ココナッツ』(The Cocoanuts)は、パラマウント・ピクチャーズ制作、1929年に公開された映画。この作品はマルクス兄弟初の長編主演映画でもある。この作品に出たミュージカル・コメディのスターはマルクス兄弟だけでなく、オスカー・ショウ、マーガレット・デュモン、メアリー・イートンも入る。ウォルター・ウェンジャー制作・ロバート・フローリー とジョセフ・サントリー監督のこの映画は、モリー・リスキンドがジョージ・S・カウフマンのブロードウェイ・ミュージカルを映画にしたものだった。舞台作品の映画化の初期の例として、この作品は不完全なトーキー制作方法がしばしば評される。アーヴィング・バーリン は"When My Dreams Come True"(歌唱:オスカー・ショウとメアリー・イートン)を含む5曲を作曲した。

ココナッツ
The Cocoanuts
監督 ジョセフ・サントリー
ロバート・フローリー
脚本 モリー・リスキンド
原作 ジョージ・S・カウフマン
製作 モンタ・ベル
製作総指揮 ジェシー・L・ラスキー
ウォルター・ウェンジャー
アドルフ・ズーカー
出演者 グルーチョ・マルクス
チコ・マルクス
ハーポ・マルクス
ゼッポ・マルクス
音楽 アーヴィング・バーリン
撮影 ジョージ・フォルシー
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1929年8月3日
日本の旗 1929年12月2日
上映時間 93分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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キャスト

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挿入歌

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  • "When My Dreams Come True"
  • "The Bell-Hops"
  • "Monkey-Doodle-Doo"
  • "Ballet Music"
  • "Tale of the Shirt"
  • "Gypsy Love Song"

この映画は、アーヴィング・バーリンの作品の中でも、代表曲が一つもなかった作品である。バーリンは舞台版のために "Always"という楽曲を作ったが、ジョージ・S・カウフマンがヒットしないと考え、バーリンにカットするように頼んだ。実際カウフマン(またはグルーチョ)は"No one will believe a lyric like 'I'll be loving you, always.' How about changing it to, 'I'll be loving you Thursday'?"と話した。(なお、"Always"は1942年の映画打撃王で少し使われた。)映画化する際にカットされた舞台版の楽曲はあり、そのなかでも"Lucky Boy"は、舞台版ではボブとポリーとの婚約をコーラスが祝う歌である。また、ボブとポリーがデュエットするラブソング"A Little Bungalow"は、"When My Dreams Come True"に差し替えられた。

外部リンク

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