正義(寒戰 Cold War) アルバート(鄺智立)
ドラッグ・ウォー 毒戦(毒戰 Drug War) ドン(李阿東)
2013 紙月亮 陳天送
テイル・フロム・ダーク2 奇幻夜- 枕妖(李碧華鬼魅系列:奇幻夜 - 枕妖) 阮浩康 ネットフリックスにて配信中
ファイヤー・ストーム(風暴 Firestorm) トー
2014 インターセプション 盗聴戦(竊聽風雲3 Overheard 3) 陸建波
Zの嵐(Z風暴) 黃文彬 ネットフリックスにて配信中
2015 夜の珍客(浮華宴) 裘添富 ネットフリックスにて配信中
一路驚喜 阿倫
三更車庫 包子
別有動機 姚傑
消失的兇手 霍華
2016 刑警兄弟 孔祥興
兇手還未睡 李偉臣
あの時に思いを(此情此刻 The Moment) 陳家輝 アジアフォーカス福岡国際映画祭2016で上映
あの子が消えた夏(夏那年夏天你去了哪裏) 鄧督察 ネットフリックスにて配信中
大樹は風を招く(樹大招風 Trivisa) 季正雄 第17回東京フィルメックスで上映
2017 毒。誡(どくのいましめ)(毒。誡 Dealer Healer) 喇叭 アジアフォーカス福岡国際映画祭2017
ザ・スリープ・カース (失眠) 周福(丘福)
SPL 狼たちの処刑台 (殺破狼・貪狼 Paradox) 鄭漢守
常在你左右 志強
我們遇見松花湖 龍浩
狂獣 欲望の海域(狂獸) 陳耀輝
2019 P風暴 黃文彬
追龍II:賊王 博士
ホワイト・ストーム(掃毒2天地對決) 律政司司長
迷局伏香 梁鏡暉
2020 手巻き煙草(手捲煙) チウ(關超) 大阪アジアン映画祭2021にて上映
2021 追虎擒龍 白松安
總是有愛在隔離 COVID-19発症者
アニタ(梅艷芳) 蘇孝良 大阪アジアン映画祭2022にて上映
リンボ(智齒) ザン(斬哥) 東京国際映画祭2021、香港映画祭 Making Waves2022にて上映
2023 斷網 陳明志
マッド・フェイト(命案) 大師 香港映画祭 Making Waves 2023にて上映
第八個嫌疑人
2024 潛行 2023年12月29日大陸公開
香港2024年1月11日
臨時劫案 香港2024年1月10日
2024年1月19日大陸公開
公開待ち 滅相
殊途同歸
雞蛋仔
誰變走了大佛
選擇遊戲
惡行之外
暖暖・暖男 Un Coeur D'Artichaut

製作

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公開年(香港・中国大陸) 作品 日本公開の有無
2010 燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘 プロデュース
2015 死開啲啦≪Get Outta Here≫ プロデュース
2021 黄昏をぶっ殺せ(殺出個黄昏) プロデュース/脚本 大阪アジアン映画祭2022、香港映画祭 Making Waves 2022にて上映
公開待ち 滅相 プロデュース/脚本/主演
殊途同歸 プロデュース/主演
雞蛋仔 プロデュース/主演
莫浪費。青春 プロデュース

脚注

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  1. ^ エンタメ・ハイライト(2013年11月1週目)”. CRI Online. 中国国際放送局 (2013年11月1日). 2015年4月4日閲覧。
  2. ^ ラム・カートン”. ぴあ映画生活. ぴあ. 2015年4月4日閲覧。
  3. ^ Hong Kong actor Lam Ka-tung gets behing the wheel for Jigsaw.”. Taipei Times (2006年8月4日). 2015年4月4日閲覧。
  4. ^ Lam sets sights on film world”. South China Morning Post (2005年10月8日). 2015年4月4日閲覧。
  5. ^ Vengeance (2009) - Let a Hail of Bullets Be Your Umbrella”. The New York Times (2010年12月9日). 2015年4月4日閲覧。
  6. ^ http://www.epochtimes.com/b5/17/4/9/n9020352.htm]2018年5月3日閲覧。

外部リンク

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