コモンウェルス・バンク・テニス・クラシック
コモンウェルス・バンク・テニス・クラシック (Commonwealth Bank Tennis Classic)は、1994年から2008年まで、途中一度の中断を挟み1994年から1997年までインドネシアのスラバヤ、1999年から2000年までマレーシアのクアラルンプール、2001年から2008年までインドネシアのバリ島でそれぞれ開催されていた女子プロテニスツアーWTAツアートーナメント大会である。サーフェスは屋外ハードコート。冠スポンサーは1994年から2006年まではインドネシアの煙草会社ウィスミラク・シガーが務め、最後の2年間はオーストラリア・コモンウェルス銀行が務めていた。2009年から新たにバリ島で開催されているコモンウェルス・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンズの開始に伴い、発展的に大会の歴史に幕を下ろした。特に大会運営のスムーズさやホスピタリティの面で高い評価を受けていた大会として知られ、2007年大会と2008年大会の大会運営でWTAアワード年間最優秀トーナメントを受賞している[1]。
Commonwealth Bank Tennis Classic | |
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現存しないテニス大会 | |
開始年 | 1994年 |
終了年 | 2008年 |
大会名 |
ウィスミラク国際 (1994-2006) コモンウェルス・バンク・テニス・クラシック (2007-08) |
開催地 |
インドネシア・スラバヤ (1994-1997) マレーシア・クアラルンプール (1999-2000) インドネシア・バリ島 (2001-2008) |
大会グレード |
WTAティアⅣ (1994-97) WTAティアⅢ (1998-2008) |
サーフェス | ハード/屋外 |
大会歴代優勝者
編集シングルス
編集開催地 | 年 | 優勝 | 準優勝 | 試合結果 |
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スラバヤ (インドネシア) |
1994 | エレナ・ワーグナー | 杉山愛 | 2–6, 6–0, 途中棄権[2] |
1995 | 王思婷 | 易景茜 | 6–1, 6–1[3] | |
1996 | 王思婷 | 宮城ナナ | 6–4, 6–0[4] | |
1997 | ドミニク・ファン・ルースト | レンカ・ネメチコバ | 6–1, 6–3[5] | |
クアラルンプール (マレーシア) |
1999 | アサ・カールソン | エリカ・デローン | 6–2, 6–4[6] |
2000 | ヘンリエッタ・ナギョワ | イバ・マヨリ | 6–4, 6–2[7] | |
バリ島 (インドネシア) |
2001 | アンジェリク・ウィジャヤ | ヨアネット・クルーガー | 7–6(2), 7–6(4)[8] |
2002 | スベトラーナ・クズネツォワ | コンチタ・マルティネス | 3–6, 7–6(4), 7–5[9] | |
2003 | エレーナ・デメンチェワ | チャンダ・ルビン | 6–2, 6–1[10] | |
2004 | スベトラーナ・クズネツォワ | マルレーネ・ワインガルトナー | 6–1, 6–4[11] | |
2005 | リンゼイ・ダベンポート | フランチェスカ・スキアボーネ | 6–2, 6–4[12] | |
2006 | スベトラーナ・クズネツォワ | マリオン・バルトリ | 7–5, 6–2[13] | |
2007 | リンゼイ・ダベンポート | ダニエラ・ハンチュコバ | 6–4, 3–6, 6–2[14] | |
2008 | パティ・シュナイダー | タミラ・パシェク | 6–3, 6–0[15] |
ダブルス
編集開催地 | 年 | 優勝 | 準優勝 | 試合結果 |
---|---|---|---|---|
スラバヤ (インドネシア) |
1994 | ヤユク・バスキ ロマーナ・テジャクスマ |
長塚京子 杉山愛 |
試合前棄権[2] |
1995 | ペトラ・カムストラ ティナ・クリザン |
宮城ナナ ステファニー・リース |
2-6, 6-4, 6-1[3] | |
1996 | アレクサンドラ・フセ ケリー=アン・グース |
ティナ・クリザン ノエル・ファン・ロッタム |
6-4, 6-4[4] | |
1997 | ケリー=アン・グース 平木理化 |
モーリーン・ドレーク レナタ・コルボビック |
6-1, 7-6(5)[5] | |
クアラルンプール (マレーシア) |
1999 | エレナ・コスタニッチ ティナ・ピスニク |
平木理化 吉田友佳 |
3-6, 6-2, 6-4[6] |
2000 | ヘンリエッタ・ナギョワ シルビア・プリシュケ |
リーゼル・ホーン ヴァネッサ・ウェッブ |
6-4, 7-6(4)[7] | |
バリ島 (インドネシア) |
2001 | エビー・ドミニコビッチ タマリネ・タナスガーン |
ジャネット・リー ウィニー・プラクシャ |
6-7(4), 6-2, 6-3[8] |
2002 | カーラ・ブラック ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
スベトラーナ・クズネツォワ アランチャ・サンチェス・ビカリオ |
6-2, 6-3[9] | |
2003 | マリア・ベント=カブチ アンジェリク・ウィジャヤ |
エミリ・ロワ ニコル・プラット |
7-5, 6-2[10] | |
2004 | アナスタシア・ミスキナ 杉山愛 |
スベトラーナ・クズネツォワ アランチャ・サンチェス・ビカリオ |
6-3, 7-5[11] | |
2005 | アンナ=レナ・グローネフェルト メガン・ショーネシー |
晏紫 鄭潔 |
6-3, 6-3[12] | |
2006 | リンゼイ・ダベンポート コリーナ・モラリュー |
ナタリー・グランディン トゥルーディ・マスグレーブ |
6-3, 6-4[13] | |
2007 | 季春美 孫勝男 |
ジル・クレイバス ナタリー・グランディン |
6-3, 6-2[14] | |
2008 | 謝淑薇 彭帥 |
マルタ・ドマホフスカ ナディア・ペトロワ |
6-4, 5-7, 11-9[15] |
脚注
編集- ^ “WTA Awards” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “SURABAYA WOMEN'S OPEN” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Surabaya 1995” (英語). ITF. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Surabaya 1996” (英語). ITF. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Surabaya 1997” (英語). ITF. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International 2000” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International - Bali 2005” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Wismilak International” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “COMMONWEALTH BANK TENNIS CLASSIC” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。
- ^ a b “Commonwealth Bank Tennis Classic” (英語). WTA. 2011年3月12日閲覧。