コマ送り(コマおくり)とは、動画再生機器の使用法または機能のひとつで、映像媒体に記録されたコマを、1つ1つ確認できる程度の低い速度で再生することである。

ビデオテープを例に取ると、1秒間に約30コマ(正確には29.97コマ)記録されているコマを、コマ送りする機能が備わっているビデオカメラビデオデッキ、PCソフトなどによって1コマ1秒程度で再生することができる。

磁気テープを用いる映像録画再生機器では、コマ送りを行うと、その構造上、ヘッドや磁気テープに大きな負担がかかる。そのため、多くの機種では、コマ送り再生中に5分経過すると、自動的に停止する安全機構が装備されている。