グルジア聖歌
グルジア聖歌(グルジアせいか、英語: Georgian Sacred and Ritual Music)とは、グルジア正教会の奉神礼で伝統的に歌われている聖歌。
多声聖歌であるが、西欧音楽の影響を受けて多声聖歌を形成したロシア正教会・ウクライナ正教会や、バルカン半島の諸正教会(ブルガリア正教会、セルビア正教会、ルーマニア正教会)等と違い、西欧からの影響とは関係無くポリフォニーを形成し、独自の歴史と発展を経て今日に至っている。グルジア聖歌も含め、グルジア多声音楽はユネスコの無形文化遺産の「代表一覧表」に記載されている。
グルジア正教会の奉神礼は、通常グルジア語で行われる。
ただしザカリア・パリアシュヴィリが聖金口イオアン聖体礼儀をグルジア聖歌の音階・和音を用いつつも、言語の選択においては教会スラヴ語で作曲するなど、きわめて稀な例外は存在する。
関連項目
編集出典・外部リンク
編集- (本記事の主要出典)Georgian Sacred and Ritual Music - www.GeorgianWeb.com内のページ。英語。
- Tbilisi Monastery Music - トビリシの修道院での、女声合唱によるグルジア聖歌(YouTubeにおける動画)
- Americans-"ქართული ანსამბლი" sing Georgian music - アメリカ人の歌い手による、男声合唱によるグルジア聖歌(YouTubeにおける動画)
- Choirs of the world: Georgian polyphonic songs - BBCニュース。英語。
- 人類の口承及び無形遺産の傑作:"グルジアの多声音楽の歌謡" - 財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)内のページ。日本語。