コア預金(コアよきん)とは、随時払い出しが可能な預金のうち、長期間引き出されずに金融機関に滞留する預金のこと。

定義

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金融庁の「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」[1]において、下記の通り定義されている。

明確な金利改定間隔がなく、預金者の要求によって随時払い出される預金のうち、引き出されることなく長期間銀行に滞留する預金

また、計算は下記2通りと定められている。

  • 標準的手法:以下のうち最小の額を上限とし、満期は5年以内(平均2.5年以内)として銀行が独自に定める
    • 過去5年の最低残高
    • 過去5年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高
    • 現残高の50%相当額
  • 内部モデル法:銀行の内部管理上、合理的に預金者行動をモデル化し、コア預金額の認定と期日への振分けを適切に実施

コア預金モデル

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  • 間接推計型(AA-Kijimaモデル)
  • 直接推計型(ヒストリカル推計型)
  • イールドカーブ参照型(DFVモデル)

出典

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  1. ^ https://www.fsa.go.jp/common/law/guide/chusho/index.html