グレート・アメリカン・ボール・パーク
(グレートアメリカンボールパークから転送)
グレート・アメリカン・ボール・パーク(Great American Ball Park)は、アメリカのオハイオ州シンシナティにある野球場。MLBシンシナティ・レッズの本拠地として2003年に開業した。
グレート・アメリカン・ボール・パーク Great American Ball Park | |
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施設データ | |
所在地 |
100 Main Street Cincinnati, Ohio 45202 |
座標 | 北緯39度05分49.77秒 西経84度30分23.21秒 / 北緯39.0971583度 西経84.5064472度座標: 北緯39度05分49.77秒 西経84度30分23.21秒 / 北緯39.0971583度 西経84.5064472度 |
起工 | 2000年10月4日 |
開場 | 2003年3月28日 |
所有者 | シンシナティ市 、ハミルトン郡 |
グラウンド | 天然芝 |
照明 | 照明灯 - 12基 |
建設費 |
3億2500万ドル (シンシナティ市:2億8000万ドル、 レッズ:4500万ドル) |
設計者 | HOK Sport 、GBBN Architects |
建設者 | Hunt Construction Group, Inc. |
使用チーム • 開催試合 | |
シンシナティ・レッズ(2003年 - 現在) | |
収容人員 | |
42,059人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
左翼 - 328 ft (約100.0 m) 左中間 - 379 ft (約115.5 m) 中堅 - 404 ft (約123.1 m) 右中間 - 370 ft (約112.8 m) 右翼 - 325 ft (約99.1 m) バックネット - 49 ft (約14.9 m) |
フェンス |
左翼 - 12 ft (約3.6 m) その他 - 8 ft (約2.4 m) |
概要
編集レッズとNFLシンシナティ・ベンガルズはリバーフロント・スタジアムを共用の本拠地としていたが、それぞれの専用新球場の建設を要望。「老朽化したうえに兼用球場では客が呼び込めない。小さいマーケットでは致命的ダメージになる」と両球団は考えていた。
1996年3月に住民投票が行われ、シンシナティ市が両新球場の建設に公金を投入することが承認された。これにより、シンシナティ市民に特別消費税が課されることとなった。1998年11月に行われた住民投票では、いくつかの球場建設プランの中からオハイオ川沿岸に建設する案が選ばれた。2000年10月4日に工事を開始。ネーミングライツはグレート・アメリカン・インシュランス社が30年7500万ドルで買い取った。
白い鉄骨や照明灯の形状など、同じオハイオ州内のクリーブランド・ガーディアンズの本拠地・プログレッシブ・フィールドに似ている箇所が見受けられる。
フィールドの特徴
編集- 以前の本拠地リバーフロント・スタジアムよりかなり狭く造られている。
- またファウルゾーンが狭く、右中間や左中間にふくらみがないのでホームランバッターに有利。
- 芝が長く、内野ゴロを打たすのに有利である。
設備、アトラクション、演出
編集主要な出来事
編集- 2003年3月28日:インディアンスとのオープン戦で開場。
- 2003年3月31日:パイレーツ戦で公式戦初開催(レッズ 7 - 10 パイレーツ)。ブッシュ元大統領が始球式を行った。
- 2003年4月4日:カブスのサミー・ソーサが通算500本塁打を達成した。中南米出身選手では大リーグ史上初。
- 2006年4月3日:カブスとの開幕戦(レッズ 7 - 16 カブス)。ブッシュ大統領が始球式を行い、親子2代で始球式を務めたこととなった。
- 2010年10月10日:フィリーズとのディビジョンシリーズ第3戦(レッズ 0 - 2 フィリーズ)。球場初となるポストシーズンの試合で、観客動員数は球場史上最多の44,599人を記録したが、この試合に敗れてレッズは3連敗(0勝3敗)となりシリーズ敗退。
- 2012年10月:ジャイアンツとのディビジョンシリーズ。先に相手の本拠地AT&Tパークで2連勝して本拠地に戻ってきたレッズだったが、まさかの3連敗でシリーズ敗退。
- 2013年7月2日:レッズのホーマー・ベイリーが球場初のノーヒットノーランを達成(レッズ 3 - 0 ジャイアンツ)。ベイリー自身はキャリア2度目のノーヒッターゲーム[4]。
- 2015年7月14日:第86回MLBオールスターゲーム開催(ナ・リーグ 3 - 6 ア・リーグ)[5]。前日に行なわれたホームラン競争では、レッズのトッド・フレイジャーが優勝。オールスター会場を本拠とするチームの選手としては1990年のライン・サンドバーグ(カブス)以来、史上2人目[6]。
- 2016年8月24日:テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が、グレート・アメリカン・ボール・パークにおけるテキサスレンジャーズの投手として最長飛距離(410フィート)のホームランを放った。[7]
ギャラリー
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ザ・ギャップ
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煙突
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球場ライトアップ
脚注
編集- ^ Smokestack fire at Great American Ball Park put out during game
- ^ 青木びっくり 火事でも試合続行
- ^ 『2019年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、95頁
- ^ ベイリー、自身2度目のノーヒットノーラン達成!(2013年7月3日) 2015年7月24日閲覧
- ^ トラウト先頭打者弾で史上初の2年連続MVP!米球宴はアが3連勝(2015年7月15日) 2015年7月24日閲覧
- ^ 地元レッズのフレージャー15発!米球宴本塁打競争V(2015年7月15日) 2015年7月24日閲覧
- ^ http://full-count.jp/2016/08/26/post43585/
外部リンク
編集前本拠地: リバーフロント・スタジアム 1970 - 2002 |
シンシナティ・レッズの本拠地 2003 - 現在 |
次本拠地: n/a - |
先代 ターゲット・フィールド |
MLBオールスターゲーム開催場 第86回(2015年) |
次代 ペトコ・パーク |