コートールド・ギャラリー
ロンドンの美術館
コートールド・ギャラリー (Courtauld Gallery) とは英国ロンドンのウェストミンスター地区にある美術館。厳密にはロンドン大学附属コートールド美術研究所 (Courtauld Institute of Art) の美術館であり、サマセット・ハウス内に設けられている。比較的小規模なギャラリーであるが印象派や後期印象派のコレクションは非常に質が高い。
コートールド・ギャラリー | |
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サマセット・ハウスの中庭 コートールド・ギャラリーは中庭に入る手前のストランド通りに面した棟にある | |
施設情報 | |
正式名称 | Courtauld Gallery |
専門分野 | 絵画 |
開館 | 1932年 |
所在地 | ロンドン |
位置 | 北緯51度30分42秒 西経0度07分03秒 / 北緯51.511738度 西経0.117472度座標: 北緯51度30分42秒 西経0度07分03秒 / 北緯51.511738度 西経0.117472度 |
外部リンク |
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プロジェクト:GLAM |
概要
編集1932年に実業家のサミュエル・コートールドのコレクションを元に設立された。コートールドは印象派・後期印象派を中心に収集していた[2]。その後いくつかの個人コレクションを加えて現在の形となった。
サマセット・ハウスの中庭にはアイススケートリンクがあり冬にはスケートを楽しむことが出来る。
所蔵作品
編集- マネ 『フォリー・ベルジェールのバー』
- ポール・セザンヌ "Tall Trees at the Jas de Bouffan"
- オーギュスト・ルノワール『桟敷席』
- ゴッホ『耳を切った自画像』
- ロベール・ドローネー "The Runners"
- 他に、ルーベンス、モディリアーニ、カンディンスキー、マネ、ロートレックなどもある。また、ドガによるブロンズ像も多数所蔵している。
ギャラリー
編集-
『聖母子』(1525-1527) パルミジャニーノ
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『エジプトへの逃避途上の風景』(1562) ピーテル・ブリューゲル
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『フォリー=ベルジェールのバー』(1882) エドゥアール・マネ
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『カード遊びをする人々』 (1892-95) ポール・セザンヌ
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『ネヴァモア』(1897) ポール・ゴーギャン
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『アンブロワーズ・ヴォラールの肖像』(1901) ピエール=オーギュスト・ルノワール
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『桟敷席』(1874年) ピエール=オーギュスト・ルノワール
所在地
編集- Somerset House, Strand, London WC2R 0RN
- 地下鉄テンプル駅、又は エンバンクメント駅から徒歩10分。コヴェント・ガーデンから徒歩約15分。
脚注
編集- ^ 『コートルード美術館展 魅惑の印象派』2019年、朝日新聞社・NHK・NHKプロモーション(展覧会公式パンフレット)
- ^ コートールドの美術品収集はコートールド個人の興味に基づくものであった。一方、コートールドが収集を始めた当時、イギリスでは印象派・後期印象派の評価はまだ低いものであり、コートールドはすぐれた作品を紹介することでこの状況を改善することも意図していた。コートールドは個人コレクションと並行して基金を設け美術館に印象派・後期印象派の作品を収める活動も行っている。この活動により現在ナショナル・ギャラリーが所蔵するフィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』(1888年)などが購入されている[1]。
外部リンク
編集- 公式サイト
- ウィキメディア・コモンズには、コートールド・ギャラリーに関するメディアがあります。